人生の岐路に立った時、モヤモヤしているなら一度自分と対話し深掘りする『自己分析』をしてみませんか?

 

実は未来ラボ編集長は、新卒で入社した会社を約1年で早期離職してしまった過去があるのですが、自己分析をしっかりしていたら早期離職しなかったのではないか?と言ってました。

「より良い仕事人生を送る」ために自己分析をやった方が良いと考える理由(編集長の個人的見解です)

私は新卒で入社した会社を1年も経たずに退職しました。20代は「自分がどうしたいか」を悶々と考え転職も数回し、悩んで紆余曲折しました(ただ、これは自己分析した・しないに関わらず、20代はみんなそんなものかもしれません)。

それからUIターン・転職支援を本格的にするようになったり、キャリアカウンセラーの勉強をしたり、学生さんの就職支援をするようになっていく中で、徐々に『自己分析』の重要性を実感するようになりました。

なぜなら、『仕事に対する価値観は十人十色で、万人にとっての良い会社なんてものは無く、同じ会社でもある人にとっては良い会社でもある人にとってはよく無い会社と評価バラバラ。だから、『自分が納得して気持ちよく働ける仕事』というのは、自分がどう働きたいか・自分は何がしたいかなど『自分がどうしたいか』によって、その答えは全く異なるものになる」と気付いたからです。

そう考えると、『自己分析をしなかったから、新卒入社した会社を早期離職した』と断言は出来ませんが、「自己分析をやっていたら、新卒入社した会社を辞めずに済んだかもしれない」「自己分析をしっかりする機会があったら、ここまで紆余曲折な人生にならなかったかも?!」と考えたりもします。(就職・転職・UIターンで「思ってたんと違う…」となる前の『自己分析』のススメ

自己分析のやり方はいろいろある

・そもそも、自己分析とは何か。やるメリットは?

自分史ワーク(プロが伝授!ES・面接の「自己PR」で話す内容が見えてくる自己分析「自分史ワーク」のやり方をご紹介)

今日は、幼少期から今に至るまで自分はどんな道を通ってきたのかを可視化して自己分析を行う「ライフラインチャート」のやり方をお伝えします。

ライフラインチャートとは

自分のこれまでの人生を振り返り、いつどんな出来事があったのかと、その時の自分の幸福度・充実度はどのくらいだったかをチャートで表したものです。

自分の人生の上がり下がりを可視化することで、自己理解を深めます。就職活動や転職活動の際に使われます。

自分の感情の揺れ動きを可視化することで、どんなときに自分が満足するのか、反対にモチベーションが下がるのかを客観的に見ることができます。

(ものすごく大雑把な作成例)

 

ライフラインチャートの見方

横軸が時間軸(その出来事があった年齢)、縦軸がそのときの自分の状態(上が上がった状態、下が下がった状態)を0を基準として考えます。

横軸である時間軸は、何歳から書きはじめても構いません。

小学生、中学生、高校生、大学生、といったざっくりとしたスパンで考えて大丈夫です。

 

 

STEP1 : ライフラインチャートに必要な材料を準備する

ライフラインチャートの作成に必要な道具は紙とペンです。そして、一番肝心なのはチャート作成前の準備。

(準備するもの)
1・紙(A4かA3がおすすめ) 用意した紙の真ん中に線を引いてください(0の基準となります)。

2・ペンか鉛筆

3・静かな環境

ライフラインチャート書くときは、気持ちが落ち着いているときがおすすめです。
1人で書きはじめてみるといいですよ。

 

STEP2 : 自分の上がったときと下がったときのグラフをフリーハンドで書いてみる

フリーハンドで今までを振り返りながら、曲線を書いてみます。横軸である時間軸は、何歳から書きはじめても構いません。

STEP3:自分の上がったときと下がったときを大まかに数値化する

続いて、STEP2で書いたグラフを大まかに数値を記入してみます。
例えば、真ん中の線は0ですから、そこを基準として、曲線の頂点は数値を記入するとしたらどれくらい?

最高値100、最低値-100くらいがわかりやすいかもしれませんね。

ここではグラフを可視化することが目的ですから、あくまで大まかな数値でかまいません。

 

STEP4:上がったとき、下がったときのエピソードを書いてみる

その曲線は、なぜ上がったのでしょうか?なぜ下がったのでしょうか?

エピソードを記入してみましょう。

ここでは、上がったときのエピソードだでなく、下がったときのエピソードが重要です。過去の失敗や悲しい経験を認めることです。

辛い作業だと感じるかもしれませんが、がんばってください。

ここをしっかり掘り下げることで、自分をより深く知ることができます。

 

STEP5:完成したグラフを見て振り返る

最後に、グラフに記された曲線を振り返りましょう。

注目すべきポイントは2つです。

1・曲線が上がっている時期

「なぜ満足していたのか」…自分が求めていることがわかる

満足できた(曲線が上がった)理由を考えてみましょう。その理由こそが、今の自分が求めている欲求かもしれません。

例:「長年の努力が実った」「良い先輩に恵まれた」など。

 

「どうして満足(成功)することができたのか」…自分の強みがわかる、自分の大事にしていることがわかる

曲線が上がった成功要因を考えましょう。それはすなわち、自分の強みです。

例:「体調管理を万全にしていたから」「早い段階から準備をしっかり進めたから」など。

 

2・ 曲線が下がっている時期

「なぜ不満だったのか(モチベーションが低かったのか)」…自分の弱みがわかる、自分の適応できないことがわかる

「なぜ」を繰り返して自問自答することで、自分の弱みが見えてきます。

「その状況をどうやって乗り越えられたのか」…逆境に打ち勝つ行動パターンがわかる

曲線が下がってから、どうやって曲線が上がって行きましたか?逆境に打ち勝つための行動パターンを知る手立てになります。

 

まとめ

ライフラインチャートは、1枚の紙とペンさえあれば作成可能です。納得できるまで何度も書き直し、自分と向き合う時間を作ってみることが大事です。

しっかりとキャリアの棚卸しをすることで、おのずと具体的な将来のビジョンが見えてくるかもしれません。

 

 

対話をするとより効果的

書いたものを伝えることで、より言語化ができます。

過去のエピソードを振り返る中で、自分自身が見えてきます。

キャリアクリエイトでも、「プロのキャリアアドバイザーと話して、自己分析を深める機会」を、複数ご用意していますので、一人では限界を感じる、誰かと話したい、プロに相談したい、そんな時には、ぜひご相談ください。

 

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これを書いたキャリアアドバイザー

須貝未菜

株式会社キャリアクリエイト

コミュニティマネージャー、キャリアアドバイザー

東根市生まれ。首都圏の大学を卒業後、新卒で県内の金融機関に就職。東日本大震災をきっかけに、教育系のNPOに転職し運営に従事。そこで感じたコミュニティーが原点となり、再度、山形県にUターンしキャリアクリエイトに入社。「人と人が繋がる、きっかけを作っていきたい」この思いを大事に、プログラムやイベントの運営事務局、広報を担当。『コミュニティマネジメント』を学び知識を身につけ、山形での新しい繋がりをつくる「オガールカフェ」(2018年5月から開始、のべ450人参加)の運営、ヤマガタ未来ラボ編集部の学生記者コーディネート、県外の若者が山形での暮らしと仕事を体験する移住事業のコーディネーター(2年連続で担当、山形県内9市町村 参加者約50名)、首都圏における山形へのUIターン促進イベントの運営を2年間行うなど、人と人が繋がる『コミュニティ』の企画コーディネートで実践を積んでいる。

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この記事を書いた人

株式会社キャリアクリエイト

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