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  • 【山形】地域の「食べたい」に応える仕組みを日々更新していく。水産物と食品卸の山形県水

本社で出迎えてくださったのは、専務取締役の斎藤豪さん。

午前中には庄内での商談に同行して戻ったばかりとのことで「ウナギは仕入れ値が下がってきたけれどホタテは上がっているし、今年はイカがとにかく上がって……」等々、魚の相場を一気に解説してくれました。

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山形県水は、国内外の水産物や食品の卸売を行なう問屋さんです。魚介や加工食品を独自に仕入れつつ、県内を中心とするスーパーマーケットや小売店などからの注文に応じ、毎日商品を配送しています。

実際に働いていらっしゃる2名の社員さんに職場の雰囲気や仕事内容について伺うと、企業を選んだポイントについては、「食べることが好きだから」「魚が好きだったから」といった素顔をのぞかせるコメントも。

営業の植村紀仁さんは、山形での転職を考えた際、まず「食」の分野に絞り込んだのち、食品メーカーや飲食店、スーパーなども検討した結果として、卸売りの山形県水の仕事に魅力を感じたと話します。

それではまずは植村さんから、お話を伺っていきましょう。

 

商品の幅広さと市場の規模感に衝撃!メーカーと販売店をつなぐ卸売の仕事。

ハローワークの合同説明会でこちらの求人を知ったという植村さん。

食べることは好きだし、食品会社は転職先としていいなあと考えていたそうです。

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「飲食店では学生時代にアルバイトした経験もあったので、少しイメージも湧きました。

スーパー、飲食店、食品メーカー、卸売り、それぞれを考えていったとき、卸売というのは、自分で商材を見つけに行き、製造元と販売元との中間にいる存在だなあと。

どちらのことも知りながら、いろいろなことにチャレンジできるのは、とてもおもしろそうだなと思ったんです。」

 

入社してまず驚いたのは、市場に流通している商品数のぼう大さ。

スーパーなどバイヤーから注文を受けた商品の入力業務では、実際にスーパーの棚で見かける数の何倍もの数を一度に打ち込むことに。

「世の中の人たちは、全体としてこれだけの量を1日に食べているのか」という衝撃。その市場の規模感と、商品の回転の早さを肌で知ることになったと言います。

「数字を見ているだけでも、いろいろなことに気が付きますね。

休日前はやはり注文量が多くなりますし、そういった一連の流れというものを業務のなかで体感しています。」

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植村さんは、2016年8月に入社し、現在10カ月を過ぎたところ。

大学卒業後に東京で就職して営業職に就いていましたが、転勤となって名古屋へ。

生活環境が大きく変わったことから、「ちょっと地元に戻りたいな」という思いが湧き始め、Uターンを決めたと言います。

 

働きやすい?その理由は・・・

職場の雰囲気について尋ねると、「働きやすいと思いますね」と植村さん。遅くまで残っていると、「なんで出来ないんだ」ではなく、「どうしたの?早く帰ろう」と声がかかるそうです。

「例えば終業の遅い日が続いているときには、『どんな状況か』と声をかけてくれ、遅くなっている理由をよく聞いてくれますし、繁忙期になかなか手がまわらない仕事があると、部署内での割り振りを決めて分担してくれたり。

課長や前任の先輩がとてもよく気にかけてくださるので、とても働きやすいですね。

部署内の先輩に誘っていただいて、ときどき飲みに行ったりもします。」

 

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業務全体を捉え、改善点をシステムに反映させる、システムエンジニアの仕事

大宮啓之さんは、総務部に在籍し、山形県水グループの販売管理や受発注といった基幹システムの管理を担当しています。

システムを実際に利用するなかでの意見を社内から集め、システム会社とのやりとりを通してシステムに反映させたり、総務や営業で使用している事務ソフトやシートの改廃などを行なっています。

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意見収集の機会は、まずは総務部内での週に一度のミーティング。

さらには、商流、物流、食品加工を担う山形県水グループ全体のなかで「システム改革委員会」が立ち上げられており、部門の境界を取り払ってシステムにおける改善策を議論する際にも、大宮さんが座長を務めてヒアリングを行なっています。

「システム改革委員会は2週間に1回くらい開催していまして、そこで各部門の課題等々を吸い上げて集約していこうとしているところです。

業界的に紙の文化が大量に残っていますので、それをなんとか改善できないかと。対外的な部分で改善していくには、お得意様を巻き込まなければならない部分がありますので、そこをいかに知恵を出し合って効率化していくかが鍵ですね。」

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大宮さんは入社以前には、神奈川県にある自動車メーカーの関連会社で、車の製造工程や生産管理を行なうシステムエンジニアとして長く従事していました。山形に戻ることを決めたのは、高齢のご両親がきっかけでした。

「父親が二度ほど倒れ、母親も高齢ですし、面倒を見る者が近くにいないということがあって、私がこちらに戻ってきたんですね。

まずは地元の長井市で期間限定で働きましたが、その後は腰を据えて働く場所を見つけなければと思っていました。そもそも海釣りに以前よく出かけていて魚も好きでしたし、こちらを紹介していただきまして、入社する運びとなったんです。」

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キャリアを生かしながら、新しい業界へチャレンジする醍醐味

すでに20年以上、システムエンジニアとしてのキャリアを積み上げてきた大宮さんは、その仕事内容を「業務全体の課題解決を行なうこと」だと話します。

「会社の仕事の全体的な流れを把握して、そこに携わる人や管理する人たちの話を聞き、改善点を見つけ、提案する。それが第一の仕事なんですね。

プログラムやシステムというものは、あくまで手段としてあるもの。ですから、まずはコンサル的な視点が求められているのだと思います。

人、モノ、金、時間、なにが課題なのか。そこは漫然と見るのではなく、社内ミーティングなどの機会にヒアリングで積み上げていくなかで、どこの切り口をメインで見て、何を優先するのか、捨てるのか、ということを質問していくと、最終的には結論を導き出すことができるのですね。」

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こうしてシステムの管理とともに、コミュニケーションを要する社内全体のマネジメント業務も担っている大宮さん。

「これまでとは業界がまったく異なりますので、もっともっと食品流通の仕組みを吸収して、期待に応えていきたいなと思います。」

 

仕組み全体を都度見直して円滑化することで、お得意様の声に応え続ける

専務の斎藤さんは、新卒で水産物以外を扱う卸売の企業に就職して5年ほど勤め、約10年前に山形県水の後継者として山形へ戻ってきました。

山形県水に入社後は、8年間ほどスーパーへの営業も担当。信頼関係の構築や、商材の情報集めなど、営業として独り立ちできるまでには、時間と経験とを要することは、身をもって感じていると言います。

例えば、スーパーなどのバイヤーから要望や意見が寄せられるときにも、お得意先だからといって、その関係だけを見ていては、要望にうまく応えきることはできないと言います。

「バイヤーさんとの関係をよりよいものにするためには、仕入れの際の業者さんとの関係も、そのぶん密につくっていくということですね。

商材を仕入れる業者さんともしっかりタッグを組みながら、バイヤーさんの要望に沿う提案ができることや、提案に対して寄せられる声にすぐに返答できる仕組み自体をつくっていくことが大事だと思っています」

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以前は大きな企業に勤めていたため、当初はスピードの違いに少し戸惑うこともあったそう。

「同じ卸売業でも、規模や仕組みなどさまざまに異なります。うちは地域密着で県外への転勤もありませんし、とにかくじっくりじっくり関係づくりを大切にするというやり方。

バイヤーさんも、そういうことを期待してくださっていると感じています。」

 

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地元のスーパーに商材を供給するため、物流を担うグループ会社が所有するトラック台数は50台。

雪深い冬の山形では雪道のノウハウもやはり必要で、庄内の物流拠点は酒田インターチェンジからアクセスのよい場所に整備。庄内地方もカバーしながら、通年での安定的な物流網を築いています。

 

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「例えば物流は物流でそれぞれに利害関係なども発生してくるわけですが、そんななかでもグループ全体としてどのような方向性で進めていくのかということを、今後はさらに考えていきたいと思っています。

営業のベテランの力を借りつつ、若い新しい力にも加わってもらいながら、新たな仕組みづくりを進めていけたらと思っています。」

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営業に若手が加わり、残業が減って生産性も高まっていると話す斎藤さん。

社内のシステム改革も、これからが本腰。山形県水では、広い視野と開拓精神ある人材を求めています。

 

※この記事は、東北経済産業局「平成29年度東北地域中小企業・小規模事業者人材確保・定着等支援等事業(2)事業)」の一環で制作しました。

募集要項

募集職種 1・営業職
業務内容 【1・営業職】
仕入、販売、企画
水産物や豆腐・納豆と行った和日配品を中心に仕入れ、量販店・小売店・業務店の皆様にお届けする仕事。作り手と消費者の橋渡し役であり、企画・開発から選定までを担う業務です。(移動には社用車を使用します。)

雇用形態 正社員
勤務時間 1・営業職 8:00〜17:00 
給与 【1・営業職】17〜18.5 万円/月 
休日 日曜・祝日・他(会社カレンダーあり 基本土日祝日休み・繁忙期の土曜出勤あり)
年間休日101日
福利厚生 ・賞与(前年実績 3回/年 2.7ヶ月)
・通勤手当(上限15,000円)
・育児休業制度あり(取得実績あり)
・定年制(60歳・再雇用延長65歳まで)
・退職金制度あり
勤務地 山形市花岡130(転勤なし)
対象となる方 【1・営業職】高卒以上・普通免許(AT限定可)
入社予定日 随時
応募方法 ※こちらの求人情報は、転職エージェントの株式会社キャリアクリエイトが保有しています。
ご応募にあたっては、株式会社キャリアクリエイトの転職支援サービス(無料)へのご登録が必要です。

※すでにキャリアクリエイトの転職支援サービスに登録済の方は、担当のコンサルタントに直接お問い合わせください。
選考プロセス (ご登録から応募までの流れ)
こちらの転職支援サービスお申し込みページからの転職支援サービス(無料)へのご登録、または下の応募フォームより転職支援サービス(無料)へのご登録をお願いします。

ご登録後、キャリアクリエイトのコンサルタントからご登録連絡先へ今後の流れと求人情報の詳細についてご案内します。

正式なご応募は、求人情報詳細をご確認の上、コンサルタントにご依頼ください。
その後のご応募手続き、選考上のサポートについても対応いたします。

※ご経験・ご経歴よりこの求人情報へのご応募が難しい場合がございます。予めご了承下さい。
お問い合わせ (求人情報提供)株式会社キャリアクリエイト 023-641-8807
HP http://www.y-kensui.co.jp/

山形県水株式会社

当社は、鮮度を重視した物流システムの構築と食品流通の変革に、より早く対応する目的で、昭和56年に設立されました。魚介類を中心とした、日本人にかかすことのできない食品を、より良いシステムで量販店、小売店、業務店の皆様にお届けするという、流通の担い手としての社会的使命を持っています。従業員ひとりひとりが、かけがえのない一生をかけて働く場として、自らの仕事を通して、『人生の喜び』すなわち『生きがい』を見いだせるような企業、そしてさまざまな能力をもった人、多士済済で個性のある人たちが集まり、一つの同じ目標に向かって突き進む、自由闊達な会社を目指しています。そのためには、公平で風通しのよい社風とチャレンジする精神を評価する風土が大切だと考えています。

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