「一緒に活動する仲間が欲しい!」
「いろいろな人と出会って視野を広げたい!」
「同じ思いを共有できる人とつながりたい!」
そう思っても、なかなか見つけられなかったり、活動しているコミュニティがあっても意外と知られていなかったりしますよね。 そこで、未来ラボでは、皆さんにぜひ知ってほしい山形のさまざまなコミュニティをご紹介していきます。
☆第一弾はこちら→ YAMAGATAのイケてる学生コミュニティ~やまがた次世代会~
今回ご紹介するコミュニティは【こどもぐみ】です。
こどもぐみとは?
こどもぐみは、村山市を中心に活動しているママ・プレママ・プレプレママと子どもたちによる企画チーム。子どもたちにとって、村山が「楽しい・面白い場所」であって欲しいという願いから、自分たちのやりたいことを、やれる範囲で無理なく楽しむことをモットーに、様々な企画をしています。
特徴は、メンバーのほぼ全員が連名で「共同代表」をしているという点。トップダウンの関係ではなく、「企画を思いついた人がその企画の代表」という代表同士の円のような関係を作っています。
活動の一部をご紹介!
【こうかんカフェ】
こども服の交換を通して、子育て世代の交流を広げることを目的としたイベントです。
1家族100円で譲りたい服を置いていける・必要な分だけ持って帰れるスタイルです。
「この服、お気に入りだったんですよ。」
「そうなんですね。うちの子もきっと喜びます。」
などといったコミュニケーションがいくつも生まれています。
時には、こんな人だかりになることも!
【ハロウィンパーティ】
楯岡商店街の空き店舗を活用し、地域活性化のきっかけになることを願ったイベントです。仮装を楽しむだけでなく、実際に自分たちの足で商店街を回ることも大事にしており、仮装して商店街のお店を練り歩く「トリックオアトリートツアー」も行っています。お店の方々の多大なご協力もあって、毎年大盛況です。
【英語子育て交流会】
ただ子どもたちと英語を学ぶだけでなく、「楯岡プチ留学」として近郊在住の外国人の方々や、海外勤務経験のある人との交流を通し、多様性・社会性の理解へと繋げていきます。
これまで、村山にいながらアメリカ、オランダ、イラン、ルーマニア、シンガポール、アルゼンチンなど様々な国へ(飛行機に乗らずに!)遊びに行ってきました。
他にも、メンバーがそれぞれ「やりたい!」と思ったことを実現するための足がかりになるような活動をしています。
こどもぐみメンバー紹介
こどもぐみのメンバーは、保育士、事務、デザイナー、ショップ店員などなど、職業のバリエーションも豊か。普段どんな暮らしをしているのかなども含めて尋ねてみました。
堀野水希さん(山形市在住)
ーーお仕事は何をされているんですか?
「山形市の売上増進施設『Y-biz』で事務局長を務めています。」
ーーこどもぐみに入ったきっかけは何ですか?
「主人が村山出身で、少し前まで村山に住んでいました。村山市の子育て支援施設のイベントで知り合った方から誘われて、メンバーの家に遊びに行った時に誘われたのが最初のきっかけです。それと、私が花育(※花を教材に、生命や個性について子供などに考えてもらう活動)のイベントをやりたくて、こどもぐみの方に相談しているうちに、いつの間にか仲間に入れてもらっていた感じです。」
ーー仕事と育児と、こういった活動を両立していく秘訣などはありますか?
「自分が楽しむ、ということですかね。楽しくないと続かないし、自分も楽しくて、子どもたちや周りの人も楽しめると良いのかなと思っています。」
菊地彩也夏さん(寒河江市在住)
ーーお仕事は何をされているのですか?
「東根の『山ベーグル』というパン屋さんでパートをしています。現在2人目の子どもの育休中です。」
ーーこどもぐみに入られたきっかけはなんですか?
「Studio rin-neさんで開催されていた、こどもぐみの英語子育て交流会に参加していたところ、メンバーに声を掛けられました。他のイベントにも参加していたので、居心地の良さを感じていたのが大きいと思います。」
ーーこどもぐみでは主にどんなことをしていますか?
「いろいろ顔を出していますが、こうかんカフェの中で傷んだ服の修繕などをアドバイスする『お洋服相談室』をやっています。ちょっとした穴なら刺繍をしたり、色落ちは逆に染めてあげたりなんかすると一気に生まれ変わりますよ!」
子どもたちが“楽しい”と思えるふるさとに
こどもぐみ創設メンバーの一人に、こどもぐみを作ったきっかけと今後の展望について尋ねました。
ーーそもそも、こどもぐみを作ったきっかけは何だったのでしょうか?
「村山に嫁いできて一番感じたのが、住んでいる人たちが『この街には何もない』と悲観していることでした。都会で育った私からすると、自然がいっぱいあるじゃない、何にもなくないじゃないと思うんですけど、住んでる人達はそう思わないらしく…。このまま子育てをしていく=子どもたちも『この街には何もない』と思うようになったら悲しいなと思って、少しでも地元が楽しいと思えるような町になればと思って、当時の地域おこし協力隊の人と組んで活動をはじめました。」
町の人たちと継続して関わっていける関係づくりを目指して
ーーこどもぐみの今後の展望を教えてください。
「『こどもぐみ=イベント』という風にはなりたくないんです。今はイベント屋みたいになってますが(笑)。単発で終わるものじゃなくて、継続してやっていけるものを続けていきたいです。ハロウィーンイベントも、ただ『商店街の人と協力できてよかったね』で終わりではなく、その後も普段の買い物にいけるような関係づくりをしていきたいですね。」
子育てをみんなで、子どもと一緒に楽しみましょう!
こどもぐみでは、子どもたちの笑顔で街が元気になっていくことを願って、子育てを「子どもと一緒に」楽しめる企画を考え、催しています。
興味のある企画がありましたら、ぜひ参加して一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
こどもぐみの活動については、Facebookページでお知らせしています。
こどもぐみのFacebookページはこちらから→https://www.facebook.com/kodomogumi
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