山形県では昨年度より、やまがたの「暮らし」と「仕事」を体験出来る数日間のプログラムやまがたCAMPを実施しています。

『やまがたCAMP』とは、山形県外在住の参加者が、地域で暮らす仲間たちと出会い活動することで、「自分らしさ」や「やりたいこと」を発見したり、新たな学びのきっかけにし、これからの自分の生き方・働き方を考えてみるという趣旨のプログラムです。

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2019年度も、長井市・酒田市・真室川町・河北町がそれぞれ魅力あふれるプログラムを実施しました。

各市町村ごとに特色を生かして企画された体験プログラムはいったいどんな内容だったのか? 参加者はどんな体験をしたのか? キャンプに同行した未来ラボスタッフが、プログラムの一部をレポートします!

やまがたCAMP2019 in 河北町(9/27〜29)編

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【やまがたCAMP2019in河北町 】

◆実施日:2019年9月27日〜9月29日

◆参加者:5人(男性3人・女性2人)

◆『やまがたCAMPin河北町』に参加したきっかけ
・もともと河北町への移住を検討していて、河北町の情報を集めていた
・農業に興味があり、地方で農業体験ができるプログラムを探していた
・東京三軒茶屋にある河北町のアンテナショップ「かほくらし」でやまがたCAMPのチラシを見つけて

◆『やまがたCAMPin河北町』のプログラムで興味を持ったポイント
・将来、河北町でイタリアンのお店を開くことを目指しているので、イタリア野菜の生産者さんに話を聞くことができるところに魅力を感じた
・普段購入している「かほくイタリア野菜」の生産地に行ってみたかった
・農業体験に興味があり、イタリア野菜の収穫をしてみたいと思った

※やまがたCAMP河北町のプログラム概要はこちら。

 

①かほくイタリア野菜の魅力に触れる

まず伺ったのは、「かほくイタリア野菜研究会」。

IMG_4850▲ハウスの中で、見たことのない野菜が栽培されています。

どうして河北町でイタリア野菜なのか?

疑問に思うところですが、実はイタリアンの料理人が「イタリア野菜を料理に使いたいけれど作っているところがない」と嘆いていたことがきっかけだったそう。

イタリアと緯度がほぼ同じで、気候も似ている河北町なら、イタリア野菜を栽培できるのでは??」と、河北町の農家さんたちがチャレンジを始めたそうなんです。

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栽培の難しさ、周囲の理解を得る大変さなど苦労を経験しながらも、今ではたくさんのイタリア野菜をブランド化して出荷しています。

IMG_4844▲参加者も収穫体験。イタリアの小ぶりのナス「フェアリーテイル」はとっても甘いんです。

IMG_4882▲かほくイタリア野菜研究会の太田進一さんと記念撮影。

さらに、収穫した野菜を使った本格イタリアンの調理実習にチャレンジ! キッチンには鮮やかな色の野菜が並び、期待も膨らみます。

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IMG_4928▲料理の先生の教えを請いながら……

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2時間ほどかけて、立派なイタリアンのコース料理ができました!

参加者からは、「収穫、調理、食べる、という一連の流れを経験できてよかった!」という声が上がりました。

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②歩いて回れる観光スポットがたくさん!町内散策へ

お昼を食べたあとは、歩いて町内散策へ。

河北町役場に隣接する無料動物園や、

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毎年谷地どんがまつり(谷地八幡宮例祭)で賑わう谷地八幡宮、

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町民に愛されるスーパー「クラッカー」を回りました。

IMG_5017▲さすが山形の町のスーパー、安すぎる果物や野菜に驚き!

面積約50平方キロメートルの河北町は、町の機能がコンパクトに集約されているので、歩きながらいろんなスポットを楽しめるんです。

河北町に住んでいたら日常的に通える場所ばかり。「暮らすには意外と便利かもしれない」という思いを持った参加者もいたようです。

③紅花の歴史と最新事情

河北町は「べに花の里」でもあります。江戸時代、この地域で作られた紅花は京都までにも送られ、化粧品や衣装の染料として使われていました。

今は資料館としてその歴史や文化が残されているほか、紅花のより良い栽培方法や新しい活用について検討が進められています。

IMG_5031▲温度管理されたビニールハウスの中で、紅花の生育実験中。

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続いて、紅花資料館を見学。

広い敷地内には150年ほど前に建てられた門や蔵、紅花の歴史や加工品を展示する「紅の館」、紅花染め体験スペースなどがあります。

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地元の方に、紅花染めの指南を受けます。

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出来上がった紅花染めのハンカチを持って記念写真。それぞれ素敵な作品に仕上がりました!

紅花の歴史や今を学びながら、河北町では紅花を活用してさまざまなアプローチから仕事ができるということを知る機会となりました。

やまがたCAMPin河北町を振り返って

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河北町の「暮らし」と「しごと」をたっぷり味わった3日間を終え、河北町の印象について振り返りました。

<参加者のみなさんの感想>

「地元のスナックに行ったり、お試し住宅(※町が移住体験のために貸し出す家)で飲み会をしたり。普通の旅とは違う、暮らしの疑似体験ができて楽しかった」

「河北町は人を受け入れてくれる風土がある」

「来るまでは山の中だと思っていたけど、ちゃんと店や街があって、思ったより都会だなと思った。来てみないとわからない」

「町の人がいろんな夢を持っていることが印象に残った」

町で暮らす人々や文化の面白さに触れ、おいしい野菜やお酒をいただきながら参加者同士で夜まで語り合った『やまがたCAMP in 河北町』。今回のツアーを経て、移住と夢の実現に向けた動きを加速させている人もいるそうです。

「移住の決め手は、最後はやっぱり”人”」と、ある参加者。今後もこのツアーで得た人のつながりを保ち、河北町との関わりが深まっていくことを期待しています。

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