こんにちは。庄内地方在住の伊藤和美です

このところ考える「子育てと働き方」について、つれづれっと書いてみようと思います。

正社員じゃなきゃ、公務員じゃなきゃだめですか??

先日も書いたのですが、2015年4月から庄内町の第三セクターの会社イグゼあまるめにフルタイムパートとして勤めているのですが、子育て支援のNPO法人(庄内子育て情報サイトTOMONI)もしているわけで、そちらも運営し、その上、長女を産んだ年にはじめたアロマの仕事アロマセラピストとしての講師業と、2足ならぬ3足ちょいのわらじを履いている私ですが、たまに言われるのは「なにしっでなや?」(なにがしたいの?)

やりたいことをやっているだけなので、なにしっでな?と言われても、返答に困っていました。

itou

でも、でもね、すべてに理由があるんですよ、私なりに。といういいわけは、まずおいといて、

正社員じゃなきゃ、公務員じゃなきゃだめですか? フルタイムの正社員がすべてですか? といいたい。

山形県は、母親になっても、働いている人が多い地域だといわれます。三世代同居率も21.5%。全国一位。それも平成2年からだそうで、山形県の特色のようです。 だから、子育ても母親ばかりでなく、おばあちゃんがみているというおうちも多い。「若い人は働け」っていう家庭もあるし、おばあちゃんになる人が現役で働いてるっていうことも多い。孫育てには協力的なおじいちゃんも多いように思う。(だた甘いだけだったりして・・・。)

そんな現状から見えてくるのは、働こうとする母親に「子どもの面倒をうちで見てくれる人はいないのか」という質問から始まる行政サービスと「仕事は一つ、定職を持って当たり前」という固定観念。でないなら、起業して好きな事を仕事にする。(定職並みの月給)

これかねぇ~結構不自由に感じるんですよね、私。なんか働く自由がないというか、なんというか

いろんな稼ぎ口があったっていい

だっていろんな稼ぎ口があったっていいと思うんですよ。兼業農家っていうこともあったし、(今じゃかなり少数派ですが)家業もあるけど、勤めるっていう働き方もあったし。

スキルもキャリアもあるかもしれないけど、

「週に2回3回、仕事します。(←お手伝いじゃないくてね)」

「週末だけ、起業します。お店開けます。」

「午前中だけ仕事します。」

とか、いいと思うんですよ。

あと事務仕事がいい仕事で、サービス業がよくないという風潮も気になるところ。 サービス業もやりがいある仕事なんですけどね~。 人が集まらないと聞く。

定職を持つっていうことは、子育てしている母親には、結構たいへんなことじゃないのかなぁって思うんです。 子どもが熱か出たら?学校保育園から電話が来たら?

「年休もあるし、上司の理解も昔よりあるから、今は、そんなこと心配することはないよ」

ほんとにそうでしょうか?

子育て・家事を家族の誰かが担ってくれないと、女性は残業も土日出勤も難しいのに、

残業も土日出勤をしている人はいて、暗黙に「どうしてできないの」という空気を出してる人は職場ににいませんか?勝手に思い込んでしまって、むりだぁって思ってるだけですか?まだいるようにおもうんですよね~ それにほかの人に迷惑がかかるからって思うことも。。。

 

それは男性だけでなく女性でも、子育てしてる世代が少数派になってきたのかもしれないですよね。もちろん、これから介護という問題も出てくると思うので、それぞれ働き方を考える時期がくるんだろうけど・・・。

自分が正しいだけじゃなくって、こんな考え方もあるんだなぁ~って思ってくれることから始めたら、定職だけがすべてじゃないって思ってくれないかな? でも、フルタイムで仕事してると忙しすぎるようで学びの時を逃しているっていうこともあるかも。

 

忙しすぎるのも、よくないよの~ ワークシェアとか、その仕事、本当に必要なの?って仕事の整理も必要。そうなると今度は組織の在り方も。

だから、気づいた今日に、自分の働き方、パートナー(相方)の働き方、職場の仲間の働き方、考えてみてほしいな(願望)風呂にはいりながらでも。

私自身、非電化工房の藤村先生の月3万円ビジネスという考え方に共感できたし、

鶴岡では、ナリワイづくり工房という活動もあって新しい働き方の風が吹いているなと感じている人は多いのではないでしょうか? 特別な人、パワフルな人が起業して事業を起こすというよりも、緩やかに自分の出来ることで、魅力的なその人なりのナリワイを持つ。そんな考えが浸透していったらいいなって思います。

 

ちなみに私の働く理由

事務仕事(イグゼあまるめ)では「今年請負スタートの仕事だから、あなたに頼む」といわれたから、

子育て支援は私が子育てに四苦八苦したから、そんな社会を変えたいから、

アロマの仕事セラピストとしての講師業は、私のライフワークだからなんです。

自分で考案したということもある。

大した理由じゃないでしょ(笑)

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この記事を書いた人

伊藤 和美

伊藤 和美(いとう かずみ) 
1973年 生まれ庄内町在住  理容師免許を持つセラピスト&NPO法人明日のたね 代表理事(庄内子育て情報サ...

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