首都圏在住者の方からの個別相談の時に、「Q.Uターンていつすればいいんですか?」と、よく聞かれます。

確かに、「いつ」にするかというのは、迷うものですよね。

結論を先に言ってしまえば、「Uターンはする年齢」は、人それぞれ。

ではありますが、人がUターンを考えるタイミングには、一定の傾向もあります。

今回は、どういった時にUIターンを考える人が多いのか、をご紹介します。自分の場合は?と考えながら、みて頂ければと思います。

人がUターンを考えるとき

人がUターンを考えるとき、それは、ずばり「変化」が起こった・意識した時!

環境が変わる、何かが始まる終わる、といった、「変化」が起こる時に、人はUターンを考えることが多いようです。

特に、就職・転職・子育てなど「ライフイベント」の発生時が多いです。

人口社会移動

こちらのグラフは、山形県に転入・転出した人数(社会人口移動)のデータです。

このグラフから、人が山形県に転入している(UIターンしている)人が多い4つのタイミングが見て取れますね。

1・大学卒業時の就職
2・30歳前後
3・子育て時期
4・定年後のリタイア世代

また、大きく書いてますが、年齢と共に移動する人は減っていく傾向にあります。

どんな「変化」「ライフイベント」があるとUIターンする人が多いのか、詳しく見ていきましょう。

①仕事の変化

上記のグラフで見てもわかるように、大学卒業時に就職で移動(UIターン)する人がダントツで一番多いです。ほとんどの人は「大学卒業」という大学生活を終えて社会人になる「区切り」をつける時期を迎えます。この「区切り」が強制的に向き合い、都会で就職か、山形にUターン就職するかを選択することになります。

都会で就職したとして、社会人になってから山形へのUターンを考えると、「区切り」をつける時期は、自動的にやってくるわけではありません。自分で決めないといけないのです。仕事も順調、継ぐべき稼業も特にない、両親も元気、となると、「山形にUターンしたいと言えばしたいけど、きっかけがない」という人が多くなってしまうのかもしれませんね。

ですので、後述するいろんな「変化」を迎えた時に、それをUターンする「タイミング」「きっかけ」と捉えて、Uターンに向けて動きだす人が多いです。

また、地方や海外に転勤する話が出た時にも、立ち止まって考えて、これを機にUターンする、という方もいます。

 

②家族の変化

自分が30歳前後になってくると、「家族」にいろんな変化が起こってきます。自分の元々の家族(両親・祖父母など)の変化でいくと、両親や祖父母などに介護や病気の看病が必要になったなど。40歳前後になると、介護等の話題は本格化してきます。

「自分が新しく作った家族」の変化でいくと、自身の結婚、妊娠、出産、など。特にお子さんが生まれたことをきっかけにして、「子育ては田舎がいいな」とか、「子どもを預けて安心して仕事が出来る環境」を求めて、Uターンを考える人が多いです。

 

③終わるという変化

「28歳独身女性。大学から首都圏で過ごして、社会人6年目。大学から付き合っていた恋人と別れた。なんで私東京にいるんだろう?都会に居続ける理由がなくなってしまった。」なんていう話しも、たまに聞きます。

「アパートの契約更新の時期が来た」など、”何かが終わる”という時に、Uターンに目を向ける人が増えます。

 

④節目の年を迎えるという変化

30歳、40歳、などの大台に乗る時は、これからどうやって行こうと立ち止まって考えるきっかけになる人が多いようですね。特に男性は、「30歳」を意識する人が非常に多い。

「30歳にして立つ」「不惑の40歳」という”節目”を自分なりのタイミングとして、考えを深めるきっかけにしやすいようです。

 

⑤自分のいるべき場所を意識した時

実家の家や家業、地元の文化など、守りたいものがあると認識した時など、自分がそこにいるべきと考える何かがあった時など。昔よりは「土地に縛られる」といった感覚は薄くなったものの、「長男は家を継ぐ」とか「墓を守る」といった暗黙の了解は残っています。

不思議なことに、両親や家族には、「家を継げ」とは言われていないのに、本人が「長男は家を継いだ方が良いかなと思って…」と、しっかり考えている人が多い気がします。おじいちゃんおばあちゃん子だった人は、その世代に「お前は戻ってくるんだからな~」と言われたこともあると聞くので、三世代同居率日本一の山形は、その影響が大きいのかも?

 

 

まとめ

結局のところ、Uターンのベストタイミング・年齢っていつなのか?

それは・・・・

 

 

自分がUターンしたい思った時が、Uターンするタイミングです!

 

あなたが「Uターンしたい」と思った。それが、Uターンするベストタイミングです。

いつすべき!という正解なんてありません。やっぱり、結局のところ「自分次第」なんです。

でも、だからこそ、自分次第だから、きっと迷うんですよね。。。。

わかります。

それで悩む人はたくさんいます。あなただけではありませんよ。

前提として、

自分がUターンしたい思った時が、Uターンするタイミング

ですし、

どこに住もうが、個人の自由!

と思っています。

ですが、上記の図でもあったように、年齢と共に移動する人は減って行きます。

それは、年齢を重ねると「Uターンする理由」より「Uターンしない理由」の方が増えて行くからではないでしょうか。「友達が田舎より都会の方に多くなった」「田舎に興味のない都会の人と結婚した」「子どもが都会の学校に入学した」「都会に家を買った」「雪のない生活に慣れ過ぎて、年齢を重ねて、今から田舎に行って、雪かきするのとかとても出来ない…」など、Uターンしない・出来ない理由として多く聞く声です。

だから、もし、あなたが、「将来はUターンしたい、、かも?」とか、「死ぬのは都会じゃないな(先の話すぎ?)」とか、山形へのUターンについて、何かぼやっと思うところがあるのであれば、「Uターンを検討しやすいタイミング」と「Uターンしない理由」も参考にしながら、自分にとって良いタイミングは何だろう?と考えてみてください。

1人で考えるのは、大変だ、、、という時は、UIターン相談を行っていますので、必要な時は相談してください。(こちらからお問い合わせください

私たちは、あなたの「自分らしい山形との関わり方」を応援しています!

 

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この記事を書いた人

田中麻衣子

1984年山辺町出身。新卒で山形での就職後上京。求人広告営業を経て、2012年ヤマガタ未来Lab.をOPEN。東京と山形行ったり来たり。...

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