東京人形町の人気焼肉店「焼肉にくがとう」のオーナーで、2018年2月に東京田町に新店舗をオープンさせた三浦剛さんは山形県酒田市出身。
自らを「肉の人」と呼ぶ敏腕飲食店オーナーは、実はWebデザイナー出身という異色のバックグラウンドを持つ。焼肉屋への転身、そしてお店のこだわりを伺った。
Webデザイナーから飲食業に転身
「焼肉にくがとう33895」は三田駅から徒歩3分、賑やかな通りを一つ曲がったところに店を構える。
「焼肉にくがとう」は人形町本店、田町の「焼肉にくがとう 33895」の直営店2店舗、フランチャイズ(のれん分け)1店舗を展開。2018年内には7月に青森・弘前にフランチャイズを、9月に東京・六本木に直営店をオープン予定、と勢いが止まらない。
オーナーの三浦さんは酒田市出身、高校まで長距離選手として山形で陸上に打ち込んだという。
その後上京し90年代後半からはWebデザイナーとして活躍。
——–なぜWebデザイナーを選ばれたのですか?
「1998年くらいかな、『つぎはWebが来る』と思ってWebを勉強してWebデザイナーとして働きはじめたんですよ。その後独立してHP制作を手がけるようになったら、これが成功して。そのあと投資なんかも勉強しましたね。」
——–飲食を始めたのは、何がきっかけだったのでしょうか?
「飲食店は昔からやってみたくて、ダイレクトに喜んでいるお客様の喜んでいたる姿をみるのが好きなんです。 また肉をやろうと思ったのは単純に肉が好きだったから。そしてコンテンツ力があるからみんな肉は好きでしょ?そして必ず行くのは焼肉。」
飲食業を初めてわずか1年で、人形町にオープンした「焼肉にくがとう」は多くの美食家に愛される人気店となる。
そして2018年2月、田町に直営店2店目となる「焼肉にくがとう33895」をオープン。
こだわりは生産地、そしてDNA・血統までにこだわること
——–「焼肉にくがとう」の名前の由来は?
「肉、ありがとう、で『にくがとう』。すべての人、ものに感謝、という意味です。」
「”33895”というのも、僕が前に子牛のころから飼っていた土佐の赤牛『カールちゃん』(の個体識別番号)からとったもの。
そういった意味で、『焼肉にくがとう33895』は産地だけでなく生産者やDNAにまでこだわったお店。
山形にはこだわりのある食材が多くあります。
お店では尾花沢の『雪降り和牛』等、山形の肉なども一部出してます。
あとは庄内の在来作物。これは地域でタネが昔から受け継がれたのもので、DNAレベルまでこだわるという意味ではとてもいいんじゃないかなと思っています。」
そう言う三浦さんが野菜を仕入れるのは、山形の目利き、という個人の八百屋さん。生産者の人との繋がりがある信頼できる人から仕入れている。
ここにも生産者やDNAまでへのこだわりが感じられる。
店のメニューには自慢の肉と山形県産野菜を使用した料理が並ぶ。焼肉と県産野菜、ぜひ一緒に堪能いただきたい。
「肉の人」としての新たな挑戦
そんな三浦さんは、自身を「肉の人」と称し、1年ほど前から個人プロジェクトとして庄内で牛を飼い始めた、とのこと。
「山形のために何かしたい」という思いから始めたプロジェクトということだが、グルメ、そしてビジネスセンスに長けた三浦さんがどんなチャレンジを仕掛けるのか、楽しみだ。
DNAや生産者にまでこだわった料理、そして山形の在来作物を、食通も唸らす最高の状態でたのしめるお店「焼肉にくがとう33895」。みなさまもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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焼肉にくがとう33895 田町・三田店
住所
東京都港区芝5-12-7 カゾール三田 1F
営業時間
【月~金】
17:00~24:00 (L.O.23:00)
【土・祝】
17:00~23:00 (L.O.22:00)
電話番号
050-5595-1363
アクセス
⇒田町駅から徒歩5分。
田町駅西口よりTSUTAYAの方へ横断歩道を渡り、慶応中通り商店街入口を入ります。
塚田農場の角を左折し、右手に宝くじセンターが見えるまで歩いてください。
宝くじセンターの角を右折し、そのまままっすぐ歩くと当店です。
⇒三田駅から徒歩3分。
三田駅A3出口より地上に出て、右折してください。
左手に慶応中通り商店街入口が見えてくるので、その後は田町駅よりのご来店と同様に当店へお越し下さい。
三田駅から279m
平均予算
5,000〜10,000円程度
定休日
日曜日