山形で働く20代のリアルな姿を伝えるこのコーナー。
みんな、どんな仕事をして、どんなことで悩んで、どんな夢を持っているの?
社会人としてのこれからが楽しみな20代に、突撃インタビュー!!

ヤマガタ未来ラボ編集部では、山形で働く20代を“ミライさん”と呼んで、応援していきます!

 

今月のミライさん★

 

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金綱志保(かねつなしほ)さん

職業:会社員
年齢:23歳
出身:東京都
社会人歴:2年目
好きな言葉:思い立ったらすぐ行動!

――東京出身ということだけど、なぜ山形に?

東京の大学でファッションを勉強していたので、働くなら自分が「カワイイ」と思える洋服を作っている会社がいいなと思っていました。学生時代に参加していたファッションの勉強会で今の会社のことを知り、商品が素敵だなと思ったのと、社長のファッションに対する熱意をすごく感じて…。

企業説明会のときに、福利厚生をアピールしてくる会社が多い中、福利厚生を一切アピールせず「本当にモノづくりをやりたい人しか求めていない」という堂々とした雰囲気も魅力的でしたね。

――服づくりをしたいと思ったきっかけは?

もともとファッションが好きだったのですが、不器用なので自分には服を作るのは無理だと思っていたんです。でも、大学でズボンを縫う授業があって、そのときに「私にも作れるんだ!」と思ったのと、「ただの布が、ミシンで縫うことで立体的なものになる」ということに感動して…。それが、洋服作りにときめいた瞬間でしたね。一枚の布から洋服ができていく様子はマジックのようで、大げさかもしれませんが、そこにロマンを感じたんです(笑)。

――今の会社ではどんな仕事をしてるの?

最初はパタンナーの仕事をしていましたが、今は、縫製の仕事をしています。パタンナーは、縫製や編みなどさまざまな知識が必要で、今の私には実力不足だということを痛感させられました。きちんとした仕事をするためにはもっと基本的な知識が必要だと思い、会社に相談して部署を変えてもらったんです。

※パタンナーとは、デザイナーが作成したデザイン画をもとに、パターン(型紙)におこす仕事。生地のカットの仕方や縫製の方法など、専門的な知識を元に型紙を作成する。服の良し悪しはパタンナーで決まると言われるほど服作りにおいて重要な役割。

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▲金綱さん自作の洋服(和柄の生地を使った襟なしの上着)
※モデルは大学の後輩

――理想と現実のギャップだね。

学生時代とは違って、会社からお金をもらって働いているわけなので、その厳しさは思い知らされましたね。

パタンナーの仕事はわからないことが多すぎて、自分で満足のいく仕事ができなかったので、辛すぎてもう辞めようかとも思ったんですけど、入社して1年で、まだ何も身についていないのに辞めるのはよくないと社長に引き止められて…。

 ――部署が変わって、今はどう?

パタンナーの部署にいたときは理解できなかったことが、縫製をやっているとタネ明かしのように「あのとき先輩が言っていたのはこういうことなのか」というのが少しずつわかってきました。そうやって全部つながっていくのが面白いし、今は縫製をやらせてもらえて良かったなと思います。

――仕事は楽しい?

きれいに縫えると嬉しいし、一回でできなくても何回もやっていくうちにできるようになるので、だんだん楽しいと思えるようになってきました。

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――憧れていたモノづくりを実際にやってみて感じたことは?

普段、服を着ているだけでは気づかないような、見えないところまで動きやすさを考えて作られていたり、細かいところまでこだわって作られているのがすごいなと思います。

それから、うちの会社では洋服にはならない余った編地を使ってインテリア雑貨を作っているのも面白いなと思っていて…。お財布やパネルにして販売するなど、ゴミが出ないように無駄のないモノづくりをしているのも魅力の一つですね。

――それにしても、縁もゆかりもない山形に来るのは不安じゃなかった?

もともと都会があんまり好きじゃなくて、満員電車に乗って出勤している自分の姿を想像できなかったんですよね。東京で就職したらずっと実家暮らしになるので、山形で一人暮らしするのもいい機会だなと思ったのも理由の一つです。

 ――親御さんは心配してない?

最初は「本当に山形に行くの?」と心配していたんですけど、いざ決まったら「もう一つ家ができたみたいでいいわね」って(笑)。母はしょっちゅう遊びにきてます。最近は、娘に会いに来てるというより、山形が好きで来ていると言ってます。山辺のすだまり館で毛糸を買って編み物をしてたり、本が好きなので『まなびあテラス』もお気に入りみたいです。東京の友達もときどき遊びに来てくれるので、行きたいところを聞いて一緒に観光に行ったりしてます。

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▲友達と寒河江ダムにて

――山形の生活には慣れた?

最初は、東京と違って何もない環境が楽しかったんですけど、だんだん友達や家族がそばにいないのが辛くなってきて、東京に帰りたいって思った時期もありました。冬は、ストーブを持っていなかったのでエアコンをつけてたんですけど、部屋が全然暖まらなくて…。生まれてはじめて寒くて泣きました(笑)。

――ファンヒーター買ってください(笑)。寒いときは温泉で温まるのが一番ですよ!

温泉は、よく行ってます。近所の温泉は朝からやっているので、温泉に入ってから仕事に行ったりしてます。それは東京の友達にうらやましがられますね。東京では、温泉に行こうと思ったら2時間ぐらいかかるので…。

――山形で楽しいことは見つけられた?

会社に山形のお店を教えてくれる先輩がいるので、あちこち連れて行ってもらっています。あと、行きつけ食堂の店長さんからいろいろな情報を聞いて、コンサートに行ったりイベントに顔を出したり…。

高校時代はアルペンスキーをやっていたので、蔵王スキー場にも行きました。友達と樹氷を見に行ったときは「樹氷ってこんなにキレイだったんだ〜!」って感動しました。

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山形の友達も徐々にできてきたので、これからもっと何か面白いことができるんじゃないかなと思ってます。

――これからやってみたいことは?

大学時代からハンドメイドのアクセサリーを作っているので、それをマルシェなどで売ってみたいですね。山形にはモノづくりをしている人がたくさんいるので、そういう人たちとつながって、一緒に何かできたらいいな…。

やりたいことがたくさんあるので、服作りだけにこだわらず、服を通じて自分の将来が面白い方向につながっていけばいいなと思っています。

仕事も人生も楽しんでね、ミライさん!
ヤマガタ未来ラボは、山形のミライさんを応援しています!

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