山形で働く男は、ミスランチしない。
こんにちは! 山形で働く男です
暑い日が続き、すでに夏バテを感じる今日この頃ですが、皆さんはお元気なのでしょうか。
若い頃は暑いときだけ苦手であり、最近では冬の寒さも辛くなった私にとって、今の季節は地獄です。食欲だって衰退気味。何を食べればいいのか、分からないときもありますよね?
しかし家族のためにも、お仕事頑張らなければなりません。山形に住まれる同じ営業マンさんに、少しでも良きお昼時情報をと力を振り絞り、本日もナイスなランチを紹介します。
今回お邪魔するのは中華ランチ。街角中華屋的な雰囲気を漂わせる、最近どハマりなお店です。
燻し銀の壁掛けポップには目もくれず、今回狙うのは『日替り定食(800円)』。本日は唐揚げと八宝菜が、その主菜を担います。というか、唐揚げと八宝菜でこの値段は、他にあまり見たことがありません。
ここがいい理由は、主菜二つのコンビネーションを主に、日替りランチを作ってくれること。コーヒーも付くので、かなり万全ランチです。
知る人ぞ知る名店『池上苑』。日替り定食がお得。
場所は、山形駅西口から3本ほど西へと降りた道。県道18号線とでもいうのでしょうか、ダイソーさんの直ぐ近くです。見た目は結構、激渋いです。しかし、そこがランチ難民である私たちの、心をくすぐるところでもあります。
駐車場はよくわかりませんが、お店の裏にたくさんあるようです。このあたりも、我々にはお得かと。
昨今、コインPに停めなくてはならないお店も増えているようですが、モータリゼーションが進んでいる山形。そこはぜひ、無料で行きたい。
入店し、主人の手さばきも見るもよし、お座敷で円卓を回すも良し。居心地のほどは申し分ありません。
お店に通いはじめて思うのが、ここの店は下ごしらえが少ない。ですので、オーダーが入ってから肉を切る場面に遭遇するときもある。時間ばかりを気にしすぎると、そこはマイナスポイントなのですが、そうではない。うまいものを食ってもらいたいという思いが、包丁の音からひしひしと感じられてしまうのです。
ご主人は、オーダーを通してからの眼光が違う。静かながらも、身体の奥で料理への情熱をたぎらせている。その様子には、気迫さえ、感じてしまいます。
鬼気迫る、食ってみたいメニュー達。
四川風らーめんに広東風らーめん。全く聞いたことがありません。このように、食の好奇心を刺激してくれるのもポイント。例えば「北京風ら〜めん(700円)」なら、ザーサイとねぎのりがメイン食材? かなり興味を惹かれます。
ある中華屋の主人は言いました「俺らが作るらーめんは、いつまでたっても中華なの。だからそうではない人が手がけるらーめんの方が、日本人に良い。爆発的に受けるよ」と。つまりは中華料理を知らない人のラーメンが美味いという話でした。
ここは、そのアンチテーゼとも言いましょう。未食の味に出会うべく、食べてみたい気がします。と、言うか、絶対食べる !!
気を取り直して、ランチをたべよう。
綺麗に、重箱に並んだそれは、まさしく中華弁当! 鳥唐揚げと八宝菜のツートップに、たくわんやご飯、スープにサラダが付いています。
で、お伝えしたいのがその旨さなのですが、八宝菜の火の通り具合がすばらしい! そしてスープがうまい。察するに、こちらのらーめんはかなりの完成度なのではないでしょうか。
鳥の唐揚げは、カリッとクリスピーな衣と、高温で短時間で調理された、非常にジューシーなお肉。こちらも白飯泥棒的に、ご飯が進みます。
ただ、一番に驚いたのがサラダ。
生キャベツを千切りにしたものが主体ですが、騙されたと思って食べて欲しい程、この千切りキャベツサラダが美味しいのです。瑞々しいとか、そんな次元は軽く飛び越えていて、とにかく美味しい。
もし、小学生の給食の時間に、こんなキャベツサラダを提供されていたら?
と、思わせるほどに、美味しいし、丁度いいのです!!
(※給食のキャベツサラダがトラウマとなり、筆者は大きくなるまでキャベツサラダが食べられませんでした)
主菜は毎日違うようです。きっと当たりの日も、ハズレの日もあるでしょう。しかし、ここ池上苑のランチはおすすめです。
なんなら、丸一週間通ってみたいほどの魅力を秘めたランチ。
なぜ、有名にならないかの疑問を抱きつつ、この素晴らしき町の名店を後にしたのです。
ちなみに、こちらのお店。漫画の蔵書も良い感じ。なかなか通好みな、いい漫画も揃ってます。
[DATA]
池上苑
山形市双葉町2-4-27
023-645-2397
日曜日定休
※近所にあったら通いたい雰囲気です。
※中華のラーメンにかなりそそられます。
※気分的には酢豚が秀逸。
※注文してから下ごしらえすることもあるので、滞在時間はやや多め。