ご無沙汰しております。【山姥RPG】プレイヤー、橋本 蕗(@fuki_butterbur)です。
▲山ガールを意識して写真を撮ってみました(朝日連峰主峰、大朝日岳山頂にて)
お忘れですか?山姥目指して(!?)早数ヶ月、プレイヤーの蕗です。
・真夜中のタケノコ採り
(参考:真夜中、たけのこを目指して【山姥RPG】レベル2~都会人の目覚め~)
・灼熱!真夏のキノコ狩り
・至福の香り!マイタケ採り
など、山姥RPGは現在進行形で進んでいますが、こちらでのご報告がなかなかすすんでおりません。
冬の間、山であったこと山で感じてきたこと等を少しずつ更新していこうと思いますのでこれからも応援して頂けたら嬉しいです。
燃えるような紅葉を目指して~朝日連峰登山~
プレイヤーが住む、朝日町は日本百名山のひとつ朝日連峰の主峰【大朝日岳】の麓に位置し、山から沢山の恩恵を受けています。
▲おいしい空気・おいしい水・おいしい農作物は朝日連峰の麓ならでは!
そんな、朝日町の土台とも言える朝日連峰に年に1度は登りたい!と考えているプレイヤーは10月3日、朝日連峰登山を実施しました。
山好き 「今年の紅葉は7年に1度とか、10年に1度とか言われるほど素晴らしいから絶対登った方がいい!」
プレイヤー蕗 「おお!どのコースが良いですか?」
山好き 「紅葉が素晴らしいのは、朝日鉱泉から登るナカツルコース(詳しくは>>こちら)だよ」
プレイヤー蕗 「そのコースは良くおすすめされます!是非行ってみたい!」
山好き 「ただ、ひたすら登りが続くけどね…(ボソッ)」
参加条件は6時間の登りに耐え切れること!
というわけで、登山計画を立てたわけですが、プレイヤーは元々
「山がすごく好き!」というわけでも
「山岳部だったの!」というわけでもなく
「自分には山が必要で山から学ぶことが沢山ある」となんとなく思っているだけなので
【キツそうな登山】
の日程が近づくと
「雨で中止にならないかな…」
「やっぱりやめようかな…」
「なんでわざわざ大変な思いして登るんだろう…」
などと(自分で企画したのにも関わらず!)登山に対してマイナス思考になっていきます。
今回も、そんな気分に襲われたプレイヤーがやったことは…
▲山のマンガでの自己啓発!
このマンガ、雪山や険しい山にひたすら登っていくマンガで雪崩に襲われたり、滑落したりと私が向き合う山とは異なる部分が多いのですが、
山というものの本性、みたいなことを考えさせられる部分がありました。それは
「山は人を丸裸にする」
ということ。朝日連峰登山では本当にそれが顕著に出たのです。
強風・濃霧の中で…
「辛い、もう帰りたい。来るんじゃなかった…」
などの声も上がりつつ、10/3土曜日、朝日連峰の山頂に到着したプレイヤー一行。
その晩は大朝日小屋に宿泊し、自炊するため小屋から歩いて20分ほどの金玉水に水を汲みに行きました。
ペットボトルに水を汲み、さあ山小屋に戻るぞという時には既に夕方。
何の装備も持っていない私と知人は暗くなってはいけないと小屋への帰路を急ぎました。
プレイヤー蕗 「ピコピコ(山の上で電波が入ったのでメールを打っている)」
プレイヤー蕗 「…ん?(あれ?来る時に来た道と違うのでは…?)」
プレイヤー蕗 「(下りになった!どう考えてもおかしい…)あの…道間違ってないですか?」
知人 「いや、ここ通っただろ。」
プレイヤー蕗 「戻りませんか?戻れば分かるし、戻りましょう!」
文句を言われつつ、金玉水の近くの看板まで戻ればわかると知人を説得し、歩き続けて20分…
私たちは、全く別のルートで下山しかかっていたことが分かりました。
▲一瞬の油断で遭難しかける…それが山
あのまま進んでいたら…
・下がる気温(もちろん体温も下がる)
・なんの装備もなく、懐中電灯すら持っていない
下手したら…大変なことになっていたかもしれない…
その時、私が感じたのは【山では経験はもちろん、記憶力や判断力が生死を分ける】
【その判断がぶつかって相手に合わせていたら死んでしまうかも知れない】
→【そういう時は自分を信じるか、相手を信じるか…どうしたらいい?】
という感覚でした。
山を降りてきてすぐ、他の知人にも
「山は本性が出るから、合わない人と行くと大変なことになるよ」
と言われました。
まだまだ得体の知れない山…
町場ではうまく付き合っている人とも山の中では思わぬ本性が出てきたり、私はとんでもない世界に足を踏み入れてしまったのかも知れない…と感じることが多いです。
登山、山伏修行、キノコ採り…山で研ぎ澄まされていく自分の中の未知のもの…
山姥RPGは思ってもみなかった方向へと舵を切り、プレイヤーは翻弄される日々。
山は険しく楽しい!山姥RPG…続きます。