山形で学生してるけど、何をしたらいいのかわからない、将来もそろそろ考えなきゃ…という学生諸君!
人生の先輩から学ぶことで、学生生活を華やかにしよう。
山形のアツい大人に、自分の将来を模索した学生時代や仕事観、山形への思いについて語っていただくこちらの企画。
題して、『学生のうちにこれやっとけ!』
今回は、学生記者Akikaが、以前取材した株式会社シェルターの村上芙美さんに「毎日を全力で楽しんでいる人がいる!」と紹介を受けて取材してきました!
今回のゲストは、こちらの方!
工藤佑貴さん。
出身:山形県西川町
山形で楽しく働く大人の「今」
Q.まず初めに、現在の仕事について教えてください。
A.山形東消防署本署救急係で勤務しています。
消防士の仕事は、消火活動はもちろんのこと、事故現場に駆けつけ怪我をした人の手当をする救急や消火栓の管理もあり、多岐に渡ります。現在は主に救急の業務に携わっています。
学校の消火訓練に行って子どもたちに消火器の使い方を教えることや、火事の怖さを教えることも仕事の一つです。消防士は日頃から体を鍛えて、いざという時のために訓練も行っています。
Q.1日にどれくらい出動しますか?
A.消火活動よりも救急が多いですが、私の部署では平均して一日に7.8件出動しますね。山形市全体では、消防車・救急車合わせて30〜40件ぐらい出動しています。
Q.この仕事に就いたきっかけを教えてください。
A.就職活動をしている中で、たまたま消防士の採用情報を目にしたんです。応募締切の3日前に(笑) 。
消防士って何をしているかわかりやすいじゃないですか。みんな知ってるし、カッコいいし、体力には自信があったので受けてみようと思ったんです。きっかけはそんな感じですね。
Q.仕事をする上で大変だったことはありますか?
A.消防士は体力自慢の人が多いのですが、やはり最初は訓練に慣れるのが大変でした。「こんなに動くのか」と驚きました。面接の時に「体力に自信があります!」なんて言わなきゃよかったと思いましたね(笑)。
あとは、休日でも消防車や救急車のサイレンにはすぐ反応してしまいドキッとすることはよくあります。
Q.仕事で大切にしていることはありますか?
A.命に関わる仕事なので、責任感と緊張感は常に持っています。訓練にしても、出動するにしても集中力を大切にしています。
その分、休みの時と仕事の時の切り替えはしっかりしていますね。プライベートとのメリハリをつけることで、より仕事を頑張れていると思います。
学生時代にタイムスリップ
高校時代の工藤さん(写真左端)
Q.どんな学生時代を過ごしていましたか?
A.関東の大学に進学したのですが、とにかく毎日楽しく過ごしていました。関東の街も人も山形とは違ってギラギラしてるなと思った記憶があります。野球のサークルにも入り、小学生の頃から続けていた野球も新たな仲間と楽しんでいました。
Q.関東での生活を楽しんでいたのに、どうして山形に戻ろうと思ったんですか?
A.大学生活は充実していましたが、都会人にはなれないと心のどこかで感じていました。
山形には何とも言えない居心地の良さがあって、「自分の居場所はここだ!」と思い帰ってきました。
Q.学生時代になりたかった自分にはなれていますか?
A.こういう大人になりたいという具体的な理想像はなかったのですが、もう30代になるので、半分くらいはなりたかった自分になれてると思います。
大学の卒業式
学生時代にこれやっておけ!
Q.これからの目標があったら教えてください!
A.消防士って誰でも知ってるカッコいい憧れの職業だと思うんです。消防士に憧れてもらえるのと同じように、自分も誰かに憧れてもらえる人になりたいですね。あとは、日々の生活の中で趣味を見つけたり新しい友達と知り合うなど、楽しいことを見つけてアクティブに過ごしていきたいです!
Q.最後に学生にメッセージをお願いします!
A.学生時代のうちに、バイトでもサークルでもいろんな経験をしてほしいですね。
何でもやってみないとわからないじゃないですか。だから、少しでもいろんな経験を積んで、自分に向いていることを見つけてほしいと思います。社会人になると様々な年代の人と話す機会が多いので、学生のうちから多様な人と関わりを持つことは大事だと思います。
あとは、毎日を楽しんでほしいです。社会人になってからも充実した日々は過ごせますが、友達と遊んだりバイトに明け暮れたりサークルに熱中したり、学生時代にしかできないこともあるので、今を満喫してください!
Akika’s comment
日々を楽しく過ごしたいという思いがとても印象的でした。工藤さんが大切にされているメリハリは、学生生活でも大事だと感じました。学生のうちに、いろいろなことを経験し多くの人と関わりを持っていきたいと思います。そして、自分が生き生きできる場所・楽しく過ごせる場所について考えてみようと思います。