山形にはおもしろい企業がたくさんある!

こんにちは、(株)キャリアクリエイトの吉田です! 山形に戻ろうか否かを迷っているビジネスパーソンの皆さんに、記事をとおして地元で挑戦続ける山形企業の姿を紹介させていただいているこちらの記事も、すでに3回目となりました。

私も回を重ねるごとに、山形にはすごい企業がたくさんあると再認識しています。だからこそ、地元に帰ってもおもしろい企業がないのでは? なんて考えている方にこそ読んでいただきたいです。

※これまでの記事はこちら。

山形の「攻めの会社」教えます。vol.1 「革新を続ける老舗企業の姿。」
山形の「攻めの会社」教えます。vol.2 「山形から世界へ! めっき技術の革新で、新分野開拓」

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制作プロダクションという仕事

この度、私が訪れたのは、山形市にある制作プロダクション「株式会社デジコンキューブ」。同社は県内外企業のウェブページ制作や、テレビやラジオのコンテンツ制作、またポスター・パンフレットなどの分野で成長し、注目を集める企業です。今回は同社で開発部マネージャーを務める長橋陽介さんから、会社のこと、また制作会社の仕事のことについてお話をいただいてきました。

 

ー吉田:(社内を見回して)若い社員さんが多いようですが、会社の設立はいつだったのですか?

ー長橋:設立されたのは、地方都市での地上デジタル放送がはじまった平成18年です。地上デジタル放送のコンテンツを制作する会社として運営を開始し、来年でちょうど10年の節目を迎えます。

社員は2名の体制でスタートしたと聞いていますが、当時社員だった現在の代表である岩瀬が事業拡大のために奔走。それからは徐々に仕事の受注数を伸ばし、それに合わせるかたちで制作物のジャンルも増えていったようです。
現在の事業は、設立当初から手がけているデジタル放送コンテンツ制作のほかにラジオの番組コンテンツ制作、またウェブページやシステムの構築やオリジナルサウンド制作、紙媒体などのデザインやスマホのアプリ開発など多岐に渡り、企業のロゴデザインからイベント企画運営、事業コンサルティングなどを包括したプランニングも行うプロダクションとして運営しています。

 

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ー吉田:ウェブも紙も、システムも企画も。一社だけで一貫して手がけられるのはすごいですね。

ー長橋:私も、それこそが自社の強みであると考えています。まだ一般的には、ウェブページひとつ作るにも、デザインはA社、コーディングはB社、システムはC社などと分担して行う場合が多いわけですから、それらすべてを扱えることは、他社との区別化になりますし、またそれはお客様に満足していただくための付加価値になることだと思います。そして、一社ですべてを請け負うことで責任の所在は明確になりますし、同時に企業間の分担では成し得ない、ウェブやシステム、また紙など各媒体の特性を最大限にいかせる提案にも繋がるのではないでしょうか。

社内体制にしても、現在は映像、サウンド、システム、デザインなどそれぞれの分野のプロフェッショナル達によって構成されています。各分野の担当者同士が連携し合いながら、ひとつの制作物をより品質の高いものへと磨きあげるのです。お互いにプロ同士として仕事をするわけですから、そこには自然と切磋琢磨が生まれ、常に新しいスキル、新しいデザインを学ぶ環境になっているようです。

私も今はマネージャーという立場に就いておりますが、2年前まではシステム会社に勤めていましたので、部長職と兼任してシステムの構築も手がけているんですよ。

 

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ー吉田:長橋さんは、システム会社から転職されてきたのですね。ある種、異業種からの転職を決めた理由はなんだったのでしょう。

ー長橋:本社が東京にあるシステム会社の開発拠点が山形にあり、そこに勤めていました。後半はその山形支部の代表を任されていたのですが、東京本社との統合の話が持ち上がりまして。私としては山形で結婚し、すでに家も建てておりましたので、自分の能力をいかし、また新しいことに挑戦できる職場があるならば、ぜひ山形で転職をしたいと思ったのです。その転職活動中に出会ったのが今の会社であり、代表の岩瀬でした。

転職を決める理由は人それぞれだと思います。ただ、当時の私としましては、代表との出会いが大きかったように感じます。というのも、当社に出会う前にいくつかの企業で面接を受けていたのですが、そこでは通常の面接と同じく、私が会社に合う人材か否かのフィッティングでしかありませんでした。しかし、岩瀬は面接時に、会社のビジョン、そしてデジコンキューブで私が働くことの意義などについてを示してくれました。“非常に革新的な人物”という印象を受けたのを覚えています。

 

そして、私はそれまではシステムという工程が決められた仕事をやってきたわけですから、「この会社に入れば、型にはまることなくいろいろな仕事をすることができる!」とわくわくしましたね。その気持ちは転職を決意するモチベーションとして十分なものでした。

 

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ー吉田:実際に入社してみて思ったことは?

ー長橋:社員の平均年齢は30歳前後と若く、また女性が半数を占めているのにも驚きました。私が入社した当時から産休などの制度も確立されていましたし、また将来的には在宅で仕事ができる環境も視野に入れていたので、そういう意味でも革新的な会社だと感じました。
我々のような事業を扱う会社では、社員こそ会社の資本だと言えます。社員各人のスキルを武器に、お客様へ提案し仕事を受注するので、人材が育つ環境、働きやすい環境は不可欠ですからね。

 

ー吉田:現在はどんな案件を手がけられているのですか。

ー長橋:あまり多くのことを話すと、現在進行中の事業のネタばらしになってしまうので(笑)。でも、お陰様でウェブページ制作をはじめ、多くの仕事をいただいています。中には海外とやりとりする案件もあり、最近のものですと昨年台湾のインバウンド関連のPRを手がけました。実際に現地に赴きデータをとりましたし、台湾の方ともやりとりしながらウェブページや映像などを制作させていただきました。

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そのように私たちの仕事は、特にウェブやシステムであれば、山形にいながらいろいろな場所の仕事に携わることができるのです。インターネット上では、土地の利を必要とせず、アメリカだって中国だって隣にあるのと一緒ですから。山形県内だけを見るならば、首都圏と比べクライアントの少なさは事業を続ける上でのハードルとなりますが、我々にとってその制約はありません。その意味では、これからが楽しみでなりませんね。

 

ー吉田:今後の展開についてお聞かせください。
ー長橋:企業として事業の柱はもうできあがっています。あとは、映像やウェブなどそれぞれの事業を、どう大きくしていくかです。我々の業界は日々進化しています。それは自社で手がけたものであれ、数年経ったものには「あれ?」って違和感を感じてしまうほど。だからこそお客様、仕事の依頼を待っているだけではだめ。常に一歩先にいられるように、企業としての努力を続けなければならないと思うのです。そして、ベンチャーである強みをいかし、常にフットワークを軽くなんにでも挑戦できる体制をとり続けていきたいですね。

 

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編集後記として

ー吉田:個性豊かな若い力が結集し、それを活かし合う、デジコンキューブさんに根付いた風土に大変魅力を感じています。お互いの長所を持ち寄って、常に新しいものを生み出しているのですね。

山形にいながらも首都圏と、世界とだって渡り合っていける。大変さもたくさんあるのでしょうが、私吉田としては壮大な世界のなかで活躍をしている同社には、山形県人として「誇り」と大きな「期待」を感じずにはいられません。

Profile

長橋陽介さん

株式会社デジコンキューブ 開発部マネージャー。元システム会社勤務。2年前より開発部のマネージャーとして入社。システム構築のほか、企画やマネジメントなど様々な業務に携わる。

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