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地方で生きる。

その中でも特徴的な「島暮らし」。

山形県唯一の離島「飛島」に住む方の体験談です。

 

参考記事:山形県唯一の離島「飛島」に移住者急増中!その魅力とは一体?

 

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文:大越 智明(東根市出身、酒田市飛島在住)

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僕は、さくらんぼ生産量日本一で有名な山形県東根市生まれ。

今は、酒田市飛島で地域おこし協力隊として働いています。

高校卒業後は、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科を卒業後、東京にある広告会社に取締役として就職しました。

就職が決まったから東京に来たものの、13ヶ月ほど仕事をして退職し、銀山温泉やスイカ生産で有名な山形県尾花沢市の地域おこし協力隊としてJターンしました。

地域おこし協力隊の移住地として尾花沢市を選んだ理由は、尾花沢市にある高校に3年間通ってゆかりがあったから。その時、東根市が募集を掛けていなかった事も大きいです。

首都圏から住民票を移して地域おこし協力隊員になった4人の隊員は、仕事がどうの前に、コミュニケーション、つまり尾花沢の独特な方言に苦労していました。

僕は、高校3年間過ごしたし、東根市と尾花沢市が距離的に近い事もあり、方言で苦労することはなかったです。

地域おこし協力隊の仕事としては、地域で行われる行事の支援や尾花沢市の魅力を情報発信する仕事をしていました。

 

 

軽い気持ちで庄内関わり、酒田市飛島の地域おこし協力隊へ

尾花沢市を退職した後、ふとマイプロ部in酒田、マイプロ部in鶴岡の募集を見て、これまで気になっていた場所の一つである庄内地方ともっと何か関わりが持てるんじゃないかと軽い気持ちで応募しました。

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「マイプロ部in鶴岡/マイプロ部in酒田2017」(写真をクリックすると、マイプロ部の詳細ページにジャンプします)は現在、参加者募集中です(〜7/29まで)。不安なこと、知りたいことがある人は、相談会にぜひご相談ください。

 

その時はまだ、飛島に移住するなんて全然思ってなかったです。

庄内が気になっていたというのは、酒田市にある東北公益文科大にコワーキングスペースが有って、そこで開かれる刺激的なイベントに参加したりして、実家のある東根市から電車で通っていました。

東根市から庄内だと実は仙台市に行くより時間がかかるのですが、それ以上に刺激的かつ自分にとって落ち着く空間が庄内にはありました。

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(コワーキングスペース アンダーバー)

マイプロ部に参加して、庄内と関わりを持ちたいと思っていたり、庄内でいずれ暮らしたいと思っているような人達と出会えた事で、僕は一層深く庄内の事や酒田市の事を考えていきました。

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その中で、酒田市役所政策推進課の方ともお話する機会が有ったのですが、その時に飛島で地域おこし協力隊を募集している事を耳にしました。

それが2017年1月です。

そこから、一ヵ月後、1泊2日で初めて飛島に行きました。

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飛島に行った印象は、まず景色が綺麗だなぁと。

伺ったその日、案内して下さった市の職員の方いわく、数ヶ月振りの青空だったそうなんです。

海を挟んで見る鳥海山とか、夕陽もめちゃくちゃ綺麗でしたが、見ている島民の方もいない。

勿体無いなと感じたんですよね。

見ていないのは、生活者だから当たり前といえば、当たり前なんですが、この感動を共有したいと。

それで、もう一度地域おこし協力隊として働く事を決めました。

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僕が前々から持っていた「人生で一度は島暮らしをしてみたい」という思いも飛島で働く決意の後押しになりました。

この5月から住民票を移し、酒田市飛島に移住しました。

飛島は庄内弁で、尾花沢市の時とは違って方言で少し苦労しています。

東根市というか内陸部では食べられない珍しいものをいただく事もあり、このあいだは、隣に住む88歳のおばあちゃんから、「トビウオの卵の煮付け」をいただきとても、濃厚で美味しかったです。

朝日が昇る太陽の光で目覚めるという健康的な日々を暮らしています。

飛島は夜も酒類を提供しているお店が21時には閉まってしまうので、とても健全です。

仕事としては、飛島の情報発信はもちろん、飛島診療所からの依頼で脳梗塞などを発症されているお年寄りの家を訪問し、簡単な計算問題を提供したり、お年寄りの話し相手になっています。

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着任して2カ月、まだ手探りの状態ですが、将来的には飛島の産品で商品開発したいと考えています。

また、株式会社での起業も考えており、地域おこし協力隊は3年間でどれだけ地域おこし協力隊任期後のビジョンを描いて、それを実行に移せるかが勝負だと思います。

飛島の魅力をどう掘り起こし、それを収益につなげていくかが今後の課題です。

 

 

私も参加したマイプロ部が、新しい仲間を募集中です。

酒田市、鶴岡市のバックアップのもと庄内で実現したいことや実現に向かう仲間を見つけませんか?

 

私もOBとしてマイプロ部の事を応援しています。

 

 

曖昧な気持ちでも、何ができるかわからなくても大丈夫。

2017年度のマイプロ部in鶴岡/マイプロ部in鶴岡に参加する仲間を募集中です。

「なんか、しっかりやらなきゃダメ?」「何か強い気持ちとかないけど、いいの?」

しっかりした展望も、強い気持ちもなくて全然大丈夫。

鶴岡・酒田の最近をよく知りたい。地元の人と繋がりたい。好きな鶴岡・酒田を元気にしたい。

今は県外にいるけど、鶴岡・酒田が気になる方にオススメです。

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マイプロ部特設ページはこちら

Profile

大越智明さん

東根市出身。酒田市地域おこし協力隊。

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