三茶で出会える“山形”

東急田園都市線　三軒茶屋駅。通称三茶（サンチャ）は、山形に出会えるお店が多いんです。
このサイトでも紹介されている「オドモ」https://mirailab.info/shop/9969
「オステリア割烹りんどう」https://mirailab.info/shop/17925
そして、日本酒ベンチャー企業「WAKAZE」のBAR「Whim SAKE&TAPAS」https://wakaze.jp/whim/
等々。

そんな三茶に今年、河北町を味わえるお店がオープンしました。三軒茶屋駅世田谷通り口から徒歩2分。国道246号線沿いにある河北町のアンテナショップ「かほくらし」です。1階のセレクトショップ「雛音（ひなの）」、2階のビストロ割烹「華音（かのん）」にはどんな商品やメニューがあるのか、その魅力を詳しくご紹介します。

 

 

知っていますか？河北町

河北町は、山形県のほぼ中央に位置する、人口約1.9万人の町。室町時代から紅花の栽培が盛んで、江戸時代から明治初期にかけて紅花の集散地として栄えました。現在は、さくらんぼやイタリア野菜の栽培が盛んです。また、スリッパの国内生産量の約４割を占めていることでも有名。そんな河北町のありのままの魅力をもっとたくさんの人に知って欲しいという想いから誕生したのが「かほくらし」です。

 

1階かほくセレクトショップ「雛音」で出会える河北町のモノ

店内に一歩足を踏み入れると、そこには河北町からの産地直送のイタリア野菜やフルーツ、こだわりのお米や日本酒、冷たい肉そばセット、かほくスリッパ等、河北町の自慢の品々が所狭しと並んでいます。

河北町でイタリア野菜が栽培されていることはご存知でしょうか？2013年に「かほくイタリア野菜研究会」が設立され、今では年に60種類を栽培。都内の有名イタリア料理店や百貨店などを中心に約100店舗へ販売しているそう。

他にもスイーツや豆など、今まで知らなかった河北町のいろいろなモノと出会えます。

商品の試食や日本酒の試飲もでき、取材に訪れた日は7種類の日本酒を試飲できました。週末に開催されるイベント情報はFacebookに随時アップされているので要チェック！

 

 

 

 

 

2階　かほくビストロ割烹「華音」で出会える河北町の味

「華音」のランチメニューのメインは、「かほく冷たい肉そば」。「そば」を「中華麺」にすると「かほく鳥中華」。どちらかを選ぶことができます。このスープは、河北町のそば屋さん「谷地の肉そば会」と、「かほく冷たい肉そば研究会」が共同開発したもので、ここでしか食べることができないそう。他に、セットのカツ丼、TKG（卵かけごはん）もあります。

 

 

ディナータイムでも、河北町の旬を味わうことができます。
山形といえば「芋煮」。
ナイフとフォークで食べる「芋煮ロール」がオススメとのこと。

「芋煮ロール」は、芋煮をペースト状にして庄内豚で巻いて焼き上げたもので、出汁を「あん」にして上からかけた一皿。好きな方は一人で一皿食べるほどの人気メニューだとか。

季節によって届く食材が変わるため、訪れる度に新たな河北町を味わうことが出来るそうです。

 

サービスマネージャーの藤原さんは埼玉県出身ですが、以前から町おこしなどに興味があり、河北町を訪れる度に、住民の地元に対する想いの強さや、東京とは違う時間の流れなどに魅かれていたそう。また、いつも「ごはん食べていけ」「家に来い」と、家族のように迎えてくれる町民の方のあたたかさもすごく好きだったとのこと。東京と河北町を結ぶような仕事をしたいと思っていた矢先に「華音」のサービスマネージャーに抜擢。「実家に帰ってきたと感じてもらえるような、居心地のいい、ほっこりするお店にしたい」と藤原さん。「ありのままの河北町の魅力を伝えたい」という河北町の人と、「河北町の食を味わいたい」というお客様。両者の想いを繋ぐことができるのが「華音」なのです。

 

プロジェクターを使ってセミナーもできる半個室あり

お店の奥には半個室（6名）があります。プロジェクターもあるので、セミナーなどにも使用可。先日はイタリア料理のシェフがお料理教室を開催されたとのこと。
また、25名以上（最大30名）であれば、ランチタイム、ディナータイム共に貸し切り可能です。
※詳しくは「かほくらし」ホームページ https://kahokurashi.com/ へ。

 

ぜひ、ありのままの河北町の魅力に触れられる「かほくらし」で、河北町の旬の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

（ライター：本多裕子、酒田市出身）

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