秋晴れの2018年10月22日。
ヤマガタ未来ラボのオフ会【オガールカフェ】でもお世話になっているSLOW JAM(山形市香澄町)にて、【「たまたま、夫が山形出身だったので」移住しちゃった妻のランチ会 vol.雪が降る前に】を開催しました。(イベント概要)
・近いうち、Uターンしたいなと考えているものの、妻、または彼女に切り出せずにいる男性
・夫、または彼氏のUIターンに伴って、山形に県外からやってきて、なんだかモヤモヤを抱えている女性
に、お読みいただけましたら、嬉しいです。
11:30~ ランチ会スタート。参加してくれたのはこんな人たち
まずは、自己紹介から。出身地、ヤマガタ歴、お仕事など現在までの状況や、参加の動機などをお話しいただきました。
今回は、山形仕事図鑑でご紹介していた方や、Iターン妻の座談会参加者も駆けつけてくれ、募集定員を超える12名の女性たちが山形県内各地からお越しくださいました。ありがとうございます。
出身地は?
札幌、東京、埼玉、宇都宮、横浜、千葉、山梨、飛騨高山、兵庫、岡山、広島!
(東北出身者の参加がなかったことに、ちょっとビックリ)
ヤマガタ歴は?
今年、結婚のタイミングで山形にやってきた新米さんから、25年目を迎えたベテランさんまで。
新婚さん、ちびっこママさん、小中高校生のママさんや、成人されたお子さんを持つママさんも。
職業は?
エステサロンやショップの経営者さん、ヨガや語学などの講師さん、飲食店や雑貨店のスタッフさんに、医療従事者さん。育児や家庭と両立し、本業で働きながらも起業準備を進めていたりと、バイタリティーあふれる皆さん。
職種はさまざまですが、慣れない土地でも生き生きと働いたり、暮らしたりする中に、自分らしい輝き方を見つけているという共通点が見られました。
12:00~ 交流タイム
メインのお食事をいただきながら、交流タイムスタートです。
この日のための特別メニューは、「スリランカ風カレー&カリフラワーと舟形マッシュルームのホワイトカレー」と、「リガトーニのボロネーゼソース」の2種類からチョイス。
カレーには、庄内産減農薬ひとめぼれの玄米が使われています。
参加のキッカケは?
・「たまたま夫が山形出身だったから、移住してきた妻」って、自分のことだ!と思ったから。
・友達を作るため習いごとをしているが、レッスンが終わるとみんな忙しくてすぐに帰ってしまうので…
・子どもが産まれたことで、ママ友はできたけど、自分自身の友達が欲しいと思ったから。
・普段見ないSNSをたまたま開いたら、告知が流れてきた!
・山形に嫁いできて間もない人を応援したい!と思ったから。
・イベントページを見つけた夫に、「行ってきなよ!」と勧められたから。
などなど。あふれる情報の中から、自分に必要なものを敏感にキャッチできるよう、アンテナ感度を磨いているようです。
山形にやってきたキッカケは?
「結婚のタイミングで」という方が多数。「山形にやってくることに戸惑いは?」の質問に対し、
・とにかく彼が大好きで、ほかの選択肢が見当たらなかった。
・ほかの男性を見つけようともしたけど、やっぱり彼の誠実さが一番だった。
という回答。夫婦仲の良さが伺えます。
そのほかには、
・夫が山形に転勤になったので。
・自身が山形支社に配属になり、その後、地元の男性と結婚したので定住することに。
・夫が故郷山形でUターン起業したいというので、ついてくることに。
全体的に、夫たちの山形を愛する気持ちがとても強く、また、妻たちは夫のことが大好きなんだな♡と感じるエピソードが続いたことが印象的でした。
そのほか…
・親戚や友人が山形に遊びに来たとき、どこに連れていくといい?
・初めて迎える雪の季節が不安なのだけど、どうしたらいい?
・年配のお客様の気持ちに寄り添いたいのに、山形弁のニュアンスがわからないのが、もどかしくて…
などの疑問やお悩みに、アドバイスしあったり。
・突然、山寺に連れていかれて、ヒールで石段を登った!行き先を事前に伝えておいて!
というような夫への要望も。行き先が「お釜」や「芋煮会」などで、同じようなエピソードが複数。土地勘のないわたしたちには、サプライズが過ぎるデートだったようです(笑)
・サイクリングや登山、キャンプなど、夫婦で共通の趣味を見つけてみるといいよ!
などの夫婦円満や山形を楽しむ秘訣を教えてもらったり。
・夫同伴の飲み会も楽しそう!
など、次回以降のリクエストもいただきました。
ランチ会に参加してみて…
・山形にはいろんな人がいるんだなぁと知りました。それぞれにいろんなことに取り組んでいて楽しそうだな♪と感じました。
・こういう会に参加するのは初めてで、緊張したけど楽しかった!
・頑張って冬を越そう!と思えました。
・夫同士がすでに知り合いだった!偶然の出逢いに感動しました!
・いつものお友達との会話にはない感覚を得られたのは、すごい収穫!刺激たっぷりの会でした。
・子育て中なので、久しぶりにヒールを履いて出掛けた!また参加したいです。
など、嬉しいご感想を数々いただきました。
「夫が山形出身だから、移住してきた」という人生のターニングポイントがなければ、わたしたちがこの場で出逢い、笑顔を共有することは、きっと一生なかったでしょう。
また、山形での移住生活によって、不安や困難を抱えたりしながらも、異なる文化や価値観を知り、人として成長する機会を得たのだと思うと、夫たちのUターンへの決意に、感謝がわいてきます。
Uターンしたい男性の希望になれるよう
今回参加してくれた方に限らず、わたしが知る県外出身の女性たちは、それぞれにお教室や交流会を主宰されていたり、サロンやショップを経営されていたりと、県内外で活躍されています。ですから、わたし自身が県外出身者のコミュニティを提案することはないだろうと、実は、思っていました。
ですが数ヶ月前、ショックな出来事に遭遇したのです。
とある、Uターン男性とお話していたときのこと。会話の流れから、ふと「奥様は?」と尋ねると、「帰ってくるときに、離婚したんですよ」という返答が。
故郷に帰りたい夫。親戚も友人もいない、希望する仕事に就けるかどうかもわからない土地にいくことに不安を感じる妻。
自分の勝手な都合で無理強いして、ツラい思いをさせたくないと、別れを決断したといいます。お互いに嫌いあって別れたわけではない、という事実に、「もし、わたしが奥さんの立場だったら…?」と自分と重ね合わせてしまって、泣きました。
県外からやってきた女性が集まり、励ましあいながら、山形に根付くための仲間づくりができるようなコミュニティを作らなきゃ! 何かに突き動かされるような思いに、ヤマガタ未来ラボ編集長とWignal~山形ワーキングマザーの会~共同代表が賛同してくれ、今回の開催に至りました。
故郷へのUターンを考えたとき、「パートナーの理解を得られるかどうか」は、最も大きなハードルのひとつともいえるでしょう。
いつかこの会が、パートナーにUターンを納得してもらうための希望的存在となれるよう願っています。
最後にSLOW JAMさまへ… ステキな会場と美味しいお料理、あたたかなお心配りをいただきまして、ありがとうございました。
次回は、雪が解ける頃に開催を予定しています
厳しい冬を乗り越えたことを讃えあい、春の訪れを歓びましょう。
詳細が決定したら、イベントページに掲載しますので、チェックしてくださいね。ご参加、お待ちしています。