こんにちは、前回レベルアップし山ガールとなった【山姥RPG】プレイヤー、橋本 蕗(@fuki_butterburです。

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▲前回から始まりましたたけのこ山編。たけのこポーズで今回もはじめていきます。

前回はこちら>>真夜中、たけのこを目指して【山姥RPG】レベル2~都会人の目覚め6~

 

師匠「お前はやっぱり足手まといだ」

さて、前回タケノコをゲットできたプレイヤー蕗。 早速、お師匠さんや近所の方とともにタケノコ料理を楽しみます。 11665361_845794285512305_162316763197970023_n

 ▲たけのこ卵とじ(師匠の店「やきとり 柳川」でも食べられます)

ご近所さん 「いやーしかし、見たことのないぐらい太いタケノコだね!一瞬孟宗筍かと思ったよ。」

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▲確かに見たこともない太さのタケノコ(天ぷらにしました)

7~8kg、しかも細いタケノコばかり採ってきたプレイヤー蕗に対し、

20kg以上、太いタケノコばかり採ってきたお師匠さん(師匠のタケノコをみんなで食べました)

プレイヤー 蕗 「うーん、さすが師匠…」

ご近所さん 「でも、タケノコ採り一緒に行ってきたんだろ?どうだったプレイヤーは?」

お師匠さん 「こいつ(蕗)を連れて行くと大変だ…命がけだし、普段の500倍大変だ!」

また、お師匠さんの足手まといになってしまった…プレイヤー蕗

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▲前回、滑落しかけたので、返す言葉もなく落ち込むプレイヤー

プレイヤー蕗 「私が甘かったです。次回は、あの雪の壁の手前でタケノコを採ろうと思います!」

お師匠さん 「(珍しく代替案を出してきたな…)まぁ、それなら前回よりはマシか…いいだろう」

※()内はココロの声です。

という訳で、数日後、またしてもお師匠さんとプレイヤーはタケノコ山を目指します。

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▲前回は車中泊でしたが、眠れないので深夜1時に朝日町を出発することにしました。

今回は前回の反省を生かして装備はバッチリです!

プレイヤー蕗 「前回は午前2時に沢山ライバル達がたけのこ山に入って行きましたけど、今回は全然いないですね。」

お師匠さん 「ああ、前回がピークだったからな。」

プレイヤー蕗 「前回がピーク!?だ、だって前回まだ1回目だったじゃないですか!?」

※プレイヤーはこの夏、10回ぐらいタケノコ採りに行こうとしていた。

たけのこ山の異変…

お師匠さん 「今年、とにかく雪が溶けるのが早かったみたいで、いつもの年よりタケノコ山の雪が3m少ないんだ…」

プレイヤー蕗 「3m!?」

お師匠さん 「山形歴の短いプレイヤーに3mって言ったってピンと来ないだろうけど、今年はおそらくタケノコのピークは1週間は早かった…」

プレイヤー蕗 「…じゃあ、1週間前から山に行けば良かったんですか?」

お師匠さん 「そういうことでも無かったみたいだ。いつもの年は雪が溶けた所からタケノコが出てくるが、今年は既に溶けている所が多くて一気にタケノコが生えてきてしまったから一瞬でいい所が終わったようなもんだ」

プレイヤー 「そんな…」

2回目のタケノコ採り

いい所が終わった…と言われてもタケノコは生えているわけだし、前回みたいには太いのが採れないってことかな?と思いつつ、

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▲雪の壁に向かっていく師匠と別れ、プレイヤーは手前でタケノコを採ります。

前回はお師匠さんが「良く採れる場所」に連れて行ってくれたけど、今回は闇雲に進んでいきます。

お師匠さんがラジオをかけていってくれたので、ラジオの音を聞きながらタケノコを探す…

※ラジオの音を意識しながら歩くことで山中で迷うことが防げます。

プレイヤー蕗 「タケノコ、全然見つからない…あった!ん…??」

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▲なにやら不健康そうな色をしたタケノコ発見。

・色が悪い

・点々がついている

・採ると穴が空いている

前回は全然そういったのが無かったのに、今回はそういうのが沢山あります。

一本折ってみると…

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▲ニョキッと…

プレイヤー蕗 「ギャーーーー」

思わず、悲鳴をあげました…思った以上に可愛くない虫がたけのこに潜んでいました…

悲鳴に気づいたお師匠さんが駆け寄って来ました。

お師匠さん 「なんだ!?どうしたんだ。」

蕗 「む、虫がいました」

お師匠さん 「普通は、タケノコも終わり頃(7月上旬)になると虫が中に入り出すんだが、今年は雪が無かったから、虫が早いうちから活動して大量発生しているんだ。だからまだこんな時期(6月中旬)なのに虫喰いだらけだよ。まいるよなぁ。」

そうなると、採るのに時間もかかります

前回より早く、午前4時30分には現地についたものの、午前9時30分頃まで5時間ほど採取していた二人 状態の悪いタケノコが増えたとはいえ、お師匠さんはやはり、20kgぐらいタケノコをしょっています。 苦戦しましたが、今回は、プレイヤーも10kgぐらいタケノコをゲットしました。

いざ、下山!!

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▲ぱんっぱんに詰まったリュックの師匠&それほどでもないプレイヤー

お師匠さんは、背負うのに大変な量の荷物を持っているのでゆっくり下りますが、

前回

「こんなに遅くなったことはない」

「いつもは遅くても11時までには下山する」

と前回師匠から言われたプレイヤーはほとんど休まずスタスタおります。

足手まといにならないように…

こうして必死で下山したプレイヤー蕗。 今回は滑落も、ケガもなく、タケノコを採るのに時間はかかりましたが、行きも帰りもスムーズに行って帰ってくることができました。

【DATA】

タイム:午前2:00入山→午前11:00下山 (9時間)※前回より1時間減

持ち物:大きいリュック・小さいリュック・杖・はけご・ヘルメット・軍手・ゴム手・手ぬぐい・懐中電灯・カッパ・アイゼン・朝食・水1ℓ・飴少々

収入:6,000ネカ(前回と同じ)

山姥RPGが目指していることは。

お師匠さん 「前回より、沢山採ってきたのになんで収入が同じなんだ?」

プレイヤー 「それは、虫が沢山入っていたから…ではなくて…」

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▲誕生日を迎えた友人にプレゼントしたかったから

他県の友人にも贈ったから。

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▲細いタケノコを食べたことがないという岐阜県白川町の友人にお送りしたのでした。

お師匠さんは

「もったいない…せっかく採ってきたんだから少しでもお金に替えた方が…」

といいますし、プレイヤーもその通りだと思います。

でも、

「沢山の人にお世話になって、時には迷惑をかけて」

これまでこれたからから 少しでも、私も返していけたらいいな。そんな気持ちでした。

 

ただ、タケノコを採ってきているだけでは…

【山姥RPG】とか言っているけれど、ただタケノコを採ってきているだけじゃないか

ここまで読んで、そう思われるかもしれません。

プレイヤーが目指しているのは

「山の技術を受け継ぐこと」「色んな人と助け合って生きていけるようになること」

タケノコ採りは、どう繋がるのか。

次回、その答えが徐々に見えてきます…

どうぞ、お楽しみに!!

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この記事を書いた人

橋本 蕗

埼玉県出身、小学5年生の頃に1年間、秋田県旧合川町で山村留学を体験したのをきっかけに学生時代から地方への移住を企み、2013年7年越しの念願叶...

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