コーディネーターの田中です。

2023年11月25日に、「未来志向の山形県人会・山形やまらぼ『東京から山形を応援!』交流会」を開催しました。

 

テーマは、『東京から山形を盛り上げる!』

今年度、ヤマガタ未来ラボでは、「山形県を応援したい・関わりたい」気持ちを持つ人たち(以下、関係人口)が、山形県内の地域コミュニティに参画することで、持続可能な地域実現が実現できるだろうか?というモデル事業を、山形県村山総合支庁と一緒に取り組んでいます。

このモデル事業の一環として、『オンラインで山形と東京をつなぎ、山形側からは山形県村山地方の地域コミュニティ、つまり町内会や自治会の「課題」や「もっとこうしたい」ということを出して頂き、それを解決するためにはどんな内容だと良いのか?を、東京側の参加者みんなで考えてアイディアを出す』というイベントを開催しました。

 

東京の会場は、「山形県アンテナショップのパートナーショップ」でもある、銀座のピアノラウンジをお借りして。

(主催の山形県村山総合支庁連携支援室長の挨拶を聞く参加者の皆さん)

山形側は山形市のやよい町内会、を繋いで行いました!

山形市やよい町内会 https://www.yamagata-yayoi.com/

町内会なのに、WEBサイトやyoutubeチャンネルを持つ稀有な町内会。

山形市やよい町内会の会長・門脇さんにオンラインでご登場頂きお話しいただいたお悩みは、『若い住民の方に地域活動に関わってもらうには、どうすれば良いと思う?』ということ。このイベント参加者が解決策について考えました。

参加者同士の話し合いでは、

「アパートに入居する単身者などは、”町内会”というものを知らない、町内会に入ると何ができるのか何が良いのかわからない、町内会って何?入る理由がわからない(町内会がなくても困らない時代ではないか)→入会後のメリットを明確にする、町内会のお知らせ、イベント等のチラシをポストに投函するなどして、外に出たくなる理由を作った方が良いのでは」などと、解決策について話し合いました。

「山形の美味しいものや割引券などを上げたりすると若者出てくるんじゃないか」といった意見や、「連絡手段は、町内会のLINEグループや公式LINEを使ったやりとりができると良い」など、たくさん意見が出ました。

(町内会長に質問する参加者)

アイディア出しの後は、交流会。

イベント会場と一緒に町内会長も遠隔で乾杯。

参加者の声

・イベントに参加したことで、「県外から山形をもっと手伝いたい」気持ちになった人、92%。

・山形を感じるすてきな会でした。
・東京にも山形LOVEな方が沢山いることを知れて嬉しくなりました
・東京にいても同郷の人と会う機会ないのでよかったです。
・真面目なディスカッションもあり新鮮だった。
・山形では味わえない雰囲気と人柄に触れることができて素直に楽しかった!!
・人数、会場の広さ、雰囲気、とてもよかったです。
・楽しい時間を過ごせました
・東京にいながらも山形への想いが強い人とお話しする事ができ、有意義な時間となりました。
・楽しかったです。初めて参加しましたが、来てよかったです。
・初めて参加しましたが、若い方もたくさんいらっしゃって、とても楽しい時間をすごしまいした。またこのような機会にぜひ参加したいと思います!
・山形の食べ物がおいしくて、山形の方ともお話しできて楽しかったです。
・地元の課題は解決していきたい。
・身近に感じられるイベントであった
・若い人が真剣に考えてる事がわかった。
・また参加したい。山形をもっと知りたい
・県外から山形に関わっている方が意外と多かったので、私も少しでも何かお役に立てればと思いました。
・山形のことを案外知らないと県外に出て初めて気づいたので、自分が山形を知ることが重要
・県外から山形に関わる活動をする上で、このようなイベントに参加することは『自分にとって、大事・大切だな』と思う

最後は記念撮影で終了。

 

話し合った内容は後日、対面で山形市やよい町の町内会長・門脇さんにフィードバックさせて頂きました。

(2023年12月27日 やよい町集会所にて)

コーディネーター「門脇さん、この度は、イベントにご協力いただきありがとうございました!こちら、イベントで話し合った内容です!(意見をまとめた書類を渡す)若者の意見を聞いて、どうでしたか?」

門脇さん「いや〜、若い人の意見を直接聞く機会はなかなかないからね、よかったよ!画面の向こうでグループで話し合ってる内容はわからなかったけど、前に出てきて画面越しに直接話をしてくれた子の話は、なるほど!と思ったよ。
早速、町内会の役員にも、イベントで聞いた意見を共有したよ。
”若い人はメリットがなければ町内会には参加しない”という話を伝えたら、「そうか〜俺たちも若ければ、得なこととかないと混ざらないだろうな〜わかる!!! ただ、それだと老後が寂しくないか〜?」とか話していたねぇ。
もらった意見を参考にして、自分達に合わせた形でやれそうなことをやってみたいと思いますよ!」

 

コーディネーター「こんな意見もありました。『門脇さんが”何かあった時に若者を助けたい”という趣旨のお話をされていたが、体力的に災害などの有事の際には若者は助けられる側というより、ご高齢の方を助ける側になる方が自然と考えられるのではないか。なので、”助けたいので”と言われるよりも”助けて”と言われた方が、”じゃあ、力貸しますよ!と出ていく気になると思う。(30代男性)』」

 

門脇さん「確かに、それはもっともだね。ただ、私が心配してるのは、孤独死とかしないだろうか、、、ということなんだよねぇ。」

 

コーディネーター「今回、こういうことをやってみてどうでしたか?」」

門脇さん「若い人はとんでもない発言をしたって良いんです。
我々におもねてほしくない( 人に気に入られようとして媚びたりへつらったりしてほしくない)。
私は、町内会の活動って、失敗したって良い、うまくいったら、素晴らしい!少しでも前進すれば得!だと思っています。
今回、このイベントに関わって、「若い人の話を聞く会」ってこうやればいいんだな、と分かったので、自分達でも形を変えてやってみようかなと思いました。」

 

コーディネーター「関係人口の皆さんの意見・関わりがお役に立ててよかったです!門脇さん、ありがとうございました!」

 

「東京から山形を応援!」山形県村山総合支庁とのコラボイベント第2弾を開催!

2024年1月20日(土)にも、「東京から山形を応援!」をテーマにしたイベントを開催します!

ぜひご参加ください。

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この記事を書いた人

田中麻衣子

1984年山辺町出身。新卒で山形での就職後上京。求人広告営業を経て、2012年ヤマガタ未来Lab.をOPEN。東京と山形行ったり来たり。...

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