やまらぼインターンの小笠原です。
2022年5月20日せんだいメディアテークにて開催された起業家フェスティバルに、山形県で起業している方も参加されるとのことで参加してきました!
主催は、EO North Japanという起業家団体。EO North Japanでは、「真善美」をビジョンとして掲げ、年商1億円超えの社長の互助組織として、互いの潜在能力を上げることに努力を惜しまず日々活動が行われています。
イベントは、EO North Japanのメンバーはもちろん、東北の起業家・社長・事業主・その他関係者を対象として学びと交流の場として満を持して開かれました。進路とキャリアについて悩んでいる私はやまらぼインターンをきっかけにこのイベントに参加してきました。
ここで気になるのは、上記画像の右側にもある「真善美」という言葉です。
インターネットで検索するとその意味は「人間の最高の価値としての、真と善と美」(https://languages.oup.com/google-dictionary-ja/)と説明されています。
起業する上での真善美とは?その意味の理解が今回のイベントで私のキャリアや仕事に対する考えをより深めました。記事では4部構成されたこのイベントで、各回の特に印象に残った言葉やエピソードを紹介します。
第一部は面白法人カヤック代表取締役の柳澤大輔さんと日本テレビ放送網株式会社に勤務し「雷波少年」などバラエティ番組を演出した土屋敏男さんのディスカッションからスタート。
最先端な話題が集まる東京と比較し、まだまだ眠る地方の可能性に触れました。柳澤さんが地域にこだわる理由として、情報や流行が集まる都市に対し地方は発見されてない可能性がまだまだあると考えたからだそうです。掘り起こされてない可能性が眠るのは地方!という感覚があるということですね。
第二部は宮城県富谷市市長である若生裕俊さんと株式会社ビッグ・ママ代表取締役の守井嘉明さん、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子さんによるディスカッションでした。
特に印象に残った内容は田中さんの活動です。ギャンブル依存症になった人々を回復する施設を作り、その人々が町の奉仕活動や行事を支援し、さらには途絶えていた祭りを復活させるまでになりました。
依存症と聞くとマイナスに捉える方もいるかもしれませんが、田中さんは「依存症になるほど一つのことにやる気と競争力を持った人々」という新たな視点を取り入れ、その可能性を信じ活動していました。依存症の人々へのアフターフォローと町への貢献を兼ね揃えた視点に目からウロコでした。
第三部は、株式会社チェンジ・ザ・ワールド代表取締役である池田友喜さんも参加するグループディスカッション。
池田さんは山形県酒田市生まれで、18歳まで酒田で過ごし大学進学を機に上京しました。大学卒業後ITベンチャーとTV通販ベンチャーの2社経験をし、2006年に起業します。2014年3月地元酒田にUターンをすると新たに株式会社チェンジ・ザ・ワールドを設立。自ら新事業に挑戦しつつ、2014年8月に日本西海岸計画を立ち上げます。庄内地方を日本の西海岸と呼び、新しい産業を生む多くのスタートアップやベンチャー企業をインキュベーションする日本版シリコンバレーを創ることを使命とし人生を掛けて取り組まれているそうです。
ここで真善美の真意が分かります。実はイベントのコンセプトである真善美を提案したのは池田さん。
池田さんは社会のため真(まこと)に活動すれば善いものが生まれ、そこに利益だけでない人の幸せがくっ付いてくることで美しさ生まれる、それが真善美だ、と語っていました。起業の本質として、人のために喜びや幸せを、人のために何かを尽くす、と言う気持ちが何より重要だと感じました。利益や利潤を生むことも大切ですがその本質には人への誠意や気持ちが何より大切、この考え方を将来忘れず仕事をしたいと思いました。
また、池田さんは「東京で騙されて帰ってきたレッテルを良い面として使おう」と冗談を交えながら、失敗を恥ずかしいと思ってしまうが恥を勝ちに変えようと語っていました。
この言葉が私の「挑戦する気持ち」をさらに太く強いものにしました。
振り返ると私は高校まで、失敗しないように、成果を上げれるように、と言う気持ちで行動してきた節があります。大学に入り貴重な機会を失いたくないと言う想いから、何事にも挑戦し失敗しても自身の経験と成長に繋がったと前向き捉える活動してきました。池田さんの言葉はこの考え方を後押しするものだと感じました!
失敗することで自身の成長になり原動力になることは例え失敗でも成功への兆しだと思います。これからも挑戦することを続け、偶然をチャンスと思い、踏み出していく勇気を大切に生活していきたいです!
第四部は、株式会社チェンジ 代表取締役福留大士さんと株式会社ライトアップ 代表取締役社長白石崇さん、株式会社GRCS 代表取締役社長佐々木慈和さんによるディスカッション。
特に印象に残ったのは福留さん地域に対する可能性のお話でした。地元に帰るたびに暗くなってることを感じていた福留さん。人口減少の中で地場産業商品制作、エネルギーの地産地消をやりたいと思ったことが起業への原動力になったそうです。
現在私の地元である山形県も少子高齢化が進み、若者不足が課題となっています。山形に住んでいた頃より、そうした寂しさを感じることがありました。しかし、そのような中でも地域で活動する方や尽力している人を見る度に嬉しい気持ちがあり、自分も地元に貢献したい!してみせる!地域の可能性を広めたい!という気持ちになります。この気持ちを原動力として地元貢献に繋げたいです。
さいごに
今回のイベントでは地域の可能性と、真善美の大切さを感じました。
自身の将来とキャリアに対する考えを深めるものになり、地元山形県に眠る可能性を発見しそれを広める必要性を強く感じました。山形で活躍する多くの人々と関わり自分も真善美を掲げた活動をしたいです!