みなさまこんにちは!ヤマガタ未来ラボ生き方研究員のナナコです。

客観的なデータや調査資料を見ながら、それぞれの価値観にあった生き方に合うのは田舎なの?都会なの?ということを考えるのが私の研究テーマ。(関連記事:生き方研究員ナナコの人生研究コラムvol.1「人の多さと暮らしやすさの関係」

今回の研究テーマも、皆さんの人生の岐路の道しるべとしてお役に立てればいいなって思います。

 

研究テーマ2-3:『社会的欲求を重視して仕事をしたいなら東京・山形どっちだ!?』

「自分はどんなもの・どんなことを大切にして働くのが幸せなのか」を考えることになり(幸せサラリーマンになりたいなら東京(都会)?山形?その1〜生き方研究員ナナコの人生研究コラムvol.2〜)、その着眼点を見つけるツールとして、よく心理学やマーケティングの話で出てくる「マズローの欲求5段階説」を使って考えていくこの研究コラム。

今回は、その深掘り第三弾!

いつもの図

『幸せサラリーマンになりたいなら東京(都会)?山形?社会的欲求を重視して働くならどっちだ!』について考えてみましょう!
第一弾はこちら

 

「社会的欲求が満たされている」の定義とは?

社会的欲求ってなぁに?って。あんまり聞きなれない言葉なのでよくわっかんない人も多いですよね。
堅っ苦しく教科書的に言えば「集団に属したい」とか「仲間が欲しい」とか、何かに属したり繋がったりしたいっていう欲求。

生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、この欲求が現れる。自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚。情緒的な人間関係についてや、他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚。愛を求め、今や孤独・追放・拒否・無縁状態であることの痛恨をひどく感じるようになる。(出展:ウィキペディア

一人になりたくない、とか、いじめられたくない、とかそんな感情のもとって思ってもらえればいいかなぁ。
どうでしょ、なんとなくイメージつきましたか?

で、サラリーマンと社会的欲求かぁ。

サラリーマンと「一人になりたくない」「いじめられたくない」…って、なんかこれ、いじめとかパワハラとか、そんなフレーズが思い浮かぶような…。なんか噂だとか陰謀だとか、脚の引っ張り合いとか?抜け駆けとか?無視をされるとか?上司のえこひいきがあるとか?お局様がものすごいとか?
なんか、こんな人間関係の職場考えるだけでぞっとする~!!!!辞めたくなる~!!!

と、妄想は置いといて。

なんとなーくな固定観念的イメージだけど、東京のほうが人間関係がドライな感じ。
山形のほうが人間関係がウェットでアットホームな感じ。
でも、どっちでも働いた経験がある自分としては…どっちも特に変わらなかったんだよねぇ。

でもこれって私が働いたことのある企業だけを比較しての話だから、
本当のところはどうなのかしら?
なんとなーくですが、サラリーマンが求めている社会的欲求が満たされている状態って、やっぱり『人間関係のトラブル』と『気持ちよく働けるか』なのかも。
ということで、今回はこの2点について考えていきたいと思います。

 

 

人間関係のトラブルが起きやすいのは山形?東京?

職場でのトラブルって、先ほど挙げたパワハラやいじめの他、本当に色々と発生します。
そんな会社でトラブルが起きたとき、相談する公的機関として各都道府県に「労働局」が設置されています。労働局自体はあまり耳慣れないかもしれませんが、ハローワークとか、労働基準監督署とか。そのあたりも労働局の一部だっていうと、何となくわかるかしら?
そんな労働局では様々な労働トラブルについて労働者からも雇用主からも相談を受け付けています。明日から首だ!と言われたなんて話ももちろんですが、相談内容の代表的な一つとして「いじめ・嫌がらせ」に関しても受け付けています。
今回はまず、この相談内容の「いじめ・嫌がらせ」の件数から分析していきましょう。

いじめの件数

ん?
なんか山形がめっちゃ多いんですけど!
4倍って!?
そんなに山形県内ってギスギスした職場、東京に比べて多いの!?

…データだけみたら確かにそうなのかもしれない。
けれども、私が東京の大企業で働いていた時を思い出すと…パワハラされた!と思ったときに相談する先はまず友達…次に社内にあったパワハラやセクハラ相談もできる「社内コンプライアンス相談専用電話」ってあったなぁ。
社内に言うと不利益になるかも、という人向けに、外部の専門民間企業の通報窓口も用意されていて。
まず相談するとしたら、そっちだったかも。

実際に、パワハラ総合情報サイトの「あかるい職場応援団」によると、従業員1,000人以上の企業では96.6%の企業で相談窓口を設置しているけど、従業員が99人以下の企業では37.1%の設置状況とのこと。

そう考えると、東京に多くある大企業は社内通報制度が整っているので、労働局に相談する前に解決するための相談先があるから、こういう数値になっているような気もしないでもないけど…。
うーん。

違う視点から見てみることにしましょうか。

 

 

気持ちよく働ける職場が多いのは山形?東京?

気持ちよく働ける職場はどちらが多いか?
まずは「こんな会社辞めてやる!」ということで、転職した人の割合を表した「転職率」について比較してみましょう。

転職率

職が無いから転職できないなどの可能性も考えられるため、有効求人倍率の数値も入れてみました。

予想通りというかなんというか。
やっぱり東京のほうが転職している人は多いといえますが…100人のサラリーマンのうちの転職者の割合のこの転職率。

…言うほど差、無いような気がするんだけど。
だって、小数点第1位を四捨五入したら同じ5%!
有効求人倍率の差から考えても、あんまり変らないって範囲じゃない?

ってことは山形の人は自分が思っているよりも職場を変えているのかもしれません。

 

…ということは、平均勤続年数はどうなのでしょう?こちらも変わりないのかしら…?

ちょっと調査してみましょう。

平均勤続年数

平均勤続年数について見てみると、男性はあまり東京と山形の差はあまり見られません。なんとなーく東京よりも山形のほうが勤続年数が長い傾向があるかな?っていうぐらい。でも女性は東京よりも山形のほうが勤続年数が長い傾向がはっきりとあるようです。

人間関係のトラブルは、転職したいと思う理由の一つと言われます。
実際に平成27年の雇用動向調査によると、女性が前職を辞めた主な理由の第2位が”職場の人間関係が好ましくなかった”という結果になっています。

辞める理由

 

辞める理由は色々あるかと思いますが、人間関係を重視する女性。

その女性が長く働く傾向のある山形の職場の方が、人間関係がよい可能性があると言えないでしょうか?

 

 

結局、社会的欲求を重視して働くなら…うーん山形?でも…。

こんなことを見て行くと、なんとなーく職場の人間関係は山形のほうが良さげな雰囲気はするけれども…。
「いじめ・嫌がらせ」の件数も、社内通報制度がクッションになっているんじゃないの?って予想はしているけど無視できないしね…。
うーん、難しい。

あなたの感覚はどうですか?

先ほど取り上げた雇用動向調査を見ても、男性ってあまり職場の人間関係って女性ほど重視しない人が多いみたいだし。
やっぱりこればっかりは人それぞれだよね…。
社会的欲求を会社という「組織」に重きを置く人は、山形のほうが向いているのかもしれません。
でも社会的欲求が薄かったり、会社の外に社会的欲求を満たしてくれるような関係性を持っている人にとっては”職場に不満→そうだ生き方変えよう!(転職)”なんて選択肢が多くある東京のほうが向いているのかもしれません。

というよりも、社会的欲求をそもそも会社に求めない生き方もできるしね。
今回はあくまでも「会社」だけに絞って考えているから、なーんかビミョーにどっちもサミシイ結果になっちゃったけど、実際はそうじゃないからなぁ。なんて思うし。
ほら、山形の人なら芋煮会も職場の芋煮会だけじゃなくて、いろいろあるじゃない!
東京の人なら飲み会って会社だけじゃなくていろいろあるじゃない!(…でも東京のころの私はほっとんど仕事関係の友達としか飲みに行っていなかったような気もしないでもない…)

さて

皆さんは、何を大事にして生きたいですか?

やっぱりこの質問の答えによって、結論って変わってくるよね。
ゆっくり焦らず、考えていきましょう。

 

次回予告:『自分を認めてほしい人が仕事をするなら東京?山形?(仮題)』

というわけで次回は、承認欲求が満たされやすいのは東京なの?山形なの?ということについて検証をしていきたいと思っています!

皆さんは、どちらを「自分の生き方をする場所」として選びたいですか?


その答えが見えるかな?まで残り2回!
データからどんなことが見えてくるのか、楽しみです。

とりあえず今回はここまで! 今後も、客観的なデータや調査資料を見ながら、それぞれの「価値観にあった生き方」に合うのは、田舎なの?都会なの?ということを考えていきたいと思います。

その他に「このことについて調査してほしい!」ということがあればお気軽にご連絡くださいね!

※表記上の数値等調査は2017年5月現在の結果です。

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