山形市の『税理士法人 あさひ会計』は、地方にありながら東日本全域にクライアント企業を持ち、会計業務だけではなく相続サポートセンター、グループ会社に経営コンサルタント会社も持つ経営者の総合相談先としても名高い県内トップクラスの会計事務所。

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会計税務の仕事をこなす、ではなく、経営者の参謀として継続と発展に貢献すること。

今回お話をお伺いしたのは、あさひ会計のリーダー、代表の田牧大祐さん。

田牧さんは兵庫県出身。新卒ではゼネコンで現場監督をされたりと、異業種から会計という仕事の面白さに惹かれ、縁があり山形県に移住された方です。

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● 会計事務所のお仕事ってどんなことをされていらっしゃるのでしょうか?
中小企業向けの仕事がメインになります。みなさんがイメージされているような、会計税務の仕事もありますが、実際の業務で一番大切にしていることは“お客さまの継続と発展に貢献する”ということです。
もう少し詳しく説明しますと、経営者の参謀になるといいますか。経営者の悩みをきいて、その解決を手助けするという仕事をしています。

経営者の方って悩みだらけなんです。従業員のこと、設備投資や借入金、税金の悩みなど、あらゆる悩みがあります。ですから、そのための仕事もたくさんあります。当社にはそれぞれに得意分野を持っている人がいます。労務問題になるとグループに社労士の人もいるし、相続チーム、事業承継といった専門メンバーがいます。ですが、この仕事はまずは相談を聞くことから始まります。

 

全社員で1年かけて選んだ自分たちの行動指針『クレド』

● 職員の方は普段どんなことを大事にして業務をされているのでしょうか?
このカードを見てください。これは「クレド」と言って、私たちの会社で大事にしたい価値観、バリューです。 毎朝、朝礼で使っています。

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● クレドは田牧さんが作られたんですか?

スタッフみんなで作りました。自分たちが大切にしたいこと、自分たちの価値観、仕事をしていく上で大切にしていきたいことをみんなで考えて、言葉を選んでもらいました。月に3回会議をして、全社員参加して1年かけてクレドを作りました。私は“クレドはルールではなく、提案”と言っています。いいことが書いてあるから、これをやるときっとみんなにとっていい職場になるし、みんな働きやすいし、助けあえるよねという“提案”だと。

なので、全員が全部をできるということではないです。この中で自分が大切にしたい、重要視していることを一つでも、二つでもやってみたらいいよねと話しています。上からやれと言われたものではない。自分たちで作った価値観なので、自分たち自身が受け入れやすいのかな、と思ってみています。

会社パンフレットにもクレドのカードを挟んでいます。お客さんに見ていただくと、「宝物にする」とか、「5枚ください、うちの社員に渡したい」とか言われる方もいましたね。

● お客さまの企業のクレド作りもされていらっしゃるのですか?
はい、お客さまから頼まれて、クレドを作る過程をみんなで学び、その会社さまのクレドを作成するお手伝いをさせていただいたりしています。

 

家族との時間を大切にしてほしい、だから。

● 会計事務所というと、すごく忙しいというイメージがありますが…
残業は会社として減らす取り組みをしていますが、会計はどうしても確定申告の時期と4月と5月は忙しくなります。それ以外は週休2日制にして、会社としてもクレドにある心身健一、ワークライフバランスを勧めています。

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これは自分も結構大事にしていることですが、メリハリをつけて、仕事中は仕事に集中して。終わったら私生活を楽しんで、リフレッシュして仕事にまた来る。これを大切にはしていますね。

例えば、残業を減らし有休も完全消化を目指しているので、一人一人状況を見て声掛けしています。

その他に、税理士試験の前の10日間、試験休みが取れる制度があります。また、できるだけ資格を取ることを応援したいので、試験前には仕事は軽くなるように配慮しています。

● 家族との時間を大切にしてほしい、と考えていらっしゃるんですね
その他にも社員旅行を2年に1回。家族会が2~3年に1回と、社員のご家族にも交流を持つような場を用意しています。

家族会は、ご家族の方にあさひ会計を知ってもらうような忘年会みたいな会です。どんな上司や仲間と働いているのかを知ってもらったり、働く姿を撮影してプロジェクターで映したり、子どもたちが喜ぶような催し物をしたり。

社員旅行は海外に1週間近く行きます。そうすると、子どもが小さいから行けないという人もいるので、そういう方には、国内旅行で1泊~2泊のコースを選択。

それにも行けない人は料亭で食事をしてもらいます。

そういわれてみれば、週末に芋煮会もありますし、けっこうイベントもあるかもしれませんね。

 

人口減少時代だからこそ必要になる地方自治体という新しいクライアントへの挑戦

地方はこれから急激に人口減少、人口構成の変化があります。その中で残るのは地方自治体・病院・社会福祉法人、この3つは必ず人口減少、人口構成の変化過程でもなくならない重要な役割を担うと考えていて、その3つは強化していかなければならないなと思っています。

特に地方自治体については、学校や橋、上下水道などの施設を1970年代からいっぺんに投資したので、老朽化もいっぺんにやってくる。ちょうどその更新が2020年以降にやって来ます。

しかし、生産年齢人口は減り税収も減っているため、どう老朽化に対応するか考えないといけない。それが全国自治体すべてが直面している問題です。

そのために、まずはどういう状態なのかを明らかにするために、地方公会計という新しい会計、複式簿記の会計の導入が求められています。

 

● 地方公会計を始めると何が変わりますか?
会計を始めても直接的に変わることはありません。ですが、今、自治体がどういう状態なのかということが数値として見えるので、住民の方や議員の方にわかってもらえるという状態になります。

例えば、小学校を2つを1つにしないといけない。みんな自分の小学校を残してほしいって思いますよね。でもそのままでは将来、財政収支が破たんしちゃう。だから、1つしか残せないことをみんなに納得してもらうためには、共通認識するための資料が必要です。そういった資料の作成や、理解していただくためのシンポジウムとかワークショップ開催なんかのお手伝いもしています。

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● 既に取り組み初めている地方自治体もあるのでしょうか?
はい、山形県内を中心に約30団体のお手伝いをしています。

地方公会計は新しい取り組みなので、支援している事務所も山形だと当社しかやっていないです。今まで経済成長が前提で考えてきたため、単年度収支の会計で済んでいましたが、これからはやりくりをしなければならない。

私たちのミッションである「顧客企業の継続、発展」の「顧客企業」が「地方自治体」となった取り組みです。

 

これからのあさひ会計と職員の方に望むこと

今は東北で一番の会計事務所を目指していますが、将来的には東日本で一番になりたいと。それはお客さまの数ももちろんそうですが、お客さまから東日本で一番信頼される会計事務所になっていきたいと思っています。

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そのためにはスタッフにはお客さまから信頼され、相談される人になってほしいと思っています。この仕事は最終的には、担当者とお客さまの人対人の関係になります。

そこで信頼される為には、誠実に仕事をし、自身が人間的にも成長しないといけない。そんな志が高い人、っていうとちょっとハードルが高くなっちゃうかな?そういう気持ちがある人と一緒に働きたい、そう思います。

● お子さんにもゆくゆくは会計という仕事は好きになってほしいと思っていますか?

そう思います。子どもが4人いますが、全員会計士になってくれたらなって。この仕事は人に喜ばれますし、やりがいもあるので、自分の子どもたちもそうだし、スタッフもその子どもたちにも税理士や会計士を目指してほしいと思います。

 

職員の方にインタビュー:相続サポートセンター 菊地克子さん(税理士)

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● 税理士を目指したきっかけはどんなことでしたか?
前職は金融機関で仕事をしていました。その時から相続の手続きなどの業務をしていたこともあったのと、税務や法務や財務なども勉強しないといけませんでした。その時に勉強していたことと重なる部分が多かったので、延長みたいな気持ちで税理士の勉強を始めました。

● 相続サポートセンターとはどんなお仕事をされていますか?
近年相続に関する税制が改正になってからは、相続対策ということで無料相談にいらっしゃる方が増えました。相続が発生する前の贈与や遺言のご相談ですね。そして、実際に相続が発生してからのお仕事がメインになります。個人のお客さまが多いですが、会社をされている方のご相談だと事業承継のことも関わることもあります。

● お仕事は楽しいですか?
はい、面白いです。例えば、公的書類や財産形成などで、本当にいろんな方の人生そのものを見ることができます。なので面白いです、私は。
それに、金融機関にいた時は、自分がいいと思っていなくてもお客さまに自社の商品に入ってもらわなきゃいけない。でも、今は本当に自分がいいと思うものを中立的な立場でお勧めできるのでお客様のお役に立てていると感じることができます。相談者の立場に立ってできるので、今の仕事って私は本当にいいなって思います。

● クレドってどんな時に思い出しますか?
朝礼の時はもちろんですが、失敗したときは「このクレドが根拠だったかな」と反省することもあるし。あとは仕事が溜まって辛いと思っている時に、段取りが悪かったのか、仕事をためないように何か改善ができることがなかったかなど、できる限り「プラス思考」に考えるようにしています。

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特に新しい人たちがどんどん入ってきて共通の価値観といいますか。私がわざわざ指導しなくても、同じ価値観を新入社員でも一緒に仕事していく上で持ってもらえるというところがいいですね。

● あさひ会計はどんな方が向いている会社だと思いますか?
前向きに勉強していって、かつ周りをきちんと考えながら仕事をしていけて、自分で新しいことをどんどん取り組める人。そういう人が理想ですね。与えられたことじゃなくて、どんどん自分でやっていける人って、そういういう人に私もならなきゃいけないのですが。
逆に、輪を乱す人や、勉強をしない人は辛いですね。そんな人は、あさひ会計には合わないと思います。
なので、チームを大切にできて、資格などの勉強に貪欲で謙虚な方なら、長く働ける職場だと思います。

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● 5年後10年後、自分はどうなっていたいと思いますか?
そうですね。やっぱり、この仕事はなんといっても経験がすごく重要だと思っているので経験を積んで、代表に近い観点で物事を見られるようになりたいですね。私ももっともっと経験を積んで少しでも近づけるようにとは思っています。

職員の方にインタビュー:IT担当マネージャー 佐々木伸明さん

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● 入社される前まではどのようなお仕事を経験していらっしゃったのですか?
東京では3社ほど経験しました。1社目は保険会社の子会社でSE。その後、外資系商社の社内システムとして働いて。その後、一番直近ではグローバルコンサルファームで、IT関係のコンサルをしていました。

● 現在はどんなお仕事をされていますか?
お客さまのところに会計の担当者と出向くことはありますが、基本的にはITというよりは経営企画、企画寄りの仕事がメインです。そんな自分の仕事でどんどん山形を盛り上げていきたいなという気持ちが強いです。
今のチームは3名なのですが、上長は仙台にいます。なので、普段はそれぞれ仕事をして。相談事があるっていったら集まって。なので、自由度は高いですね。そして着々と経験を積んでいる感じがあります。この年齢でお給料をもらいながら経験を積ませてもらっているというのもありがたいですし、着々と進んでいるという感覚があるので楽しいですね。

● 職場はどんな雰囲気ですか?
すごいフレンドリーと言いますか、家族っぽい感じです。
転職してきた初日に思ったのは、仲間として、チームとしてやっている連帯感がすごいなという感覚です。なので、早くそのメンバーになりたいな、と当日そうコメントをしたくらい、その印象が強いです。

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● 4月から山形に移住されたとのことですが、きっかけはどのようなことでしたか?
自分が秋田で産まれて、裏山でウサギを捕るような田舎で育ったということもあって。そんな中、自分に子どもができ、都会のごみごみした中で生活しているのを見て、どうせなら走り回って成長できるような環境がいいかなと思ったからです。
そんな時に、たまたま山形出身だった妻の両親が地元に戻って住んでいて。妻も両親の近くで住みたいということで。きっかけはそこですね。

● 実際に生活を初めてみて、いかがですか?
怒ることは少なくなったかな、と。以前は下の階の方に気を遣って「静かに歩いて!」など、よく怒っていましたが、今は2段ベッドからジャンプなんてしていても怪我しなければいいや、と見ています。
それと、やっぱり落ち着きますね。仕事の進め方も何日も徹夜してやっと終わらせたみたいなこともないですし、人間らしい生活になってきています。体調とか、きちんと家族との時間がとれて、寝る時間が長くなりました。

● クレドってどんな時に思い出しますか?
私は意識していますね。毎朝朝礼で朝礼当番が今日はどのクレドを読むかっていうのを、読んだあとみんなでそれを復唱して。そしてなぜそれを今日は選んだか、例えばこんなことかあって改めて段取りの重要性を感じましたというエピソードをしたりとか…。毎朝やっているので、みんな意識してやっていると思います。

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● あさひ会計はどんな方が向いている会社だと思いますか?
どんな人でもおもしろければいいのかな、と。どこにでも合わない人は合わないと思います。どんな人でも受け入れてくれる会社だと思いますが、人前で話すのが好きではないとか、人と話すのが好きではないみたいな方だと合わないかもしれません。

● 5年後10年後、自分はどうなっていたいと思いますか?
このグループの中で新しい会社を作りたいと。もっと違うコンサル会社があってもいいのかなって。まだ漠然としていますけど。ここで何か見つけていきたいなと思っています。

取材後記

「クレド」に書いてある14のバリュー。
社員全員で1年をかけ選んだ言葉だということもあって、菊地さん・佐々木さんお二人の仕事への姿勢や考え方に、意識していなくてもクレドにある言葉や行動が出てきたことがとても印象的でした。記事の中で取り上げているのは、ほんの一部なほどです。

あさひ会計の「質の高い仕事を通じ、お客様の継続・発展に貢献」するというミッションを達成していくそのチームの力は、このクレドが社内の文化として存在しているから、なのではないでしょうか。

クレドはあさひ会計さんのホームページに掲載してあります。一読の価値あり!です!

※この記事は、平成29年度「東北地域中小企業・小規模事業者人材確保・定着支援等事業」として作成しました。

募集要項

募集職種 1・財務コンサルタント
2・財務コンサルタント(公会計部)
業務内容 1・◆中小企業を中心とした関与先の税務・会計業務、経営支援を行って頂きます。

【具体的には】
・巡回監査
・決算・申告書作成
・経営計画策定支援
・MQ会計指導
・資金繰り支援
・自計化支援

2・◆地方自治体や公営企業の会計に関する業務を行っていただきます。

【具体的には】
・地方自治体や公営企業の税務会計業務
・地方自治体や公営企業へのプレゼン(営業)等
雇用形態 正社員(試用期間3ヶ月・条件変更なし)
勤務時間 8:30〜17:30
給与 1・341~660万円 2・363~640万円(経験により応相談)
休日 週休2日制(土日)※4月5月に土曜日出勤の場合もあり
祝祭日
GW
夏期休暇
冬季休暇

年間休日121日
福利厚生 各種手当(通勤、資格、時間外、休日出勤、管理職 等)
財形貯蓄制度
社内互助会
社員旅行(2年に一度)
家族会
勤務地 山形県山形市東原町二丁目1番27号

山形駅から車で5分。徒歩15分
対象となる方 【共通】普通自動車運転免許をお持ちの方
【求める人物像】勉強熱心で前向き肯定的に取り組める方

1・財務コンサルタント
【必須とする経験・スキル・資格】
・税理士、税理士科目合格者または公認会計士、公認会計士試験合格者の方

【歓迎する経験・スキル】
・経営支援の実務経験
・監査法人、会計事務所での経験

2・財務コンサルタント(公会計)
【必須とする経験・スキル・資格】
・地方自治体や公営企業(市町村が経営する事業、ガス、水道、病院等)の税務会計に携わった経験
入社予定日 随時
応募方法 ※こちらの求人情報は、転職エージェントの株式会社キャリアクリエイトが保有しています。
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税理士法人 あさひ会計

あさひグループには、公認会計士4名・税理士9名、中小企業診断士2名、特定社会保険労務士1名を含むグループ総勢86名が在籍し、関与先は山形県内を始め、東北・関東地方に約750件を擁する山形県最大級の会計事務所です。(平成29年10月1日現在)

関与先様の黒字法人割合は70.8%(平成27年3月決算の単月実績)と国税庁発表の平成28年度の黒字申告法人割合33.2%を大きく上回り、あさひ会計がお客様の経営参謀と言われる証です。

「山形相続サポートセンター」「山形M&Aサポートセンター」を設立し、専門的な業務も行っています。

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