未来ラボ、もっと『モヤモヤ』に寄り添います。
自分語りになりますが、宣言に至るまでの経緯をもし良ければご覧ください。
2021年3月、私は気付けば『閉塞感』に覆われていた。
コロナ渦、人と会わない。人と会わない、話さないと、淀む。アイディアが生まれない。
『移動する距離が長いほどアイディアが生まれる』という話もありますが(だから旅は良いというんでしょう)、現在の私は、自宅で仕事をし、自宅の隣にある保育園に子供を預け、たまに近所のスーパーと公園に出かける、行動範囲が狭い日々。
(今振り返ると、もっと人と話すことをすれば良かったのだろうけど)
私は東京と山形行ったり来たり生活をしているのだけど、40歳までは山形に帰りたいと考えている。
そして、今、東京で過ごす休日が面白くないという不満がある。(さっさとUターンすればいいじゃんと思われるだろうが、夫とその辺の意識は揃っていない)
そんなある日、東北地方で活動する地域コーディネーターが集まるフォーラムに参加し、青森でフリーランスの社外人事として活動するさきえさんと出会う。
彼女は、夫は関東、自分は家庭の事情で子供とともに青森に長期滞在という状況で、自分と重なる点も多く、家庭ではどう運営しているのか・夫さんはどんな反応なのか?そこんところを聞きたいと、clubhouseで話しましょう!となった。
そこに、参加したのが、長井市出身のたかこさん。彼女も大学卒業後、東京で働いていたけど2人目の子供の育休中に地元に長期滞在し、どっぷり自然育児をしている。
関東・東北に拠点があり子育て中の共通項がある3人で話すと、なかなか他人に話せない自分の気持ちを話して受け止めてもらえる、共感してもらえて、話していいんだという安心感から、つい口が滑らかになり今の自分を話していたら、私は『べき論』で考えたり相手の気持ちを尊重しすぎて自分の気持ちを抑えている傾向にありそうということが判明。
自分と似たような人の話って参考になるし共感する。
そして、
人と話すと、自分に気づく。
「都会での子育て、面白くない」と話す私に、親が楽しむのが一番だよと言われ、ぐさっと刺さる。
その後、コーチングを学んでいる青森のさきえさんのコーチングをは受けて「今ここ」の
自分の気持ちにとことん向き合って考えた。
そしたら自分の気持ちは「成果を出すためにワクワクしよう」となり、ワクワクすることをしようと決意。
そう考えていたある時、山形の広告代理店の方と話す機会があって、『ヤマガタ未来ラボのこれから』について打ち合わせ(結果的に事業の壁打ち状態だった、、)で、当事者の私より、外部の人の方が、物事の客観的に本質がよく見えているんだなと実感。
『誰を幸せにしたいか』を見つめる、「何をやるか」と「何をやらないか」を決める
といいよとアドバイスをもらってて「ヤマガタ未来ラボはモヤモヤしている人が一歩踏み出すきっかけを作りたい」という未来ラボのコンセプトを話していたのだけど、なんだか原点回帰できた時間だった。
これまでヤマガタ未来ラボは、モヤモヤしている人が一歩踏み出せるようにお役に立てる機会を提供することをしてきた(つもりだ)が、いま正しく自分がモヤモヤの物凄い真っ只中にいると、一歩踏み出した人の経験談とかも大事だけど、
モヤモヤを共有する、モヤモヤを話す、モヤモヤに寄り添う
こういうことの方が、一歩踏み出すためには重要だと気づいた。
実は、3人でclubhouseで話した後、ずっと考えてたけどなかなか言えなかった『田舎で子育てがしたい』ということが言えた。
自分にしてはとても大きな一歩を踏み出せた。
モヤモヤ
そもそも「モヤモヤ」は、「ウジウジ」ではない。
現状維持ではなく、未来に向けて前向きに考えているから、挑戦したい気持ちがありどうしようか考えるからモヤモヤがある。
ここ最近、山形の挑戦している人を紹介するメディア、人と人と繋がるイベントなどが増えたと感じる。機会が増える、生態系が豊かになるって素晴らしいことだ。
そんな中で、未来ラボは何をするか?未来ラボだからできることって何か?
そう考えた時、
モヤモヤにとことん寄り添う。
モヤモヤに向き合って「自分に気づく」機会を提供する。
モヤモヤしてる人の「これから」を見つけるために伴走し一緒に探究する。
こういうことだ。
これって、以前からやってることと特段変わりないと言えばないんだけど汗、より深めて進めていきたい。
そんな機会をヤマガタ未来ラボはこれからも沢山作っていきたいと思う。