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県外にいながら鶴岡に関わる方法ってなんだろう?

高校卒業後、庄内を離れて早●年。年に2〜3回帰省するくらいで、友達と会うことも減ってきた。でもなんとなく地元が気になるときってありませんか?

実家のご飯が美味しかったとき。

病気や不幸などがあったとき。

そして、自身や周囲の結婚や出産。

地元を意識するきっかけは様々ですが、「急にUターンっていうのも違うし、なんとなく最近のことを知ったりつながったりしておきたいな…」というもやっとした感情を抱いている人も多いのではないでしょうか。

実は、地元・鶴岡市側もずっと「そういうもやっとした人と一緒に何かしたい!」と思っていたようなのです。

そんな地元と出身者をつなぐ制度「鶴岡アンバサダー」が始まったので、詳しく聞いてみました。

 

鶴岡アンバサダーとは

『鶴岡アンバサダー』は、この2018年7月から始動する鶴岡市の取り組みです。

何のために始めるの?

背景は、前述したような「今は東京にいるけれど、鶴岡のことを知っておきたい」といった人々の声。

「そういった思いの人たちがいるならば、ぜひ鶴岡市としても応援したいし、関わりたい」

「そして、日常的に鶴岡のことを発信する”鶴岡アンバサダー”として活動することを通じて、鶴岡とのつながりを深めていってほしい

と、鶴岡市側がその思いを受け止める形で、スタートしました。

 

どんなことをするの?

SNSやブログなどを通じて自由に鶴岡の魅力を発信する活動を行います。例えばインスタグラムでは「#鶴岡アンバサダー」というハッシュタグをつけて投稿。アンバサダーたちが思う魅力を、周囲の人や友人に伝えていきます。また日常的な発信にとどまらず、鶴岡アンバサダーが発起人となって、鶴岡ゆかりの人が集うイベントなども今後積極的に行なっていく予定です。

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誰がアンバサダーになるの?

『鶴岡アンバサダー』には、鶴岡市が主催した「マイプロ部in鶴岡」(つるおかUIターンサポートプログラム)に過去に参加した卒業生で、且つ鶴岡市からの声掛けに賛同した人が任命されます。

その多くが、鶴岡市または庄内地方出身で首都圏に在住する若者。進学や就職を機に首都圏に出てきたけれど、「鶴岡市のために何かしたい」という思いを持っている人たちです。

 

※マイプロ部とは…

「いまは都会に住んでいるけど、なんだか鶴岡・酒田が気になる。 」そんな想いを持つ仲間たちと一緒に、自分と“鶴岡・酒田”との関係性を深めていくプログラム。鶴岡市と酒田市をフィールドに、現地でプロジェクトを実行している人を手伝ったり、自分のプロジェクトを立ち上げたりします。

マイプロ部2018については記事後半で詳しく説明!)

 

 

鶴岡アンバサダー 1期生に聞いてみた

ざっくりとした概要は説明してきましたが、ここからは実際に今年から鶴岡アンバサダーに任命されるメンバーの声を紹介します。

集まっていただいた5名+筆者は皆、2016〜17年に開催されたマイプロ部の卒業生です。

現在は首都圏に住みながら鶴岡に積極的に関わろうという思いを持っていますが、みんながみんな、すぐに山形・鶴岡に移住しようと思っているというわけではありません。いろんな背景があって鶴岡市に興味を持ち、関わりを深めてきました。

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メンバー:三浦さん(み)、薮田さん(やぶ)、寺平さん(てら)、本間さん(ほん)、市川さん(いち)、

インタビュアー:齋藤(2016年度マイプロ部参加)

 

皆さんは、なぜ「マイプロ部in鶴岡」に参加しようと思ったんでしょうか?

(いち)僕は、妻が鶴岡市出身で、一緒に参加しようと誘われました。自分自身は千葉県出身ですが、母が秋田県出身なので一応東北地方にはゆえんがある…というところからのスタートです。

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(み)私は生まれも育ちも神奈川県。旅行で鶴岡市を訪れて、良いところだなあって思ったのが興味を持つきっかけです。特に民俗学に興味があって、マイプロ部での活動とは別に、藤島で「祝いばんどり」を作っているおじいちゃんに会いに行ったりもしました。

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他の3人の皆さんは鶴岡市の出身。
Uターンも含めて今後の地元との関わり方について考えたり、鶴岡に対して何かできることはないか探したりしている中で参加を決めたそう。

 

 

 

では、マイプロ部では実際どんな活動をされていましたか?
また、プロジェクト終了後はどのように関わっているのでしょうか?

 

(てら)私が参加したのは鶴岡シルクの活性化を考えるプロジェクトです。どうしたらシルクの良さを知ってもらえるか、鶴岡市役所の方やシルク産業に携わる方を交えて議論しました。

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(やぶ)私は酒田のコワーキングスペースのプロジェクトに参加して、コワーカの皆さんとの映画製作のプロジェクトに参加させてもらいました。そこを主催している東北公益文科大の平尾先生には、今もお世話になっています。

 

(み)私はマイプロ部をきっかけに、鶴岡はもちろんですがいろんな地方の民俗をもっと知りたいと思って、大学に入りました! 働きながら、通信制で少しずつ勉強しています。

 

 

このほか、マイプロ部での活動をきっかけに、商店街のリノベーションプロジェクトに関わり始めたという人も。
みなさん、マイプロ部の活動をきっかけにさまざまな行動を起こしていることがわかります。
話題は、マイプロ部参加後にUターン・Iターンした人のことに移りました。
鶴岡市にUIターンして、タウン誌を発行する会社に就職した人、東京の会社に所属しながら鶴岡でリモートワーク始めた人がいる一方で、「移住しない」という選択肢について考える機会になったという人もいます。

 

(てら)自分は参加するまで、Uターンもありかなとぼんやり考えていたけど、東京で暮らすことを選びました。その中で地元とつながる方法を見つけようという、前向きな気持ちになれました。

(やぶ)私もそうですね。自分の暮らしに対するスタンスを見直すきっかけになりました。

 

東京にいながら鶴岡と関わる方法の1つである「鶴岡アンバサダー」がこれから始まりますが、どんなことをしていきたいですか?

 

(いち)僕はもともと鶴岡・酒田のことを全然知らなかったけど、訪れてみてたくさん発見があった。アンバサダーという名前をいただかなくても、それを自分からどんどん発信したいなって自然に思いました。

(み)私も、首都圏にいるからできることがあると思っていて、鶴岡をもともと知らない人に伝えるのはもちろん、鶴岡に今住んでいる人にも伝えたいと思います。住んでいる人は当たり前だと思っているけど、外の人だからわかる魅力に気づいてもらえたらいいなと思います。

(やぶ)それいいですね。気づかないとどんどん無くなっていく文化や魅力を一緒に見つけていきたいです。

(てら)僕は離れているからこそ鶴岡と繋がっていたいという気持ちが強いです。東京でずっと暮らしていると、自分が鶴岡出身であることがわからなくなる気がする。アンバサダーの取り組みも含めて鶴岡と関わることを続けていきたいです。

(ほん)私もそういう気持ちで東京で過ごしていて、特に「料理」を通してつながっていられたらいいなと思っています。鶴岡ならではの料理を地元の人から聞く、それを東京で伝える、そして地元の若い人にも伝えていきたいです。今つけているピアスは鶴岡の伝統文化である「御殿まり」なんですよ。身近なこと・ものを通して発信していきたいなと思います。

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本間さんはマイプロ部の活動以外にも、山形に関するイベントで料理を振る舞うなど活動されているそうです。
さらには同じ2017年度マイプロ部参加者同士で意気投合し、度々一緒に出かけているというお話も。

 

(ほん)よく集まって、モンテディオ山形の応援に行ったり、山登りに行ったりしています(笑)。

 

(やぶ)マイプロ部を通した人との出会いや繋がりがたくさんあってよかったなと思います。東京に出てきて、庄内の人と集まる機会ってなかなかないので、貴重ですよね。

 

(てら)確かに、山形県人会とか市政報告会は年配の人が多いから…と敬遠することもありますよね。ただ、最近市政報告会に実際に参加してみたら、少しずつ変わっている(参加者層が若くなっている)感じもありました。それに加えてこういうコミュニティができていって、いろんな可能性が生まれそうですよね。

 

(いち)僕はそういう輪を鶴岡に限らず広げていけたらなと思います。秋田県や福島県など、ほかの地方出身者の人に話をするととても興味を持ってくれるし、「そういえば最近、山形はどう?」なんて聞かれることも増えてきました(笑)。そんな話ができる仲間をどんどん増やして一緒に盛り上げていけたらいいなと思います。

 

「今は東京にいるけど地元・ゆかりのある鶴岡のことが気になる」…という人はたくさんいる。
その人同士がつながり、そして地域とつながることで、さまざまなチャンスや実際の動きがたくさん生まれていることが感じられました。
これから始まる「鶴岡アンバサダー」そして「マイプロ部in鶴岡2018」にも注目です。

 

参考記事:鶴岡でリモートワーク始めます。 山形仕事図鑑 #068

鶴岡でリモートワーク始めます。 山形仕事図鑑 #068

 

 

鶴岡アンバサダーって面白そう!と思ったら…

1.鶴岡アンバサダーも運営するイベント「庄内・鶴岡DAY in TOKYO」

2018年7月、東京・神田にて鶴岡市ゆかりの人々があつまるイベントが開催されます。その名は「庄内・鶴岡DAY in TOKYO」。

庄内ゆかりの参加者同士で情報交換したり、庄内の食材を使った軽食をつまんだり、そして庄内と東京のダブルローカルな働き方を実践するゲストのお話を聞いたり…それぞれの楽しみ方ができる1日です。

鶴岡アンバサダーのメンバーは、運営のサポートとともに「マイプロ部in鶴岡」の様子もお伝えする予定!気になる人はぜひ、気軽にお話を聞いてみてください。

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◇イベント概要◇

日時:2018年7月1日(日)13:30〜16:30(受付:13:00〜)

場所:MID STAND TOKYO(東京都千代田区神田美土代町3−4)

参加費:2000円

参加対象者:鶴岡市が気になる人(鶴岡に縁もゆかりもないも、ある人も、welcomeです!)

お申し込みフォーム: https://goo.gl/W3DcBR

その他:お持ち頂ける方は、持ち寄りFOODをお持ちください。

定員:30人程度

主催:鶴岡市

企画運営:ヤマガタ未来ラボ編集部

協力:鶴岡アンバサダーの皆さん、関東在住山形庄内会

イベントページはこちら

 

2.鶴岡に関わる第1歩「マイプロ部in鶴岡」に参加してみよう

マイプロ部in鶴岡は、 県外から山形県鶴岡市に関わるアクションを行うことを自分の「マイプロジェクト」として取り組み、「いまは都会に住んでいるけど、なんだか鶴岡が気になる 」という想いを持つ仲間たちと一緒に、自分と“鶴岡”との関係性を深めていくプログラム。

これからの「鶴岡との関わり方」を見つめる・見つけるきっかけになった!という声が多いです。

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◇マイプロ部in鶴岡2018募集スケジュール◇

募集期間:2018年6月15日(金)~7月28日(土)

 

◇こんなプログラムがあります◇

ばばごっつぉ調査大作戦を手伝う

鶴岡ウェルカムパッケージの作成を手伝う

大網インバウンド推進プロジェクトを手伝う

 

◇説明会開催概要◇

今後「マイプロ部in鶴岡」に参加する、あるいは参加を検討中の皆さんの不安点や疑問点に答える相談会を実施します。
参加を迷っている方は是非ご参加ください。

 

  • 6月22日(金)9:00〜19:00<場所:新宿>
  • 7月1日(日)9:00〜12:00<場所:東京・神田付近>
  • 7月7日(土)12:00〜19:00<場所:新宿>
  • 7月10日(火)17:00~22:00 <場所:大崎・品川周辺>
  • 7月17日(火)17:00〜22:00 <場所:田園調布スジェールコーヒー>
  • 7月28日(火)10:00〜13:00 <場所:新宿・渋谷付近>

 

※上記日程以外での相談会も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください

※詳細な場所は、お問合せ頂いた方に直接お知らせします

 

◇プログラム詳細&相談会へのお申し込みはこちら◇

https://goo.gl/gBq9v8

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