こんにちは。東京在住、故郷の山形に帰る度に地元の良さを感じている編集部スタッフSです。山形の友人がなにやら面白い取り組みを始めている、と聞きつけ、早速遊びに行ってきました! つぶ亭1

JR山形駅から西の方に車で25分。国道112号線をこえて盆地のはじっこの方に向かっていくとたどり着く山形市門伝地区。

ここに、古民家を改装した体験型シェアハウス「つぶ亭」があります。 「つぶ亭」プロジェクトの仕掛け人は、小関くん(29)。2015年春にこの物件に出会い、この古民家が持つ魅力をなんとか引き出したいと考え、大工の友人などを交えて改修をスタートさせました。(クラウドファンディングでの資金集めにも成功!

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「つぶ亭」という名はこの集落の名前「礫石(つぶていし)」から取ったのだそうです。

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こちらの古民家には、雪深い山形で100年間耐えてきた立派な梁や柱、今ではなかなか見ることのできない建具や模様入りのガラスが残っています。そしてどっしりとした建物の佇まいがあります。 私はこの夏、はじめてこの場所を訪れたのですが、実際に見て触れて、小関くんが、この古民家をなんとか残したいと思う気持ちが分かるような気がしました。 つぶ亭5

つぶ亭はいわゆる「シェアハウス」ですが、趣味に浸りに来たり、仕事をしにきたり、宿泊しにきたり、家を直しにきたり、仲間と集まったり、と「住む」に限らない使い方をしています。 私も滞在中は、自然のにおいを感じながら、庭で取った野菜でバーべキューをしたり、子供たちと花火をしたり、畳でくつろぎながら夜な夜な語らい、夜景や満天の星空を眺め、眠くなったら寝て、朝ごはんを作り、好きな時間にそれぞれ帰っていくという、ゆるくもとても充実した時間を過ごしてきました。

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庭はもちろん建物全体にとてもゆとりがあるため、ここではそれぞれが自分の好きな場所で、好きなことができます。そう考えると空間に用途なんていらないんだなと思います。寝るときも各々が好きなところに布団を敷いて休むという風景がありました。

つぶ亭6

「なんとなくここにくれば、おもしろそうな人がいそうだから」みんなそんな感覚で集まってきていますが、その予感は的中。私が滞在した期間中には、つぶ亭に来るために鈍行電車とタクシーを9時間乗り継いで(!!)東京から来た方、アルゼンチンから来た方なども!!

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とにかく日々変化する状況に「場」の持つ力を改めて感じたのでした。今こうして東京に帰ってくるととても改めて贅沢な時間であり空間だったなぁと思います…

つぶ亭8

つぶ亭は今でも日々手を加えながら変化し続けています。今後もキッチン増設など、まだまだ改修計画があるようです。ここから、またどんな新たな出会い、物語が生まれていくかとても楽しみです! 皆さんも是非「つぶ亭」チェックしてみてください!

▼つぶ亭の日々の様子はこちらから

https://www.facebook.com/tsubutei

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