3月31日(日)、山形市の霞城公民館にて第1回ヤマガタ魚部を開催しました。
鶴岡や鮭川村など県内各地から、大人と子ども合わせて15名が参加。
庄内浜文化伝道師の方や、県漁協直営の『庄内浜 海丸』の方にもご協力いただき、“知る・体験する・味わう”という3つの要素がギュッと詰まった充実した会となりました。
開催前、庄内の海では時化が続いていたため、アンコウが捕れるかどうかハラハラしていた部長のもとに届いたのは、なんと11キロの大きなアンコウ!!!(頑張って捕ってくださった漁師さん、ありがとうございます!)
最初は「グロい〜!」「キモイ〜!」など、みんな大騒ぎ…。
大人も子どもも恐る恐る、アンコウを触ってみます。
まずは、表面のヌメリを取る作業から。お魚が大好きなちびっこも一生懸命お手伝い(笑)。
大人もはじめての体験にドキドキ。
アンコウの捌き方は、プロの料理人でもある『庄内浜文化伝道師』の伊藤一弘さんに教えていただきました。
最初はなかなか触れなかった子どもたちも、捌いていくうちにだんだん慣れてきて、いつのまにかそれぞれ好きなアンコウの部位をもぎとって作業に熱中。自分で切りたい部位をどんどん切っていきます。
具材を投入する前に、まず鍋の中に生の“あん肝”を半分(残りの半分は後から具材として投入)入れて煎り、そこに味噌と料理酒を加えてペースト状にします。
さらにだし汁を加えてよく混ぜ、あん肝が溶けたら一口サイズに切った白菜・春菊・しいたけ・長ねぎ・豆腐・アンコウを入れて煮ます。
10分程煮込んだら、あん肝がたっぷり入った贅沢なアンコウ鍋のできあがり〜!
今回は、漁師さんが船の上で食べていたという“どぶ汁”風(味噌仕立て)にしました。
アンコウはウロコがないので、皮も全部食べられます。これが、コラーゲンたっぷりでプルプルしていて美味〜!そしてクリーミーで濃厚な“あん肝”は、フォアグラみたいでめっちゃ美味しかったです。めったに食べられないという貴重な卵巣もプチプチしてやわらかくて絶品。
みんなでさばいて作ったあんこう鍋は、五臓六腑にしみわたる美味しさでした!
▲雪若丸の味噌おにぎりも美味しかったよ〜
最後にみんなでこれからの活動でやってみたいことを話し合いました。
・庄内浜でBBQ
・海釣り
・スキューバダイビング
・くじらを見たい
・魚の三枚おろし
・魚の骨の標本づくり
などなど、やりたいことがありすぎて悩みますが
みんなでやれば、そしてそこに魚があれば、きっと何をやっても楽しいはず。
それでは、次回のヤマガタ魚部もお楽しみに〜!!!
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▲アンコウの口をゲットしてご満悦の部長