「山形で働く」に関する現状・実態を明らかにし、今後の未来をどうしていけば良いのか?探っていく『山形働く総研』。

今回の調査テーマは『副業・複業』。

WEB上でアンケートを実施した結果をお伝えします。

調査対象:株式会社、有限会社、合同会社、合資会社に勤務する山形県内在住の会社員
回答数:25名
調査方法:インターネット調査(無記名・記名任意)
調査期間:2020年6月2日〜6月9日、有効回答数25名
実施主体:ヤマガタ未来ラボ編集部(株式会社キャリアクリエイト)

 

1.「副業・複業」という言葉のイメージ

 

 

 

2・副業やってますか?

副業をしているという人は、32%でした。

副業をしている人が、「副業・複業」に求めるもの

自分の新たな可能性を広げる経験 50%
お金 38%
やりがいや充足感 12%

お金と回答された方の意見↓↓

基本給が上がらないのに徴収されるお金ばかりが増え、少しでも生活に余裕を持たせるために副業をせざるを得ない。 老後は不安しかない。

山形、賃金低すぎ 副業で補うしか無い

周りに、副業やってる人はいますか?

 

周囲で副業している人は、半々という結果。

 

 

副業やりたいですか?

あなたは副業をやりたいですか?

 

副業がしたいという人は76%。

「副業がしたい」と考えている人のうち、所属する会社で副業を認められている人は48%でした。

少数いた『副業をしたくないけど副業をしている人』にとっての副業に求めるものは『お金』『自分の新たな可能性を広げる経験』という意見。

 

 

あなたの会社では副業を認めていますか?

勤務先が副業を認めているのは、32%程度。

これは多いと見るのか、少ないと見るのか。

副業していた人は、見つかって解雇になったという事例も。

介護の仕事をしていますが給料が本当に終わっています。何年続けても国家資格を持っていても高卒の初任給くらいしかなりません。副業したくても仕事量が多いし以前副業をしていた人は見つかって解雇になりました。もうどうしたらいいのかわかりません。 世の中を変えて欲しい。

副業する場合、会社の就業規則をまず確認するべきですね。

 

会社が副業を認めないないのはどんな理由があるからだと想像してますか?

企業が副業を認めない理由を全員に聞いてみました。

『昔から就業規則に書いてあるから』『副業すると本業に身が入らなくなるから』と言うのが、企業が副業を認めない理由として考える人が多いようです。

しかし、こんな意見も。

会社側がどんな経緯でそんなことを考えるようになったのか不明ですが、副業=悪と教育している節があります。しかし、さくらんぼ農家の兼業は許されており、線引きが不明です。社内では副業をしよう!という人もいないので、特に問題になっていませんが、就業規則等については昔のままほったらかしではなく、定期的に見直しを行うべきと考えています。現代社会においては暗黙的に個人のやる気や可能性を潰すべきでは無いと思います。

確かに、農家は良くて他の仕事はNGと言うのは線引きが不明ですね。。。(筆者の感想です)

 

調査を終えて

今回は「副業・複業」と言うテーマでしたが、本来「副業」と「複業」は違う意味を持つ言葉です。更に似たような言葉に兼業やパラレルワーカーなどがあります。それぞれ微妙に意味合いが異なるのですが、今回は、ざっくりとくくって調査してみました。

今回の調査はサンプル数が少なかったですが、言葉に対するイメージも様々でした。それは、元々質問で使用している言葉が複数の意味を持ってしまっていると言うことも原因として考えられます。

6年前、中小企業は、副業を認めていない企業が大多数を占めていました(兼業や副業を認めていない企業の割合は85.3% 中小企業庁:平成26年の「兼業・副業に係る取組み実態調査事業報告書」)。

2018年、改正されたモデル就業規則(※)を機に、大手企業が副業を解禁し始めるようになりました。

(今までのモデル就業規則では副業について「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」と定めていましたが、2018年に、この項目を削除して「本業に支障がない限り、労働者は勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」と言う一文が追加された「モデル就業規則」が、厚生労働省のホームページで公開されています(厚生労働省サイト)これまで兼業・副業は原則禁止とされていましたが、会社の利益に反しない限り可能となり、兼業・副業は原則自由へと大きく方向転換)。

 

2018年10月、兼業・副業を容認・推進している企業は28.8%です。(出展:兼業・副業に対する企業の意識調査2018 株式会社リクルートキャリア

 

今回の調査の自由回答で、マネジメントポジション?と推測される方のこんな意見もありました。

やりたい、やらせたい、がどちらも熟していない。

山形県での副業・複業は、これから熟していく時期なのでしょうか?

 

アンケートにご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。

 

おまけ(宣伝)

副業する?しない? 考えてみませんか? https://mirailab.info/event/33403

 

次回は『県外在住者の複業・副業』

第3回の調査は、『ふるさと兼業・副業』がテーマです。

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この記事を書いた人

田中麻衣子

1984年山辺町出身。新卒で山形での就職後上京。求人広告営業を経て、2012年ヤマガタ未来Lab.をOPEN。東京と山形行ったり来たり。...

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