山形って何にもない?友達が遊びにきたらどこに行けばいい?
縁あって山形にきたから、せっかくの山形LIFEを有意義にしたい!
そんな人のために、学生記者が山形県内のおすすめ店を紹介します。
第9弾はこちら!
おすすめ店紹介、今回は特別編!
「天童に新しい屋台村ができたらしい」
そんな噂を聞きつけたお酒好きなヤマガタ未来ラボ学生記者。休日の新たな楽しみ方を探るため、とある金曜の夜、天童温泉屋台村「と横丁」に潜入取材してきました!
天童温泉屋台村「と横丁」って?
2020年1月18日にオープンした天童温泉の屋台村「と横丁」。
全8店の個性的な飲食店が軒を連ね、天童温泉の観光客や地元の会社員たちで賑わっています。
と横丁の名は、将棋駒生産日本一の天童市らしく、将棋で「歩兵」が敵陣に進入して成った(※駒が裏返ること)ときの駒の名前「と金」から付けられています。「と横丁」に来ればどんなときでも元気になれる、という意味が込められているそうです。
と横丁には「三大屋台訓」なるものが存在します(詳しくは公式サイトへ)。
1.積極的に交流を図るべし
1.はしごすべし
1.天童の魅力を発信すべし
というわけで、実際に学生記者5人が3軒のはしご酒を楽しんだ様子を、オーナーへのインタビューを交えてリポートしていきます!
①【こちら天童市天童温泉街 もり達出張所】
さて、はしご酒1軒目は…横丁に響くひときわ元気な声に惹かれ、こちらのお店へ!
天童、山形、仙台で大盛り定食を提供している「もり達」が居酒屋として出店したお店。
「こちら天童市天童温泉街 もり達出張所」略して「こち達」です!
店内にはカウンターとテーブル席があり、男性客がほとんどの賑やかな雰囲気。オーナーさんとお客さんが会話を楽しんでいるのが聞こえてきます。
ドリンクは種類豊富でお手頃価格。とりあえず最初の一杯はビールでしょうか。
お通しは、白菜と豆腐の水炊きでした。優しい味付けで、体が温まり冬には嬉しいお通しです。
唐揚げ(¥429)はカリッとジューシーで、ボリューム満点の人気メニュー!
食べ盛りの男性だけではなく、女性もペロッと食べられるおいしさです!チーズや明太マヨネーズがトッピングされたメニューもありました。
キャベツと納豆の無限サラダ(¥539)。納豆がキャベツと卵によって、さっぱりサラダに変身…。海苔がアクセントとなり、クセになる新感覚の一品です。納豆好きにはたまらず、箸が止まりませんでした。気になる方は、ぜひ食べてみてください!
オーナーさんにインタビュー!
もり達を運営する株式会社センヅの代表取締役、笑顔が素敵な山家彰博さんにお話を伺いました。
Q.と横丁で、お店を始めたきっかけは何ですか。
A.もともと、天童で屋台村がオープンするというニュースをテレビで見かけ気になっていました。その頃、押野さん(と横丁責任者/株式会社天童ホテル・押野茂代表取締役社長)と、子どもの幼稚園の父兄会で偶然会い、声をかけたことがきっかけです。
Q.メニューのこだわりはどこですか?
A.天童らしさ、山形らしさを表現することです。そのために、山形県産の食材を多く使用しています。旅行が好きなので、各地の居酒屋のメニューをメモし、新メニューの参考にすることもあります。
人気メニュー「唐揚げ」の調理方法は企業秘密です(笑)。
Q.お店として大切にしていることは何ですか。
A.人と人が触れ合える場所を目指しています。そのため、お客さんとしゃべりながら、お客さんのために何ができるかを考え、また来たいと思ってもらえるようなお店にしたいと思っています。
Q.最後に一言メッセージをお願いします。
A.笑顔でお待ちしています!ぜひ来てください。
にぎやかな店内で、元気な店主さんと一緒に笑顔になれる、とても温かい雰囲気のお店でした。食事やお酒の種類も豊富で、お腹が空いた会社や学校の帰りにビッタリのお店です。
(ライター・Reina)
【こちら天童市天童温泉街 もり達出張所】
◇電話 090-8609-4921
◆営業時間 17:00~24:00
◇定休日 火曜日
ウェブサイト https://toyokocho.jp/shop/kochitatsu/
②【湊と】
にぎやかなお店を後にし、お次はこちらへ。
みんなでワイワイ飲むのも楽しいけど、ゆっくり飲みたい時もある。「おでん」の赤提灯が目印の「湊と」では、隣のお客さんや店長との会話を楽しみながらほっこりと料理やお酒を楽しむことができます。
店内にはレトロな看板があちこちにあり、懐メロが和やかな雰囲気を演出しています。
寒い冬にうれしい、あったかおでん。大根(¥150)は芯まで出汁がしみています。他にも、はんぺん(¥150)や牛すじ(¥180)など種類が豊富です。
日本酒をおでんの出汁で割った「こあくまちゃん(¥650)」は癖になるおいしさ! おつまみには、いぶりがっこの薫香とクリームチーズの甘味が合う「いぶりがっこチーズ(¥600)」。
ねっとりとした旨味で箸が進んでしまう「あん肝ポン酢(¥500)」。日本酒や焼酎と相性抜群です。
店長さんにインタビュー!
20代にして店長を務める三浦巧太さんにお話を伺いました。
Q.お店を始めたきっかけを教えてください。
A.オーナーの山崎(山崎侑斗さん)に誘われたのがきっかけです。もともと自分はオーナーが酒田・北前横丁に出している店の客でした。オーナーがと横丁に2号店を計画していた時に、店長をやってみないかと誘われたんです。
高校で調理師免許を取得して、その後は日本料理屋で板前をしていました。自分はまだ若いので失敗も成功も自分のためになると思い、湊との店長になることを決めました。
Q.おすすめのメニューは何ですか。
A.やっぱりおでんですね! 特に大根がおすすめです。
Q.お店で大事にしていることは何ですか。
A.おしゃれなバーやカフェもいいけど、もっとほっとできるお店で飲みたい人もいると思うので、疲れた時におでんの汁をすするような、お父さんたちがゆっくり飲める場所にしようとしています。
実際に、近所の人がふらりと飲みに来たり、お母さんたちがタッパーにおでんを入れて持ち帰ったりしています。
Q.と横丁内の他店に負けないポイントは?
A.若さじゃないですかね! あと、若い者がレトロな店をしているというギャップ萌えです(笑)。
お父さん・お母さんには懐メロが心に響き、若者にはレトロな看板が新鮮な「湊と」。店長とお客さんの一体感に癒されます。
(ライター・しゅん)
【湊と】
◇電話 090-8612-9311
◆営業時間 17:30~24:00
◇定休日 水曜日
ウェブサイト https://toyokocho.jp/shop/minato/
Facebook https://www.facebook.com/創作屋台-湊と-101912064666608/
Instagram https://www.instagram.com/sosak_minato/
③【KOREAN RESTAURANT KOSPA】
そろそろ酔いも回ってきたころですが、ここで横丁らしくない不思議な雰囲気のお店を発見!店内には何やらおしゃれなカウンターが見えます。
3軒目はこちらにお邪魔することにしました。
こちらは、近年韓国に興味がある若い女性が増える中で、女性をターゲットとした韓国料理居酒屋。
内装は全て手作りで、とても温もりのあるお店となっています。
食感が特徴的な餅とソースの辛さがマッチした韓国の定番料理「トッポギ(¥550)」。
体の芯から温まるような辛さが特徴な豆腐チゲ料理「スンドゥブチゲ(¥550)」。
外はカリカリ、中はモチモチしている「チーズチヂミ(¥550)」。
チーズの濃厚さとタレの辛さが交わり、甘辛な味がやみつきになる「チーズタッカルビ コスパスタイル(¥638)」。
料理だけではなく日本酒やマッコリなどのお酒も充実しているため、韓国料理を食べながらお酒も楽しむことができます。
▲マンゴーマッコリ(¥462)
オーナーさんにインタビュー!
オーナーのチョン・ドン・ガンさん(左)と店長の吉田 淳さん(右)にお話を伺いました。
Q.お店を始めたきっかけを教えてください。
A.以前は焼肉屋を経営していましたが、「天童がもっと賑やかになってほしい」という思いや、以前から「韓国料理屋を出したい!」という気持ちがあったので、韓国料理屋を始めました。
Q.おすすめメニューはありますか?
A,店の定番メニューである「スンドゥブチゲ」です。自家製のだしや山形産の新鮮な野菜を使っています。女性に人気の「チーズチヂミ」も他の店のチヂミと比べて厚めで、食べた時にチーズの旨味が感じられるところがおすすめですね。
Q.と横丁内の他店に負けないポイントは?
A,いっぱいありますよ。屋台村っぽくないオシャレな雰囲気や接客、料理などが強みですね。料理は1品の量がとても多いことが特徴です。
Q.他の韓国料理店に負けないポイントは何ですか?
A.値段が安くて、美味いところです。焼肉屋を始めたのが9年前なのですが、1〜2年研究してメニューを作りました。
Q.ウェブサイトに書かれている、“韓国のちょい飲みスタイル”とは何ですか?
A.韓国の酒を飲みながら、日本でいう屋台のような雰囲気を味わうスタイルです。屋台村は「はしごすべし」という屋台訓があるため、このスタイルをおすすめしています。
“アットホームな雰囲気が伝わる、居心地の良いお店を作りたい”というチョンさんと吉田さん。明るいスタッフが皆さんをお迎えします!
(ライター・ぴーち)
【KOREAN RESTAURANT KOSPA】
◇電話 080-7096-6049
◆営業時間 18:00〜25:00
◇定休日 月曜日
ウェブサイト https://toyokocho.jp/shop/kospa/
Instagram https://www.instagram.com/korean_restaurant__kospa/
楽しみ方は無限大!天童温泉屋台村「と横丁」
はしご酒を存分に楽しみ、充実した夜となりました!
と横丁を運営する株式会社天童ホテル押野茂社長(写真左から3番目)によると、天童ホテルではお得な屋台村利用券付きプランも販売しているとのこと。
終電が21時台と早く、山形市に住む学生には普段の飲み会としてはなかなか利用しにくいかもしれませんが、天童温泉へのプチ旅行がてら遊びに来るのも楽しいかもしれませんね!
【天童温泉屋台村】
〒994-0025 山形県天童市鎌田本町1丁目3-15
天童駅から徒歩15分
Facebook https://www.facebook.com/tendotoyokocho/
Instagaram https://www.instagram.com/toyokocho/
※2020年2月時点の情報です。記事中の価格表記は全て税込です。