庄内に移住3年目、ついに買うことになってしまったもの。それは、刈払機。

これ、「かりばらいき」と読みます。要するに電動草刈り機。

わが家は、庭つきの借家に住んでいてます。それに加え、「せっかく田舎に引越したんだから、家庭菜園しなくっちゃ」と畑も借りています。

ゴールでウィークに苗を植え、収穫を夢見る。ワクワク♡ところが、梅雨を迎えるころから、様相は急変します。3日も留守にすれば、あっというまに草ボーボー。夏には、ジャングルと化し、雑草をさきわけ、収穫する。5歳の息子は「雑草畑だね」 😉

そして迎えるお盆前の「地域、一斉清掃週間」ご先祖様を迎えるお盆は、地域の一大行事なのです。毎朝6時50分に「家の周りをきれいにしましょう!」と有線放送が流れます。真夏の炎天下、何が何でもお盆まで!雑草を刈らねばならぬのです。これ↑↑↑、2シーズン、がんばりました。が、3年目の今年、「ご近所さんから見える所だけやっとこ」と手を抜きました。

そんな、ある日・・・家に帰ると庭がすっきり。夫くんに聞いても、「草むしりはしていない」とのこと。なんと、見るに見かねた、大家さんが、手で草むしりをしてくれていたのでした。私の植えた‘ミントちゃん’もバッサリと・・・

というわけで、草との共生は困難と判断し、家族会議の結果、刈払機購入となりました。めでたし、めでたし。


とはいかず、機械では絶対にできないところが、ココ。アスファルトの隙間、手前の草が生えているのがわが家、奥の草がないところはお隣さん。つくづく地域の価値観が、景観に表れるものだと思います。

個人の「手入れ」が、集落をつくり、景観となる。手入れされた集落は、気持ちいいものです。

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この記事を書いた人

井東 敬子

鶴岡ナリワイプロジェクト代表。JTB、山形の国際協力NGO、ホールアース自然学校を経て、39歳で起業。2011年春、鶴岡市に家族でIターン。2023年...

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