2018年になりました。遅くなりました。今年もヤマガタ未来ラボを、どうぞよろしくお願いします。

「平成」の終焉に向けて、2018年は色々と「終わる」年になるのではないか。

2020年のオリンピックと前と後では、世界が変わるんじゃないか。

そんな話もありますが、私も2012年から始めたこのヤマガタ未来ラボも進化しないと行けない、と沸々と感じていました。

ヤマガタ未来ラボは、2012年に、UIターンしやすい環境を作ることを目的に立ち上げました。以来、UIターンの支援をよくやってきましたが(今もやってますが)、最近、「ヤマガタ未来ラボ=UIターンのこと”だけ”してる」と見られることに違和感が出てきていたんです。最近は、UIターン支援だけじゃなくて、山形県内に住んでいる方向けにコンテンツなどを充実させる方針としていたので。

あと、情報発信「だけ」の限界もチラチラと感じていたかもしれません。人材紹介サービスを行う会社にjoinし、山形県内の仕事・転職事情もわかって来て、有効求人倍率は高いし人手不足だし、仕事はある(参考記事)。

何よりもイケてる人・会社って知らないだけで山形県内にだってあるよ!それを伝えてきましたが、「山形県に関わる人が、イケてる人生を送る」というヤマガタ未来ラボのビジョン実現のためには、それだけでいいのか…、モヤモヤしてました。

 

とはいえ、何をどんな方向に進化していくのか、なんとなくのイメージはあるものの、自分の中でまだ確信が持てない。

ということで、ヤマガタ未来ラボの今後の方向性を見つけるために、そのヒントが見つかりそうな九州に、副編集長の伊原クラシタス株式会社の小関さんと視察に行ってきました。

 

1日目

目的地は、宮崎県日南市。

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朝6:45に羽田を出発し、宮崎空港に8:30に到着。

宮崎空港からJR日南線で電車に揺られて約1時間。冬にも関わらず、電車に揺られて、ポカポカ。行ったのは12月でしたが、山形県で言ったら10月くらいの気候です。

宮崎県日南市のJR油津駅に到着。

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この油津商店街、少し前までは寂れた商店街でしたが、最近、超絶賑わいを取り戻した商店街なんです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

撮影当時は、人いるように見えませんけど、上の記事を見てください。ほんとすごいですから。

ここの商店街再生マネージャーは、月90万円の給与が支払われていたので、街のみんなに「90万円の人」と呼ばれていたそうです笑

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お昼は、こちらのカフェで。

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めちゃ上手い!お土産に買って帰りました。九州パンケーキ。

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日南市でお話を伺ったのは、日南市マーケティング専門官の田鹿さん。

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田鹿さんは、人口約5万人の日南市に、東京のIT企業を12社誘致し、100人近くの新しい雇用を作った立役者。

都会も求人倍率が上昇していて採用の難易度が上がっているので、そんな東京ベンチャー&中小IT企業が「UIターンしてもやりたい仕事がしたい」「地方でもやりたい仕事がしたい」という若者が採用しやすい環境だということで、日南市にオフィスを開設しているのだとか。行政としての仕事ですが、民間と同じスピード感(しかもベンチャーと同じ)と、業界・職種に対する深い知識で、田鹿さんがいる日南市は選ばれているようです。

『移住政策は、産業政策』

という田鹿さんの言葉に納得。

こちらが、誘致した企業の1つ、ポート株式会社。商店街に突如おしゃれな場所登場。

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夜だとこんな感じ。

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めちゃくちゃオシャレです。こんなオフィスなら、働いてみたい!って思いますよね。

オフィスだけが全てじゃありませんが、でも特に若い人にとっては、「働くオフィスが、オシャレかどうか」だと、ポイントが高いと思います。

カフェと間違われてオフィスに入ってくる人もいるとか。

人口規模的に、新庄市の商店街にこんなおしゃれなオフィスがあるみたいなイメージですよ!

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オフィスは全てフリーアドレス制。

ここで、WEBメディアの記事が大量に作られています。

働いている人の8〜9割が、地元日南市出身者で、この会社への就職をきっかけにUターンして来た方もいるそうです。

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目の前には、可愛いこども園もあります。

 

 

 

次に、城下町の街並みが残る「飫肥(おび)」という地域へ。

飫肥は、280年もの間、飫肥藩の伊藤家が治めていた城下町で、武家屋敷の門構え、風情ある生垣が多く残っています。

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民間から登用された、まちなみ再生コーディネーター徳永さんに案内して頂きました。

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徳永さんは、古民家を改装してこんなオシャレなゲストハウスを運営しています。

合屋邸(おうやてい)」

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勝目邸(かつめてい)」

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飫肥地区の古民家には、企業のサテライトオフィスもありました。

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東京の映像制作会社のPlusDさん。

地元日南市の方を新しく採用したし、Uターンして来た人も働いていました。

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飫肥地区を後にして、再び、油津商店街に戻ってきました。

宿泊先のゲストハウスにチェックイン。

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こちらのゲストハウス、大学生が休学して作ったそうです。

実はここ油津は、カープのキャンプ地で、2〜3月は、毎年ファンが多く訪れますが、地元ホテルは選手や球団関係者が宿泊しており、ファンの方たちは、日南市には宿泊せず、周辺市町村に宿泊していたとのこと。ここが勿体無い、宿泊ニーズもあるぞいうことでゲストハウスが立ち上がったようです。今年のキャンプシーズンも予約でいっぱいだそう。

ちなみに、このゲストハウスの上(写真左側の見切れている階段を上がったところ)にも、IT企業のサテライトオフィスが入っています。

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夜は、交流会ですが、約束の時間まで余裕があったので、近くの海まで散歩。

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ここで話に出たのが、「冬あったかいっていいね」という話。ポカポカですからね。。。

「雪があって大変な山形に人は何故住むむんだろうね?」「…」て一瞬なりましたけど、「でもほら、九州とか南の方は台風災害とかあって大変だし、どっちもどっちだよ、きっと」と話はまとまりました(?)。

雪がないと、雪かきしなくて楽だけど、でも冬の間全く雪がないのも物足りないですね〜

あと、春の訪れを心から喜べる。

こうゆう、根本的な問いに触れることが出来るっていいですね、視察って。

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交流会では、地鶏焼きとかチキン南蛮とかご当地グルメも頂きつつ、なぜか話は山形の芋煮について。

芋煮文化のことをいくら説明しても、あまりピンと来ていなかったようなので、三人で芋煮&芋煮会について、ねっづぐレクチャーして来ました笑。

そして、隣のテーブルに月90万円の人がいました笑。

 

明日も早いので、早く寝る!

 

 

2日目

眠い目をこすり6:30に油津駅を出発。また1時間半電車に揺られて宮崎空港へ。

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宮崎ー福岡は、結構人が乗ってました。今まで乗った飛行機の中で一番小さかった。

9:30に福岡空港に到着。

福岡市は人口150万人の大都市。最近は、国家戦略特区の「グローバル創業・雇用創出特区」として指定され、創業の支援と雇用の創出に取り組んでいる、というのもあるし、それ以前から、IT・ゲーム業界の企業が進出しています。

 

福岡空港と博多駅が電車で10分くらいでとても近くて、博多駅から電車で20分で、こんな海がすぐです。

山形だって、山形駅からすぐ大自然だけどね!

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お邪魔したのは、コワーキングスペース「ソルト」。

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どうですか、この眺め。

素敵なワーク環境。

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そのソルトを運営している「福岡移住計画」代表の須賀さんにお話を伺いました。

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須賀さんは元々、東京でWEBマーケティング会社を経営していて、5年ほど前に福岡に移住。WEBマーケティング事業の他にも、複数のコワーキングスペースなどの運営をしています。全部黒字だというからすごいです。

「自由な働き方」を支援するような、全国のコワーキングスペースとアライアンスを組むサービスもスタートしているそう。

他社さんとたくさん協働しているのが印象的でした。

お話を伺ったあとは、一緒にランチを頂きます。

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その後、福岡市の街中「天神」へ移動。

須賀さんの会社が西日本鉄道と協業しているコワーキングスペースを見学。

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この写真の左側にあった、いろんな冊子やパンフレットになぜかハマる私たち笑

何か、密度の濃い情報たちだったのです。

 

天神地区にあるFukuoka Growth Nextにも行ってきました。

2014年3月に閉校となった旧大名小学校が、この度福岡のスタートアップの中心地として生まれ変わりました。
Fukuoka Growth Nextはグローバル創業都市として勢いづく福岡に、
新たなスタートアップのプラットフォームとして誕生した官民共働型スタートアップ支援施設です。(WEBサイトより引用)

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minnne、CAMP FIRE、九州大学起業部、西日本FHなど30団体が入居します。

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スタートアップを応援するカフェがある。

てか、中はとってもオシャレ!

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awabarは、メルカリなど日本を代表する起業家も集まるお店。(参考記事

小学校に泡という違和感。笑

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そろそろ飛行機の時間、、、

 

ということで、その後、博多ラーメンを食べて帰路に着きました。

 

お忙しい中、対応して頂いた田鹿さん、徳永さん、須賀さん、ありがとうございました!!!

 

 

2018年以降のヤマガタ未来ラボの取り組み

この視察を終えて、約1ヶ月。

徐々にヤマガタ未来ラボの今後がまとまってきました。

これまで、山形に関わる人がイケてる人生が送れるようにということをビジョンとして、ヤマガタ未来ラボというオンライン・オフラインの場の運営やコンテンツ提供を行ってきましたが、やっぱり「若者のやりたい仕事がある」ことが、ビジョン実現に繋がるなと。

ふと思い返すと、2012年の立ち上げ当時は、若者のやりたい仕事を作ることの重要性を感じつつも、「仕事を創る」までの力もないしどうやってやればいいかわからないし、自分に出来ることからと思って、情報発信からスタートしてきました。

それももちろん重要ですが、やっぱり大事なのは、若者のやりたい仕事が山形にあることが大事だな、と今回の視察で現場を直接見て、腹が決まった感じです。

今後は「若者のやりたい仕事を山形に創る」ということにも取り組んでいきたいと思います。

 

「場作り」と「若者のやりたい仕事を山形に創る」、これらを行うヤマガタ未来ラボって一体なにか。

一言で言えば、山形の持続可能性を高めるための取り組み、かなと思います。

お金や権力やすごくキレる頭脳も持ってないので、現時点で「できる自信めっちゃある」とは思ってません。

事業を作るって大変です。

私に出来るかな、と不安です。

でもやりたい。やらなきゃ。

 

なので、これを読んでる皆さん、どうか協力してくださーい!

山形に「若者のやりたい仕事」を作ることに!

共に、「山形に若者のやりたい仕事を作る」ことにチャレンジしたい人、一緒にやりましょう!

 

今後、ヤマガタ未来ラボは、様々な方々と共創し、山形の地域の持続可能性を高める取り組みを行っていきたいと思います。

楽しく生き抜き、未来の世代に素敵な山形を繋げていくために。

2018年もどうぞよろしくお願いします。

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田中麻衣子

ライター情報

田中 麻衣子

1984年山辺町出身。新卒で山形での就職後上京。求人広告営業を経て、2012年ヤマガタ未来Lab.をOPEN。東京と山形行ったり来たり。あがすけ。山形...