「ヤマガタ未来ラボ × 自分 MTG」とは…
ヤマガタ未来ラボというプラットフォームを活用して、山形と関わって自分らしいキャリアを築いていきたい人が『自分のやりたい事業(仕事)』を形作っていくための場です。2019年12月に始めたばかりです。いま仕組みを構築中です。粗削りです。走りながら考えてます。混迷を極めてます。
なぜそもそも始めようと思ったのか、はこちら。
今日はその前段として、コツコツと話し合ってきた「未来ラボのそもそものところ」を「ヤマガタ未来ラボ × 自分 MTG」vol.0レポートとして公開します。
私も常日頃、記事の編集・校正に携わってますが、ここまで「生搾り」状態の文章を公開するのは初めてです笑。「これ、この状態で公開して大丈夫?」って思います^^;
でも、これも私たちのチャレンジ。未来ラボを作る過程。
本当は、もっともっと中身があるんです。文面からはこぼれ落ちている内容が多々。。
では、どうぞ。
第0回「ヤマガタ未来ラボ × 自分 MTG」(12/11社内会議)で話したこと
●ヤマガタ未来ラボを、どんな場にしていきたいか?
・知らず知らずのうちにみんな見てる、日常的に使える、中の人が見えるサイトにしたい。
・やっている人たちが楽しそうに見える、自分たちがまず楽しむ。
・言ってることとやってることを一致させる。
●未来ラボで伝えていきたいこと
・個人のチャレンジ、多様な生き方、一人の人の多面性、1つに決めなくて良い。
・色々な幸せのあり方(生き方)、リアルなその人の価値観を伝えていきたい。
・そこに至る過程・道のり・途中、その中での矛盾や葛藤、読者が参考にできる再現性のある形を伝えていきたい。
・読んだ後は、勇気をもらえるような。
●未来ラボがコミュニティを大切にしている理由
未来ラボは『コミュニティ』=興味関心が近かったり、価値観が違っても前向きな対話が出来る人との繋がりを大切にしています。それは、1/自分が受け入れられる、2/当事者になる、3/成長するといった経験ができ、山形で暮らすのは楽しい、山形と関わるよりよいキャリア”に繋がる、と考えているからです。
時には、似たような人が集まって内輪で盛り上がっているように映る時もあるかもしれません。それでも『私はこう思う』と話した時に『そうなんだ』と受け入れてもらえる人がいる、場があるというのは孤独を防ぎ、自分という存在を大切にしてもらえていると実感できる貴重な機会だと思います。
でも人っていろんな側面を持っているじゃないですか。時に、多くの人に理解/共感されにくいニッチなことに情熱を注いでいたり、問題意識があったり、興味があったりする自分も『自分』なんですよ。
家族・仕事場・隣近所・町内会などもコミュニティです。『私はこう思う』『へ〜そうなんだ』と、どんな自分も受け入れてもらえる場所がそれらのコミュニティにあれば、未来ラボのコミュニティは必要ないかもしれません。
私は、対話から生まれる相互作用を体験してきて、コミュニティの可能性を信じているので、自分たちでオフラインの場を運営したり、仲間たちが運営するコミュニティにアクセス出来る機会を提供しています。
これらが『1/自分が受け入れられる』に関することです(ながっ)。
仮に『自分』を受け入れてもらう瞬間が周囲になかった時、本当は、たまたま周囲に自分のいうことを受け入れて/理解してくれる人がいなかった”だけ”かもしれないのに、自分の周囲イコール山形の全てと勘違いして、山形には自分の居場所がないと結論付けてしまうのは、ちょっともったいないなと思うわけです。
もしかしたら、本当にそうなのかもしれないけど、意外と山形にも『そうなんだ』『だよね〜』って理解してくれる人はいたりするんですよ。見つけづらいだけで。都会はコミュニティの存在感が大きいから見つけやすいけど、田舎は点在してるから見つけにくいのよ。
コミュニティを大切にしている理由『2/当事者になる』は、「他人に何かをやらされるんじゃなくて、自分のやりたいことをやる」みたいな意味合いですかね。当事者になると、人は楽しいんですよ。でも「別にやりたいことなんてない」という人には強制しませんよ。
特にこれやりたいとかないけど『何かおもしゃいごどないの〜?』と言いがちな人にオススメなのが「面白いことを作る」ことだと思っておりまして、DIYで自らやってみるとですね、おもしゃいんです。『何もない』と思っていた山形が、フロンティアに見えて来たりする作用もあったりします。
でも、こちとら一般ピーポーとしては、成功体験少なめですし失敗したらどうしようとか考えて『何かやる』って怖い。ちょっと疎遠な幼馴染に話そうもんなら意味不明扱いされるし。よくやるねwとかの反応もあり得るわけです。
そんな時に大きな力になるのが、ニッチな価値観を理解してくれるコミュニティでの人の繋がり。一人では怖いことも『一緒にやる』ことで恐怖が和らぐ。勇気をもらえる。何より楽しくなってくる!
そんな風に、ヘラヘラしながら楽しく『何かやる』ことをやっているうちに、気づいたら『3/成長する』ことに繋がっていたりするんです。スキル的にもマインド的にも。コミュニティには、そんな作用もあると思っています。
コミュニティに関わる人全員が、この1~3のステップを踏むべきとは思っていません。どうなろうが自由。
上記はどちらかというと、職場以外のコミュニティをイメージして話していることだけど、職場も一つのコミュニティ。
私たちが大切にしているコミュニティの概念を活かして、職場というコミュニティと山形と関わる生き方・働き方をしていきたい人を繋いでいきたいと思う。
「私」と「公」を繋ぐ「コミュニティ」
●誰を幸せにしているかの「実感」「手触り」が得られると、やりがいや幸福感に繋がっていく。
同時に、自分の能力を最大限活かしたい。諦めたくないのだ。だから、山形にいても「海外進出」や「挑戦すること」だったり、山形にいても社会にインパクトを与えるような仕事をしたい。サミットの参加者アンケートでも、「山形で働く場合、どんな仕事を選ぶか?」という質問に、これまでの経験・スキルを活かしたいという回答が一番多かった。
ちなみに、若い女性が地方から流出して首都圏にどんどん流入すると、都会は出生率が低いので、国全体の出生率も下がるという現状がある。そこで私が思い出すのは、女性管理職の話。日本は諸外国と比べて議員の女性比率も少ないし、企業でも女性の経営陣が少ないが、女性の管理職にインタビューした記事の中で女性が『女性は偉くなりたいんじゃない。自分の能力を発揮したいだけなんだ』と話していたこと。(詳細は覚えていないが)
でも、山形では、それが出来ないと思う人が多い。ユアターンサミットでは、東京の仕事はレベルが高くて、山形の仕事はレベルが低い、みたいなことを語る参加者もいた。
しかし、その表現に違和感を感じる。
仕事には、深さと幅広さ、というものがある。と考えた時。
都会の大手企業では細分化された業務を深く掘る仕事が多く、地方の中小企業は幅広い業務を1人でこなす仕事が多い、という違いなのではないか。
都会は、高度に分業された高い専門性の仕事が多い。
山形は中小企業が多いから、中小企業では多くの職種にまたがるゼネラリストが求められ、仕事の範囲が広いので、「レベルが低い=簡単」ということはなく、むしろ幅広い面をカバーして仕事をしていく必要がある。
専門性をつける、経験値を積みレベルアップするには都会で働くのは良い。
しかし、特に高度の分業されたところで専門性を高めていって年齢を重ねると、仕事の領域が狭い。深い。
ざっくり言えば、「東京で働くことは大企業で狭く深く、山形で働くことは中小企業で幅広く最初浅いけど徐々に深く」て感じか。
【参考】ナナコさん記事
だから、幅を広くすると、応用できる・カバーできる範囲が広くなると、つまり活躍できるフィールドが広がるので、広げたい時には、地方の中小企業で働くのがいいんじゃないかって、この対談でも話している。
地方と東京をつなぐ仕掛け人対談
https://mirailab.info/column/17471
https://mirailab.info/column/17886
https://mirailab.info/column/17986
今回の発見・発明
・働くと暮らすがぐるぐる巡り循環していく。ワークライフハーモニー。公私混合。が今後のキーワード。
・今後の未来ラボは、『山形だから出来る、仕事も暮らしも楽しむライフスタイルを一緒に作っていこう、チャレンジしていこうよ!ここは実験の場』て感じ。
現場からは以上です。
次は、第1回ヤマガタ未来ラボ × 自分 MTGの様子をお届けします。