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こんにちは。山形のリノベーション界隈で色々やってる小関です。

今日のテーマは『DIY』。

「Do It Yourself」の略で「自分でやってみよう」という意味の『DIY』という言葉を、耳にしたことをある人も多いのでは?

もともとイギリスで誕生した言葉で、再利用(リユース)するという考え方が一般的なヨーロッパやアメリカでは、マイホームの修理や外壁などのペンキ塗りは家族総出でやる光景も珍しくないようです。

DIYって、古くなった家の修理みたいなイメージがある方も多いかと思いますが、実は、住宅を購入する時にも『DIY』が有効なんです

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夢のマイホームを予算内に納めることができる『中古住宅DIY』

マイホーム取得を検討していたSさんは、多彩な趣味を持つ方。

海釣りが趣味でボートを置くスペースや趣味用品の物置、友人を招く空間など、土地建物双方それなりの広さが必要でしたが、希望に近い物件ほど予算超過に悩む日々を過ごしていました。

住宅取得には、「新築」や「建売」など様々方法がある中で「中古戸建住宅リフォーム」を選択する事に。

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どの選択肢を選んでも一長一短ありますが、今回Sさんの優先事項は「広い土地」「外物置があること」でした。

しかし、土間コンクリートやカーポート、フェンス等こだわると数百万円になることも。

土地の広さや既存状況により予算超過になりやすいポイントがエクステリア(外構)ですが、中古住宅の場合、前オーナー次第では、駐車スペースや物置などが付いている場合があります。

そこが中古住宅の良いところであり、希望条件を叶えながら予算圧縮するポイントです。

更に、仕上げのフローリングや塗装もSさんが可能な限り材料をご自身で手配し、DIYすることで予算内に収めることができています。

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(DIYするSさん)

Sさん曰く、「思い通りに進まないこともしばしばだが、それもまた仕上がった時の達成感に繋がるところがDIYの魅力」との事。

日本でもDIYが普及した5つの理由

そうは言っても、建物の構造体など専門的な見解と技術が必要なところはプロに頼むべきと思いますし、塗装一つにしても素人とプロの差は歴然としています。

日本の場合は家の困りごとは業者に相談するのが一般的であるため、世界との文化の違いを感じます。(裏を返せばそれだけ日本の職人さんは腕が良いという事になりますね。)

それなのに。

プロに頼んだ方が確実で長持ちするし間違いないことが分かりながら、今やDIY専門ショップがあったりメディアでも話題性があったり一つの分野として確立しつつあるDIY。

なぜ日本でもDIYが人気・普及したのでしょうか。

その5つの理由をご紹介しましょう。

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1・不完全さが魅力的な時代となっている

ダメージ、ムラ、使い古しなど一見ネガティブに聞こえる表現がカッコイイ時代です。「ダメージ感を出して」「ムラがあるように仕上げて」と一昔前ではクレームに発展するような仕上げ方がむしろ「おしゃれ感」を演出し、カフェなどの店舗をはじめ、心理的に新しいヴィンテージスタイルが定着しました。塗装や漆喰をムラなく均一に仕上げるのはプロにしか出来ないことですが、ムラがあって良しとするならば素人でもハードルが下がりますよね。

2・メディアやインターネットで簡単にDIY方法を調べられるようになっている

職人さんの技やDIYコンテンツを各種WEBサイトやブログ、YouTube等でいくらでも検索できることができるのはハードルを下げる大きな要因と言えるでしょう。素人のみならず、プロの育成手法としてもインターネット動画が使われているくらいですからあなどれません。また、リアルではDIY教室、DIYイベントも各地で行われております。

3・DIY可能な賃貸物件が増えている

賃貸物件は手を加えてはいけないというのが今でも一般的ではありますが、DIY可能にしているあえて未完成な物件も増えてきました。DIYで自分なりの空間を仕上げることができる物件は都内を中心に増えてきています。山形では中古物件を購入しDIYをするという事例があります。自分好みの空間を自分の手で仕上げるのは家づくりの楽しみでもありますね。

4・賃貸物件に使用可能なDIY商品が増えている

賃貸物件は手を加えてはいけないというのが今でも一般的だからこそ、家に傷を付けずに手を加えられるDIY商品も増えてきました。壁紙や棚など退去時に綺麗に撤去できる商品が手軽に手に入ることで女性でもファッション感覚で部屋をコーディネートすることができるようになりました。

5・体験に対して価値が高まっている

なんでもスマホやPCで情報を検索でき、行ったことのない場所を見て、出会ったことのない人と繋がることができる世の中だからこそ、生身で体感することに価値を見出す方が多くなりました。画面上で見るのと実際身を置くのでは情報量が違います。近年のアウトドア志向が単なる流行りではないように、DIYもこれから価値が増していくでしょう。なぜならモノではなく、チャレンジする事や達成感、充実感へ消費傾向が変わっているからです。

単なるモノとしての新しさではなく、心理上の新しさを常に求める私達が求めたのは「自己実現欲求」です。自分自身を磨くことに無形のサービスが多くなりました。ジムやヨガ、マラソン、英会話、料理等が挙げられますが、仕事や私生活がマンネリ気味でつまらない時に日常では味わえない達成感、充実感を味わいたいと求めるのは必然なのかもしれません。

では、家にいながら楽しみを見つけられないのか?という欲求に対しDIYは効果を発揮します。自ら手を動かすこと自体に楽しみを覚え、上手くいかないことに悩み、それでも完成したときの達成感、その空間で過ごす充実感はDIYだから味わえることではないでしょうか。

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賢く物件選びをすることで国産車1台程度の予算でマイホームを手に入れることも可能に

雨漏りや漏電、漏水、沈下など重大な欠損に繋がる項目はプロに依頼し、そうでない項目はDIYで実践可能です。プロに依頼した方がいい項目とDIYできる項目をピックアップしました。

(プロに依頼したほうがいい項目)

・建物を支える基礎工事
・構造体に関わる柱や壁、床などの木工事
・水道や排水などの設備工事
・電気工事
・屋根工事
・外壁工事

(DIYできる項目)

・クロスなどの内装工事
・漆喰などの左官工事
・仕上げ材を貼る木工事
・テーブル、ベンチなどの家具製作
・etc…

照明器具やスイッチプレート、洗面化粧台など、工事が終わった後にでも設置できるものはご自身で手配することで予算を圧縮可能です。ただし、業者依頼項目とご自身の項目を分けることで不具合が生じた時に責任の所存が分かりづらくなる事だけは覚えておきましょう。

 

 

中古住宅DIYの現場、見に来ませんか?

「家は一生に一度の大きな買い物」と言われていますが、賢く物件選びをすることで国産車1台程度の予算で手に入れることも可能です。優先順位を整理しDIYで予算を圧縮することで住宅取得はもっと身近で手軽なものになっていくでしょう。

そんな中古住宅DIYをしているSさん実践例をご覧いただくことができるオープンイベントを2月2日/3日に開催しますのでお気軽にお立ち寄りください。(イベント詳細はこちら)

内覧会予定日も仕上がっていないところもあるかと思いますが、未完成がゆえの"おもしろさ"をご覧ください。

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(これまでの記事)
山形でリノベーションvol.2 天童の空き家をリノベして新しくシェアハウス「基点堂」を作ってみる
山形でリノベーション vol.1 空き家オーナーになってシェアハウス「つぶ亭」を作ってみた。

(自分の働き方)
シェアハウスを運営する「パラレルキャリア」から見えた社会課題の解決にクラシタス(株)で新規事業として挑戦【山形攻めの会社】

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この記事を書いた人

小関 大介

山辺町出身。東北芸術工科大学環境デザイン出身。クラシタス株式会社という住宅リノベーション企業に所属しながら、古民家シェアハウス「つぶ亭」...

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