みなさまこんにちは!ヤマガタ未来ラボ生き方研究員のナナコです。

客観的なデータや調査資料を見ながら、それぞれの価値観にあった生き方に合うのは田舎なの?都会なの?ということを考えるのが私の研究テーマ。(関連記事:生き方研究員ナナコの人生研究コラムvol.1「人の多さと暮らしやすさの関係」

今回の研究テーマも、皆さんの人生の岐路の道しるべとしてお役に立てればいいなって思います。

 

研究テーマ2:『幸せサラリーマンになりたいなら東京?山形?』

読者の方より、さっそくお題(というか質問?)をいただきました。
「東京の大企業で働いていたということですが、東京で働いていたほうが幸せだったんじゃないですか?」

うーん。いきなり難しい質問ですね(悩)

私は実はUターン2回目で、昔、山形で働いたこともありました。そんな私の感想だけで言うと、東京で働くことも、山形で働くことも、どっちもいい面も悪い面もあるから「こっちのほうがいい!」とかって白黒つけられないんだよねぇ、って感じ。うん、このコーナーの研究テーマそのものなんです。

たぶん、1回では終わらない壮大な話になりそうな気がします。

 

全国の約半数の大企業が1都3県に集まっている!一方、山形は…

まだ東京に住んでいたころ、山形の友達に「東京で働いている」と話すと「大企業に勤めてんだべ?」と聞かれることが多かったなぁ、なんて。それくらい山形ではなんとなく「東京でサラリーマン=大企業勤務者」というイメージがあるのかなぁ、と思ってちょっと調べてみることにしました。

まずは、大企業がどのくらい東京にあるのか!調査してみました。

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全国の大企業のうち40%が東京都内に固まっている!
神奈川・埼玉・千葉まで拡げると全国の約半数が集まっているという結果に。
うーん、予想していたとはいえ、多いなぁー。
(山形県も大企業が62件もあったのね!ということも、ちょっと驚いたけど。)

ん?でも、東京って、企業数が多いから多く見えるだけで、実は割合的にはそんなに変わらないんじゃない?
じゃあ、東京都内と山形県内のそれぞれで大企業の割合について見てみることにしましょう。

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ごめん、単位が小さすぎて図にできなかった(苦笑)

東京でさえ1%って…年末の宝くじの4等(1,000円)と同じ確率。流行りのスマホゲームのカード引くみたいな「ガチャシステム」だったら、超レア感満載の数字。それよりさらに確率の低い山形県の大企業は、当たるわけない!って思っちゃうレベル。
そんなレアレベルの競争だけど、それでも確かに東京のほうが数倍大企業の割合が多いことは間違いないわけです。

ということは、「東京で働く」ということも実はそんなに”「大企業勤務」ではない”のかなぁ?

 

6割の人が大企業で働く東京、8割以上が中小企業で働く山形。

先ほどのデータからだと、意外に東京は大企業勤務者が少ないのかなぁ、って思うけど、そんなはずないと思うんだけどなぁ…。

ということで、今度は、東京都内と山形県内のそれぞれの大企業で働く人の割合について見てみることにしました。

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ん?
大企業の労働力の吸収っぷりってすごいんだなぁ、さっきの大企業の割合の数値はどこにいっちゃったのかなぁって思うほど。

そして、東京の大企業勤務者はやっぱり多い!!
東京都のサラリーマンの約6割の人が大企業で勤務しているという調査結果がでました。そして、上の図には入れなかったけど、東京には神奈川・埼玉・千葉からもみんな通っていたなーって思い出して、その3県の人数も含めて計算してみました。それでも、約半数が大企業で務めている、という結果になったんです。
一方、山形県では約15%の人が大企業勤務。つまり、約85%は中小企業に勤めているという結果に。
山形で大企業に勤務しているというと、多くの人が「すごいねー!」という感覚はこういうレア感から来ているのかもしれません。

そして、「東京の人は大企業に勤めていて、山形の人は中小企業に勤めている」という印象が、山形県の多くの人にあることもなんだか納得できますね。

 

「幸せサラリーマンになるなら東京(都会)なのか山形なのか」。これまでのデータから見ると、このお題は言い換えれば「東京で大企業に勤めることと、山形で中小企業に勤めること、どちらが幸せなんですか?」という質問に近いともいえるのかもしれません。

 

あなたにとって、「幸せに働く」って何ですか?

ところで、本題に戻ることにします。

東京で働くこと・地方で働くこと、大企業で働くこと・中小企業で働くこと。周りに聞いても、インターネットで検索しても、それぞれに対して、本当にいろいろな意見のある話題ですよね。

その理由は、、、

人によって「働く」についての価値観が違うから!(キッパリ)

「幸せサラリーマンになるために、どこで働くのを選択するか」の意思決定に、唯一の絶対解はありません。『これが正しい』ってものはないです。ある人が「それは山形だよ!」「それは都会(東京)だよ!」って言っても、「その人の場合は」という前提付きです。

例えば、大企業のほうが安定しているよ、中小企業のほうが裁量が大きいよ、とか。東京のほうが給料が多いよ、地方のほうが通勤の時間が短いよ、とか。どこをどう比較すればいいのか、いっぱいありすぎてわからない!

インターネットには、感覚や自分の周りの体験から「こっちのほうがいいよ」という話ばっかり。新しい「そういう可能性もあるよね」はあるんだけど、それって本当?っていうところまでは、わからないなと感じます。

そもそも、「幸せサラリーマン」=「幸せに働くサラリーマン」としたら、幸せに働くって、なんでしょう?

「自分」にとって、幸せに働くって何でしょう?

どんな姿・状態であれば、「あなた」は、「自分は、幸せに働くサラリーマン/サラリーウーマンだなぁ」と、思えますか?

あなたの「幸せに働く」と、誰かの「幸せに働く」は別物です。

まずはじめに、この事実を認識しましょう。

 

そして、「幸せサラリーマンになるなら東京(都会)なのか山形なのか」この答えを見つけるためには、「自分はどんなもの・どんなことを大切にして働くのが幸せなのか」を自分で気付くことが、最初のスタートです。

 

 

マズローの欲求5段階説を使ってよくある職場の気になる点についてまとめてみた

というわけで、「自分はどんなもの・どんなことを大切にして働くのが幸せなのか」を見つけるツールとして、よく心理学やマーケティングの話で出てくる「マズローの欲求5段階説」を使って考えていくことにします。

このアメリカのマズローさんがまとめた欲求5段階説というものは「原則的に人は一番下の部分から始まって“足りないこと(欲求)”がある程度満たされると、その上の部分について足りないな、と感じて欲しくなってくる」という理論です。
簡単な例を出すと、おなかが空いて空いて死にそうなときは、ある程度危険があってもエサを取りにいくぞ!でも、そんなにおなかが空いていないときは、そんな危険なことしないでエサ取りたいよね、みたいな。

で、今回はこの理論で、職場に対してよくある気になることをまとめてみました。

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”下の部分の欲求がある程度満たされると、上の部分が欲しくなる”ということを考えると、下の欲求から順々に、東京(都会)と山形について比較していくと、何か見えてきそうが気がしますね。。。

ただ、今回のコラムだけでまとめるのは難しそう。。。

なので、欲求段階ごとにコラムを5回に分けてお届けしておきたいと思います!

腕がなるぜ(ニヤリ)…ふふふ。。

 

次回予告:『食べたい!寝たい!生きるために仕事をするなら東京?山形?(仮題)』

というわけで次回は、まず一番下の欲求である生存欲求が満たされやすいのは東京なの?山形なの?ということについて検証をしていきたいと思っています。

皆さんは、どちらを「自分の生き方をする場所」として選びたいですか?
その答えが、残り5回の中で見えてくればいいな、って思います。

うーん。東京で働いているころは、残業+通勤で帰りがものすごい遅くなることも多くて。お休みの日に友達から「遊ぼう」って誘われても寝ていたくて断っちゃうこともあったなぁ…、そうすると残業時間と通勤時間のデータあたりなのかなぁ?
でも、山形ってよく「2世帯じゃないと食べていけない」とか聞くよね。
うーんうーん。どんなデータを集めると検証できるかな…。

とりあえず今回はここまで! 今後も、客観的なデータや調査資料を見ながら、それぞれの「価値観にあった生き方」に合うのは、田舎なの?都会なの?ということを考えていきたいと思います。

その他に「このことについて調査してほしい!」ということがあればお気軽にご連絡くださいね!

ヤマガタ未来Lab.生き方研究員 ナナコ

nanaco

山形県出身。東京に進学後、大手保険会社の本社でバリキャリ女子として働く。当時の仕事のお題は「お金と人生」。30代半ばの時、夫が山形が好きになりすぎてUターンすることに。「田舎の良さは何?本当に田舎はいいの?」ということを、様々な調査データを見ながら日々研究している。所持資格:FP2級。趣味:ダイエット。好きなもの:お酒。嫌いなもの:雪。

※表記上の数値等調査は2016年11月現在の結果です。