こんにちは、ただいまピンチッ【山姥RPG】プレイヤー橋本 蕗(@fuki_butterbur)です。
ちなみになぜピンチなのかは
>>【山姥RPG】レベル2~都会人の目覚め~
を読んだ方はお分かりだと思いますが、
「お前が来ると邪魔になる」ということで、山のお師匠さんに山に連れて行って貰えなくなったからです。
【山姥RPG】ここでゲームオーバーか…
と思われましたが、進展があったのでご報告します。
山菜と再び出会う日
山のお師匠さんに山へ連れて行って貰えなくなったプレイヤーでしたが、山の幸にあずかろうと(あきらめが悪い)ある方のお宅を訪れました。
▲蕗ナイトでお世話になったミツコさん(写真左)のお宅へ。
5月6日に開催された蕗Night(詳しくはこちら)のお礼で…と伺ったのですが、
ミツコさん 「ワラビ出てっから山に採りに行っていいよ。」「ひとりで行けるべ?」
蕗 「ひ、ひとりで…あ、じゃあミツコさんの分も採ってきますね。」
ミツコさんの家の山は集落の方々と分け合っているような山なので、部外者が山菜を採っていたら一目で分かります。
「ふ、不審者と思われないかしら…」
と不安になりながら、山に登っていくと…
▲山にはちょうど食べごろに思われるワラビが!
蕗「おおー! 太いー美味しそー」
前回の反省を生かし、
固い根元からは採らずに、柔らかい上の方から収穫します。
しばらく採っていると…
「そこはー! ミツコさんのとこよー!!」
と駆け寄ってくる方がいました。ミツコさんのご近所さんのようです。
これは…不審がられていますね。
蕗「さっき(ミツコさんに)声かけてきましたーおうちの方で忙しいので採ってきていいということで。」
ご近所さん「ああ、そうなの? ここは道路沿いだから知らない人が勝手に入って採っていくことが多いのよ。」
▲そりゃあ見たことのない人が知り合いの山で山菜採ってたら怪しまれますね。
ご近所さんはその後、安心したのか
「ほれ、そこのやつ、それふっとくてうまいから採っていけーいっぱい採ってミツコさんと分ければいいべー」
ととても協力的。自分の山かのように色々教えてくれました。
▲この日の収穫はワラビとしどけ、山ウド
ワラビ以外も少しだけ採らせて貰おうと、以前から採取させてもらっている山へ入りました。
しどけやクワダイ、あいこ等の山菜にゆっくり触ると固い所、柔らかい所がすぐ分かりました。
「根元から採らない」
「1本で生えているものは採らない」
「群生しているものでも残しながら採る」
山に生えているものだからといって、無限ではない。
畑に野菜を植えるように、守って育てていかなければ無くなってしまう。
そんな目で見ると、今まで無尽蔵に生えていたように思われた山菜が
絶滅危惧種のように貴重な存在に感じられました。
4月から始まった【山姥RPG】
山形に来て、山のふもとにすみ、山から恩恵を受けて生活し、山のことを知っていく
【都会生まれ都会育ち】の私の感覚と
【山のふもと生まれ、山で遊んで育った】地元の方々
との間にはとても大きな隔たりがあることを感じつつ、今回
「ひとりで山に行ってきてもいい」と言って貰えたのは信頼の証かなと思い
自分は少しだけかもしれないけれど変われたのかなと感じました。
しかし、その程度では【山姥RPG】では☆☆レベルアップ☆☆できないようです。
目指す【山の声を聞き、山とともに生きる山姥】になるための修行はまだまだ続きます。
次回予告 山のお師匠さんとの関係改善
▲山のお師匠さんの希望で登山に行きました。
「このままでは山姥RPG、終われない」
というがけっぷち状態のプレイヤーは、山のお師匠さんが「どうしても行きたい山がある」と言いだしたのを聞きつけて
「登山イベント」を企画し、10名ほどで登山することにしました。
さてさて都会人プレイヤー蕗、名誉挽回なるか…?
次回、お楽しみに。