先日、2022年11月17日に第5回放課後トークが開催されました。
その様子のレポートです。
■放課後トークってなに?
放課後トークは山形県が開校している“ヤマガタ未来デザインオンラインキャンパス”で開かれているイベントで、若手社会人と学生同士がフリートークをしながら、自分のキャリアについて考える場です。
第1回目の様子【やまらぼインターンレポ】第1回放課後トークが開催!@ヤマガタ未来デザインオンラインキャンパス
第2回目の様子【イベントレポート】第2回放課後トーク@ヤマガタ未来デザインオンラインキャンパス
第3回目の様子【イベントレポート】第3回放課後トーク@ヤマガタ未来デザインオンラインキャンパス
第4回目の様子【イベントレポート】第4回放課後トーク@ヤマガタ未来デザインオンラインキャンパス
放課後トークの第5回目では、3人の素敵な若手社会人の方がゲストで来て下さいました。
遠藤帆乃郁さん 株式会社エム・エス・アイ
山形でWEBデザイナーとして働いています。一期一会の出会いを大切に、クライアントに寄り添い、最適解を導き出せるよう日々精進しております。
休日は、キャンプをしたりコテージに泊まったり、釣りをしたりと山形の自然を満喫しています。
松田りらさん ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
社会人学生として、大学院に通いながら、会社ではデータ分析や研究開発、お客様対応などの仕事をしています。統計やプログラミングといった専門知識が必要な仕事ですが、お客様の課題解決のサポートや新規事業の立案に関わることができやりがいを感じています。休日は、趣味のパン作りやパン屋さん・雑貨屋さん巡りをしたりして過ごしています。
平吹聡一朗さん 株式会社ウンノハウス
今年から友人の勧めでサウナをはじめました。”ととのう”体験にハマり、今は週一ペースで通ってリフレッシュしています。中学生の時に実家の建替え工事があり、その時のわくわくした経験がきっかけで、大学では建築を専攻。今は住宅営業として、株式会社ウンノハウスで働いています。山形県山形市出身。
ラウンドトーク 遠藤帆乃郁さん
>学生
学生時代のインターンからweb制作関係に行かれていたということでずっと一貫してる印象があるが、昔から今の仕事がやりたかったのですか?
>遠藤さん
中学のときにweb制作の授業があり、そのときから興味を持ちました。ずっと憧れていて、大学のころに具体的に考え出しました。
>学生
大学でweb関係の勉強はしましたか?
>遠藤さん
大学の授業では初歩の部分は学ぶ機会はありました。。興味があったので少し独学で勉強しましたが、就職してから覚えることが多かったです。
>学生
webに関わる仕事は、技術・経験がなくてもできるものなのでしょうか?
>遠藤さん
失敗を繰り返して成長します。「技術」はあとについてきます。。「技術」よりも「想い」。
「どうしてホームページを作ろうと思ったのか?」など根底にあるお客さんの「想い」を引き出すことが重要です。
ラウンドトーク 松田りらさん
>学生
今の会社で一緒に働きたい人がいたということですが、どんなきっかけがあったのですか?
>松田さん
大学の先生が教員と現在働いている会社を兼務していて、インターン誘われました。そのときに社員の人たちが楽しそうに仕事しているのを見ていいなと思ったのがきっかけです。
>学生
働きながら、大学院に通われているとのことですが、大学院に行くきっかけとなにか将来的なビジョンがあったのですか?
>松田さん
修士を卒業して入社した後に、上司から「博士号取ったら?」ということで勧められたのがきっかけです。
また、業務上、博士号を取得されている大学の先生や企業の研究者の方と接する機会が多いので、そのような方々と対等に渡り合っていくためにも、スキルや専門性を高める必要があると感じています。
>学生
働きながら大学院って理系ではよくあることですか?両立は大変ではないですか?
>松田さん
研究分野にもよりますが、今は博士課程の学生のうち、社会人が占める割合はおおよそ4割ぐらいだそうです。
業務内容と研究内容が一致していたり、会社からの支援があれば、行きやすかったりはするかもしれません。研究を進めるために、終業後に大学の資料を作ったり勉強したりすることも多いので大変ですが、それが大丈夫な人ならチャレンジしてみてもいいかもしれないです。
ラウンドトーク 平吹聡一朗さん
>学生
関東で就職したいと考えていたそうですが、就職先を山形にしたのはどんなきっかけがあったのですか?
>平吹さん
大学は仙台だったので出てみたいと思っていましたが、よくよく考えたら山形の方が合ってると感じました。就活を進めるうちに山形の方が良くなっていきました。
>学生さん
就活の軸は何でしたか?全て建築関係で就活しましたか?
>平吹さん
興味をちゃんと持てるものというのが就活の軸でした。最初はゼネコンに行きたかったのですが、他も見るようにしてハウスメーカー関係の中でも施工管理や営業にも広げて就活したら今の仕事を選ぶことにつながりました。
>学生
営業のお仕事をされていますが、営業のコツは何ですか?ぜひ教えてください。
>平吹さん
お客さんとの共通点を探しながら身近な存在になっていくことが重要です。
「話す」営業だけでなく、「聞く」営業もあります。「話すこと」が得意だからできるというわけではないです。
はじめて自分のお客さんが家を建てた時は、自分のやりがいにつながりました。
「やりがいの熱」は仕事には大切かもしれないですね。
■学生からの感想
・大学で学びながら、会社で働くということを理解してもらうには、「自分が学びたい」からということだけでなく、会社に学んだことをどう生かすのかを提示すること。普段助けてもらっているからこそ、時間がある時にどうやって、会社に貢献するのかを考えて行動する。といったように、これまでイメージしたことがない働き方について知ることが出来てよかった。
・憧れの職業のために突き進んでいる感じが素敵だと思った。ウェブデザイナーはパソコンと向き合う時間が多いイメージがあったが、意外とさまざまなことを行うことを知れた。
・私のグループの学生は全員文系だったので研究職には馴染みがなく、とても興味深くお話を聞いていました。大学時代のインターンは就活目的のものではなかったとのことで、就活のためではなくても将来に繋がることもあるなと思いました。
・サウナの話などもしながら(その関連で私と学区が隣で家がとても近いことが判明したりもしました笑)楽しい雰囲気で進めることができた。山形に決めたのは就活を進める中で自然にそうなっていったそうで、はじめから決める必要もないし、就活しながら自分の気持ちを確かめて決めたらいいと改めて感じた。
5回続いた放課後トークも終了です。
ゲストの社会人の皆様、参加してくださった学生のみなさんありがとうございました。