まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生・地域を元気にする仕事をすることに興味があるけれど、それがどんな仕事かは具体的にイメージ出来てない…。
漠然としたイメージから一歩進んで、具体的に考えられるようになりたいという方に向けて、自分が納得する「まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生・地域を元気にする仕事」が見つかるようになるための方法をご紹介します。
いきなりだけど、紙とペンを用意してください
まず、ワークをしてみましょう。
紙とペンを用意します。
裏紙でもノートでもなんでもOK。
用意しましたか?
では、ここで質問です。
「あなたが考える『まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生・地域を元気にする仕事の仕事』とは、どんな仕事ですか?」
用意した紙に、この質問の答えを書いてみましょう。(3分くらいで)
自分が感じている・考えていることを自由に書き出してみてください。
「〜〜みたいな感じ」とか、曖昧なものでもOK。
では、スタート。
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はい、書き出してみましたか?
どんなキーワードが出てきましたか?
今一度、自分が書き出した言葉をじっくり見つめてから、次をお読みください。
自分にとっての「まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生の仕事」とは何か?
書き出した内容は、どんな内容でしたか?
例えば、
・地域の人が笑顔になる
・仕事を作る
・場を作りたい
・過疎ってる地域に興味
・高校生が…
・高齢者が…
色々あると思いますが、まだ漠然としているんではないでしょうか?
具体的な仕事選びをしようにも抽象的に前に進みにくい…という人は、出てきたキーワードを掘り下げてみましょう。
「地域を元気にしたい」
って、具体的にはどういうこと?
何が・誰が元気になれば良い?
詰まって先に進めなくなった時には、以下のようなつっこみワードで自分に突っ込んでみましょう。
具体的には?
例えば?
言い換えると?
なんで自分はこれが気になるだろう?
トヨタ式じゃないですけど、「それって、どゆこと?」「なぜ?」と自分に5回くらい質問してみましょう。(なぜ?を深堀りするのが苦しい人は無理せずに)
やってみて、書いたものを見て、何か気づいたこと・感じたことはありますか?
それも紙に書いて見ましょう(2分くらいで)
「自分は、・・・に関心がいってしまうんだなぁ」とか。なんでもいいです。
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書きましたか?
自分にとって「まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生の仕事」で大切にしたいことやその理由・背景がぼんやりと片鱗が見えてきたのではないでしょうか?
この、「まちづくり・地域おこし・地域活性化・地域を元気にする仕事・地方創生の仕事がしたい理由や、その中でやりたいこと・大切にしたい事・それを大切にしたい理由・背景って、1人1人異なります。
(複数人でワークやった後に、書いた内容をシェアし合うと、よりその意味を実感しやすいので、友達とかとやってみてください)
だから、大事なのは、「あなたにとっての、あなたが言う、あなたが関心がある、まちづくり・地域活性化・地方創生って、どこらへんの話?」って事なんです。
漠然としていて仕事探しが上手くいかないという方も、自分が大切にしたいこと、想いの根っこみたいなものが見えて来ると、新たな気づきがきっとありますよ。
「まちづくり・地域活性」と「世界は誰かの仕事でできている」はイコール説
まちづくり・地域活性化系の仕事というと、「自治体職員」「まちづくり会社」「デベロッパー」「NPO」「地域おこし協力隊」をイメージする人が多いと思います。
確かに、まちづくり・地域活性化系の仕事としてイメージしやすい代表格ではありますが、でも、まちづくり・地域活性化系の仕事は、そういう仕事の専売特許ではないと個人的には思います。
缶コーヒーのCMの「世界は誰かの仕事でできている」ってコピーあるじゃないですか。
あれと、まちづくり・地域活性は、広い意味で同じだと思うんですよ。
「まち」とか「地域」って、いろんな人のいろんな仕事で、形成されている。
美容だって、まちを作っている。
タクシーだって、まちを作っている。
スーパーだって、ホテルだって、●●だって…。
地域って、いろんな仕事で形成されている訳ですから、「地域活性化の仕事」=「まちを形成する全部の仕事」になると私は思うんですよね。
でも、それだと逆に幅広すぎて、選びにくくなる。
だから、「あなたにとっての、あなたが言う、あなたが関心がある、まちづくり・地域活性化・地方創生って、どこらへんの話?」って事が大事なんです。
いやいや、そういう話じゃなくて、と思った方。
・プロパンガスとかエネルギーを個人のお宅に販売・配達しているある会社は、独居老人の方が孤独死していないか気にして見ているそうです。
・転職支援をしているある会社は、県とかが課題だと言っているUターン就職・転職を支援しています。
・ある会社は、30年前に消費者に安全安心がお米を届けたいと作ろうと立ち上がり、賛同した農家さんが100人以上組合に参加し、地域の基幹産業である農業が続いています。
これって、まちづくり・地域活性化でしょうか?そうじゃないでしょうか?
これら全部、山形県に実在している会社の話です。
利益はもちろん大事だけど、それだけじゃなくて地域をよくしていこう・社会に貢献していこうと考えている会社ってあるんですよ。
仕事や会社を探す時に、そんな視点も追加して見ていくと、違った風景が見えてくるはず。
あなたにとっての「まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生・地域を元気にする仕事」ってなんでしょうか?
と考えてみると、自分が大切にしたいことが見えてきませんか?
働き方もいろいろ
『まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生・地域を元気にする・盛り上げる仕事』をしたいと思った時、働き方も様々あります。
1・共感する会社を見つけて正社員として働く
2・独立志向があるなら、創業・起業する
というのが一般的ですが、1つの方法として提案したいことが、これ。
『独立する勇気もプランもない。自分が大切にしたい『まちづくり』が出来そうで共感する&正社員として働ける会社が会社が見つからない。のであれば、本業とは別に、プライベートな活動として初めてみてはどうですか?』
具体的にはこんなことです。
①既に始めている活動を手伝う
プランやアイディアはないけど、地域を盛り上げたいという想いがあるなら、既に始めている誰かの活動(NPO・企業・任意団体・サークル)に参画したり、後方支援してみてはいかがでしょうか?
既に事業や活動を始めている団体・会社・NPOなどでプロボノやインターンとして関わるなどです。
下で説明する②を自分で始めるより、誰かの活動に参画する方がはじめやすい。
応援する側に回って見えてくることも多いはず。
②「ナリワイ・月3万円ビジネス・週末起業・プロボノ・活動からスタートする」
仲間を集めてサークルや任意団体を作って「活動」としてスタートしてもいいし(若者の活動を応援する事業は山形県やってますよ。 『山形おこしあいネット』『若者支援コンシェルジュ』 )。
いや違う、自分の名前で個人で仕事を作っていきたいっていうんなら、名乗ればそれ良いし、仲間が欲しいなら「鶴岡ナリワイプロジェクト」や「山形ナリワイプロジェクト」で仲間作ったり、自分のプランをブラッシュアップしたりすると良いと思います。
2枚目の名刺を持って、最初は儲けを期待しないで、好きなようにやってみる。
小さな失敗を重ねるでしょうけど、それで見えてくるもの・気づきは絶対あります。
まずはやってみることって大事。
失敗が怖い理由が人にどう見られるかが気になるのであれば、この言葉を贈ります。
『大丈夫。誰もあんたのこと見てないから』
人の目を気にし続けてきた私が、自分に暗示をかけてきた言葉です笑。人って自分のことが大好きだから、他人が何やってるかってあんまり覚えてないそうですよ。
ただ、本業以外に収入を得る「副業」に関してルールを設けている会社もあるので、自分の会社はどうか確認してみて、本業に迷惑をかけたり、自分が不利益を被らないようにご注意くださいね。
あなたにとって、地域を元気にする仕事って何?
以上、『まちづくり・地域おこし・地域活性化・地方創生・地域を元気にする・盛り上げる仕事』の見つけ方、でした。
自分が大切にしたいことを言語化してみると、いろんな可能性に気づくと思います。
言語化出来なくても焦らないで大丈夫。
答えは自分の中にあります。
お友達と一緒に気軽にワークやってみてください!
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