ちょっと前になりますが、毎年恒例のヤマガタユアターンサミットを1月27日に開催しました。
「ユアターン(Ur-turn)」とは、「地域と関わって積極的なアクションを起こす」という意味の、未来ラボが作った造語で、山形と関わる積極的なアクションを起こすきっかけのイベントです。
『東京で自分らしい山形との関わり方を見つけよう』をコンセプトに、今年で6回目の開催になります。
- 主催:株式会社キャリアクリエイト(ヤマガタ未来ラボ編集部)
- 共催:経済産業省 東北経済産業局
- 後援:米沢商工会議所
大雪に見舞われる中、サミットスタート!
当日、東京は晴れていましたが、山形は大雪。今年は、50年に一度とも言われる大雪の影響で、山形新幹線が米沢付近で止まって動かないトラブルで、3人のゲストが会場に来られないという事態も発生。通常3時間で到着する新幹線が6時間かかり、遅れて到着するゲストもいるなど、雪に翻弄される中で、イベントはスタート!
会場は、東京駅から徒歩1分のfabbit大手町です。
ファシリテーターは、鶴岡ナリワイプロジェクトの井東敬子さん。
ゲストと、参加者同士で対話する
ヤマガタユアターンサミットは、「山形にUIターンしたい!」という人から、「UIターンはしたくないけど、なんか山形が気になって」という人までいろんな人が参加し、山形県内からやってくるゲストと「話す」そして「聞く」イベントです。
ざっくばらんに話していく中で、「山形の今」「山形でのチャレンジ」「ゲストの人柄」などが知れます。
今回のゲストの皆さん
- 吉野敏光デザイン事務所 代表 吉野さん
- 株式会社WAKAZE 代表取締役 稲川さん
- 株式会社チェンジ・ザ・ワールド 代表取締役 池田さん
- ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 取締役 永嶋さん
- YAMAGATA DESIGN株式会社 代表取締役 山中さん、広報:長岡さん
- 株式会社ナイガイ 代表取締役 米本さん
- T-Solutions株式会社 代表取締役 飛塚さん
- 株式会社 赤塚製氷 専務取締役 赤塚さん
- 株式会社サニックス 代表取締役 佐藤さん、総務部長 大江さん
- 株式会社デジコンキューブ 代表取締役 岩瀬さん
- 日産自動車株式会社、i-GAMプロジェクト 中村哲也さん
- (特別開催)長井市なんとかすっぺ会議 長井市
- 有限会社タケダワイナリー 専務取締役 岸平さん(雪の影響でご欠席)
- 株式会社小嶋総本店 代表取締役 小嶋さん(雪の影響でご欠席)
- 株式会社三友医療 代表取締役 稲毛 さん(雪の影響でご欠席)
ゲストの皆さんが、「山形でチャレンジしていること」を5分程度でプレゼンし、
その後、座談会。
これを、3回繰り返しました。
会場の方曰く、いつもは空調が寒いと利用者の方に言われるそうですが、当日はどんなに冷房を入れても暑くて暑い、というくらい、参加しているみなさんの熱気がすごかった!
約75名の方が参加されました。
柔軟な働き方が実現できる環境を作る事業を行なっているT-solutions株式会社(こちらの記事の会社)は、現在(2018年2月時点)求人もしているので、社長の飛塚さんは「うちで働いてくれる人と出会えたらいいいな!」と思って話されていると思いますが(きっと)、だからと言って、給料や休みとか条件の話ばかりしているわけじゃなくて、なんでその仕事やってるのかとか、これからどうしたいのか、とかを話しているわけです。
無農薬農法を広げるため、アイガモ農法の課題をカバー出来
ここであ、UIターンがどうとかじゃなくて、首都圏在住のまま山形と関わるってどうなの?どうするの?などの会話がなされている(ハズ)。
鶴岡のまちづくり会社ヤマガタデザインの大規模な開発にはみんな興味津々。こちらも積極採用中です。(記事はこちら)
2013年12月東証マザーズ上場した慶應大先端研発バイオベンチャー第1号のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズの永嶋さん。アメリカ、オランダに子会社を構え、特許も複数取得してるすごい会社。「代謝の解析」という事業内容がちょっと難しく感じるんですけど、永嶋さんはプレゼンで「とにかくすごいんです!笑」と言ってて、とにかく凄いんだなということは、みんなに伝わったと思います。(記事はこちら)
池田さんが代表を務める会社チェンジ・ザ・ワールドは、エンジニアなど積極採用中。お給料は東京水準です!
米本さんが代表を務めるナイガイは、日本の初めてのプロジェクトも進めているんですよ。
長井市の現状・課題・ありたい未来を参加者のみなさんとシェアし、ありたい未来に導く「問い」について、長井市役所の課長と共に話す『長井市なんとかすっぺ会議』も同時開催しました。
赤塚製氷の赤塚さん、6時間かけて来てくれました(涙)。家業の「氷や」が昔は嫌だったけど、自分が会社に入ってから、行列が出来るオシャレなかき氷やさんをオープンするなどしてます。(お店はこちら)是非行ってみてください。
山形県、酒田市、鶴岡市、長井市、村山市、山形市、遊佐町、米沢市などの行政の方も普段着で参加して下さりました。
参加した方の感想
・転職活動を考える上で、大手サイトに登録し、活動し始めたが、山形ユアターンサミットのようなイベントで、山形の中小企業さんのお話を聞けて熱い気持ちを持った企業さんがさくさんあって魅力的に感じました。
・今まで知らなかった新しい取り組みをされている方とお話できて勉強になりました。
・今の山形を知ることができてよかった
・たくさんお話が聞けてよかったです。場所も良かったです。
・山形の企業の方々とじっくりお話できる機会をいただけてすっごくありがたかったです。
・山形の企業の方々とお会いでき、かつかたくるしい面接などではなくフランクに仕事の話ができとても楽しかったです。どのテーブルにどの人がいるかもう少しわかりやすく掲示してくれると嬉しいです。
・昨年も参加させていただいたが、交流の場があることはいいことと思う
山形の食べ物とお酒でカンパイ!
座談会のあとは交流会。
お料理は、マイプロ部2017に参加した2人(栄養士・農学部出身)が、山形の家庭料理や伝統野菜、山形の企業が作っているフードなどを使ったメニューを用意してくれました。
鶴岡に惹かれて移住した日本酒ベンチャーのWAKAZEの稲川さん(記事はこちら)が、山形の日本酒と、自社のワインのような日本酒を紹介してくれました。
こちらもマイプロ部2017に参加したわっしーが、山形を体験する部活「山形やってみた部 東京支部」の設立を発表。
いろんな山形を体験してみようという部活です。
今回、ご参加・ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています!
あなたは、どんな「ユアターン」しますか?
県外から、どんな風に山形に関わるかはやり方は人それぞれ。
自分の好きなこと、興味のあることから、気軽に始めてみると良いんだと思うんです。
その時に、自分でやりたいように始めるのもいいけれど、山形県内の実態を把握すると、山形県内の人のニーズに即したことが出来るので、もっと喜ばれたりするとかあるので、山形県に関わる人にたくさん会ってみたらいかがでしょうか?というのが、ヤマガタ未来ラボ編集部からのご提案です。
UIターンするかどうか悩む、山形は気になるけどイメージが悪い、という人で、最近の山形を知っているという方はいいのですが、お持ちになっている情報が古い方は、まずは情報アップデートして下さい。
新しい扉が開く感じがあるかもしれないんです。