山形へのUIターンを考えた時、気になるのはどんなことですか?

「友だちができるか心配…」「山形は遊ぶところが少ないのでは?」

そんな不安を持っている方のために、山形にIターンし、やりたい仕事をしながらプライベートもめちゃくちゃ楽しんでいる、20代のアクティブなサラリーマンをご紹介します!

これを読めば、山形暮らしを楽しむためのヒントと、まだまだあなたの知らない山形の魅力があることに気づくはず。

友だちゼロからスタートした移住者が、充実した山形ライフを送るその秘訣とは…?

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今回のやまがたで働く人

小池拓矢

小池 拓矢(こいけ たくや)さん プロフィール

青森県出身。仙台で大学生活を送った後、山形で就職した一級建築士。山形の自然を楽しむオモシロライフを追い求め、カヌーをつくって最上川を下り、モバイルハウスで山形を駆け巡る。現在、空き家をリノベーションする『シェアハウスプロジェクト』も実行中。

「山形なら、仕事もプライベートも充実させられる」期待とともに移住

――青森県八戸出身の小池さん。山形に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか。

大学進学で仙台に移ったんですが、周りに山形出身の人が結構いて。山形に果物狩りに行こうよって誘われたり、スノーボードしに行ったり、ちょこちょこ遊びに来てたんです。山形の人って「山形愛」強くないですか?(笑)

でも、その頃は山形で働くという意識はなくて、普通に温泉とかで友達と飲んで楽しんでましたね。

――学生時代からなじみがあったとはいえ、どうして山形に就職を?

今勤めている山形の会社の支店が仙台にもあって、そこで大学4年のときにバイトを始めたのがきっかけです。社長ともそこで知り合って、いい会社だなと思ったんです。

元々は”就職するなら仙台か東京かな”と思っていました。大学では、卒業したら東京の大手の建設会社に行くというレールが敷かれていたので、まあそれに乗るんだろうなと。

東京の大手にインターンシップに行ったり、大学で共同研究したりもしていたので、なんとなく東京の会社の様子はわかっていたのですが、ちょっと違うなあと思って……。

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――大手と山形の中小企業は、どんな違いがあったんですか?

大手の建設会社で多いのは、海外で橋やビルを建てる仕事なんです。でも、僕は知らない土地で大きな建物を作る仕事ではなくて、自分の友達の家を設計するような仕事がしたい!と気付いたんです。誰かの幸せに関わりたくて、その「誰か」が「身近な人」だったら一番いいなあと。

あと、将来自分で仕事ができるようにしようと考えると、技術を身に付けるだけじゃなくて、社長の近くで経営を学べるところに行きたかった。大手では「この部屋は自分が設計して、エントランスはあの人で……」というように、一部分だけしか担当できなくなることも多いんですよね。中小企業の方が、企画から建物が完成するまで、仕事全体を見れるというところも就職先を選ぶ際のポイントでした。

そう考えると、バイトしていた山形の会社が自分にとって一番勉強になると思いました。特に東北の中では比較的規模のある建築事務所なので、そこで修行して「東北で一番」を目指そうかと。

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――山形の会社に魅力を感じていたんですね。それでも山形で暮らすとなると、不安はありませんでしたか?

不安はありましたよ。友達はみんな仙台や東京に就職しているし、山形にいる知り合いは社長くらいでしたから。

でもアウトドアが好きなので、何回も遊びにくるうちに、山形は自然がいっぱいあって「めっちゃいいとこだな」と思ってました。ここなら仕事で一流を目指すだけじゃなくて、仕事7割プライベート3割くらいでどちらも充実させられるんじゃないかなって。

山形に頼れる友達もいないので、生活費のこともちゃんと考えてから決めました。東京で働く場合と山形で働く場合を検討して、「給料はこのくらいで、家賃はいくらで、住宅補助があって……」と試算して。その結果、東京でも山形でも生活水準がそんなに変わらないと分かって、それなら自分が好きな場所で働けばいいよな、と。それに、東京や仙台は遊びに行く機会が多いので、わざわざ住まなくてもいい。でも、山形は住んでみないと知ることのできない魅力がたくさんあると思うんです。

――暮らし方も将来のことも、丁寧に検討した上で決断されたんですね。

 

山形での生活をスタート。自然豊かな風景に感動

――実際に山形で暮らし始めていかがでしたか?

発見がいっぱいあったなあ。本当に自然豊かだなとあらためて思いました。

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山形に来て5月ごろ、ちょっと暇だからドライブしようと思い立って寒河江方面に向かったんです。その途中で畑とか果樹園が広がっているところがあるんですが、果物の花がぱーっと一面に咲いて、遠くに山が見えて、晴れた真っ青な空があって、すっごく気持ちよくて……。今でもあの感動は覚えています。

青森も自然は豊かだったけど、海が近いところに住んでいたので、また違う豊かさを知りました。

――働き方には予想とのギャップはありませんでしたか?

そうですね、特にはなかったかな。仙台にいた時からバイトをしていた会社なので、よく知っていたのは大きかったかなと思います。

移住して地方の中小企業で働こうとするなら、就職先のことをしっかり分かってから移ることが重要かもしれないです。中小企業の情報はネットにも載っていないことが多いし、働いてみて分かったけれど企業側も採用に割ける時間がほとんどないんですよね。前もって長期のインターンシップとか移住イベントのようなものに参加して、その場所にじっくり触れてから移住すればギャップを感じてしまうリスクは減ると思います。

――就職先の雰囲気を知っておくことは大事ですね。山形の暮らしで大変だったことはありますか?

山形弁は結構大変でした。所長は80代で方言が強いから、未だに言葉がわからない時もある(笑)。

慣れるにはひたすら聞き返すしかないですね。「それってこういうことですか?」「こうすればいいですか?」って聞いて、反応をもらう。でも同じ日本人だし、アイコンタクトと雰囲気でなんとかなると思います!

――働き始めて3年目。今は建築設計事務所でどんなお仕事をされているんですか?

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どうすれば地震に強い建物ができるかというような、安全性を考える構造設計の仕事をしています。社長はキャリアプランを考えてくれていて、「次これをやったら?」「一人で全部やってみなよ」とかいろいろと声を掛けてくれます。

建築系の会社だと「デザインのみ」「構造設計のみ」と専門でやっているところも多いんですが、今の会社はデザインも構造設計もやっているので、幅広くできるのが強みですね。

 

山形暮らしを充実させるには、「楽しみを発見する旅に出ろ!」

小池さんは仕事の他にも、ヤマガタ未来ラボ編集部としてライター活動・イベント運営をしたり、建築系の学生とともにシェアハウスを作ったりと、たくさんの人を巻き込みながら休日を楽しんでいます。
――休みの日もどんどん外に出て活動されていますね。

アウトドアが好きなので家には全然いないですね。家にいるのは洗濯してるときくらい(笑)。

来たばかりの頃は、雪山と温泉ぐらいしか知らなかったのですが、建築士として山形で建物を作るなら地域のことをよく分かったうえで、山形らしい建物をつくりたいと思っていたので、もっと外に出て山形のこと知らなきゃ!と思ったんです。

あとは、友達を作りたかった。最初は誰も友達がいなくて寂しかったんですよ。一人で大鍋にカレー作って、ずっとそればっかり食べてました(笑)。会社のつながりはあるけど、それだけでは広がりが足りないと思って、何か面白いことないかなあと探し始めました。

そんなときに検索でヤマガタ未来ラボを見つけて、まずはサークル活動やコミュニティーづくりというのも面白そうだと思って編集部に連絡したのがきっかけでした。

――約3年、いろんな活動に関わってみて何か得られたことはありますか?

運営している未来ラボのイベント「オガールカフェ」で、「こういう大人になりたいな」と思う人に出会いました。「師匠」って呼んでるんですけど(笑)、会社の営業マンをやりつつ土日にアウトドアをめっちゃ楽しんでる人で。こういう生活がしたいなあという、目標となる人に出会えるのがいいですね。

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▲「師匠」の影響でカヌーを始めた小池さん。自分でカヌー作りもしているんだとか……!

最近は古民家をリノベーションするシェアハウスづくりも進めていますGLAMPiCと共同出資(僕はほんの少し……)して家を買って、会社にバイトに来ていた学生にも声を掛けて一緒に改修しているところです。

小さい頃は大工さんになりたかったんですよね。ただ今の本業だと、自分は設計して見守っているだけで、工事をするのは職人さんの領域なので自分では関われない。だから半分ビジネス、半分趣味みたいな感じでシェアハウスを始めました。

小池さんシェアハウス

76702467_435699047331884_1200991500138184704_n▲学生を巻き込んでリノベーションを始めています

――山形ライフを楽しむコツはありますか?

自分から地域に出ていくことですかね。東京だと刺激がたくさんあるし、受動的でいても情報が入ってきて楽しく生きられるけど、山形は能動的に外へ行かないと楽しみを見つけづらいかもしれません。ただ、一度でも出てしまえば、人とのつながりがどんどん広がっていく感じがします。山形はいろんな場所で、いろんな楽しみ方をしている人がいて、インターネットでも発信されていない魅力がいっぱいあるんです。だから「発見する旅」に出たらいいんじゃないかなと思います。
小池さんモバイルハウス

▲「ライフスタイルをもっと自由に」。そんな提案をするためにモバイルハウスも作っています。

あとは、移住するなら目標設定はあった方がいいかもしれませんね。

そうじゃないと、途中で迷ってしまうと思うんです。もちろん僕も迷うことも思惑通りにいかないこともあります。とりあえず山形に来てみて自分のやりたいことを模索するのもアリだけれど、まわりを見ると、何か目的をもって山形にきた人が活躍しているんじゃないかな?という気がします。


UIターンについて、ぼんやりと考えてはいるけれど、具体的なイメージが湧かないという人は、実際にUIターンした人に会い、体験談や意見を聞くことで、「こんな暮らしがしたい」「こんな生き方がしたい」という具体的なイメージが湧くかもしれません。UIターンを迷っているなら、ぜひこちらのイベントに足を運んでみてください。きっと、一歩踏み出すきっかけが見つかるはず。

小池さんがゲストとして登壇する【参加型トークセッション】もありますよ!
直接いろいろなお話を聞けるチャンス!

2019年12月1日(日) 山形県UターンIターンフェア『やまがた暮らし大相談会』

やまがたUターン・Iターンフェア「やまがた暮らし大相談会」

【日時】2019年12月1日(日)11:00〜17:00

【会場】東京交通会館12Fダイヤモンドホール(東京都千代田区有楽町2-10-1)

【参加費】無料

【内容】山形県での仕事、住まい、暮らしをまるごと相談!県内の市町村をはじめとする約52団体が出展するUIターンフェアです。

お子さん連れでもゆっくり相談できるようキッズコーナー(専属スタッフあり)もご用意しています。
また、来場した方全員に「山形代表」のジュースをプレゼント♪さらに、山形のお米「雪若丸」がその場で当たる抽選会もあります!ぜひ、お気軽にお越しください♪

【対象】山形での暮らしに興味がある方、いつか山形へUターン、Iターン(移住)したいと考えている方。

【お問い合わせ】
やまがた移住定住・人材確保推進協議会 TEL:023-630-2234
(山形県企画振興部市町村課地域活力創造室内)
詳しくは、山形県移住交流ポータルサイト「すまいる山形暮らし情報館」でご確認ください。

イベント詳細ページはこちら

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