今回のやまがたで働く人

原田大輔さん(40歳) 勤務先:ソニー生命保険株式会社山形支社

働く

こんな仕事をしています:スペシャル ライフプランナー(ファイナンシャルプランナー有資格者)

仕事内容:ライフプランナーの仕事は、生活設計を立ててお客様自身とそのご家族が将来どういうふうに歩んでいきたいかを明確にし、それと現状を照らしあわせてギャップがあるなら、どのように理想に近づけていくかという解決策をお伝えし、万一があった場合でも、その生活設計を守るための手段として保障を提案する仕事です。

 

地銀から外資系銀行への転職。そして子育てでUターン

編集部:原田さん、こんにちは。現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

原田さん:東京の大学を卒業して山形の銀行に10年間勤めたんですが、それから外資系の銀行に転職し3年間東京で働いて、5年前に山形に戻ってきました。

弊社はちょうど5年前に山形で支社を開いたんですが、「山形に戻ってくるんだったら何か新しいことに取り組みたい」と惹かれる部分があって、やってみたいなと思えたんです。以前山形で働いていたときの同期が先にソニー生命に転職していたのもあって、あまり不安に思いませんでしたね。

 

編集部:1度山形で働いて、それから東京での勤務を経験されて戻ってこられたんですね。そのままずっと山形で勤務することもできたと思うんですが、そこで県外に転職を決められたのはなぜですか?

原田さん:新しい場所で自分の力量を試してみたいという思いが強くて、別の銀行に転職することにしました。転職先の銀行は宮城への出店計画があったので、仙台での勤務を予定していたんですが、リーマンショックでそれがなくなり、東京で採用されることになったんです。宮城での勤務であれば山形から通うこともできるかなと思っていたんですが、東京勤務ということになったので、一家で東京に引っ越しました。

 

編集部:そんな経緯で東京に行かれたんですね。山形に戻ってくるのを決めたきっかけは何でしたか?

原田さん:やはり子育てがポイントでしたね。東京に行ったときは子どももまだ幼稚園だったんですが、小学校入学にさしかかった時期に、塾漬けになったりグラウンドがコンクリートだったりという話を聞くと、子どもを東京の小学校に通わせるということがあまりイメージできなかったんです。子どもは山形で育てたい、移動はさせたくないという思いがありました。それで、家族を山形に帰して、私だけは半年ほど単身赴任という形で東京に残りました。実は、そのタイミングで前職で昇格もしていたんです。せっかくポジションも上がりましたから、そのままチャレンジしたい気持ちもありました。宮城への出店計画が再度持ち上がっていれば、それまでの会社に残っていたかもしれません。山形に戻るか東京に残るか相当迷いましたが、家族の環境やタイミングを大事にしてUターンを決めました。

 

企業が売りたいものを売る営業から、顧客の立場で考える営業へ

編集部:実際に山形に戻られて、生活はどんなふうに変わりましたか?

原田さん:まずは満員電車に乗らなくてよくなりましたね。今までは通勤に1時間ほどかかっていたのが、マイカー通勤で10分ほどになったので、仕事に費やせる時間が長くなりました。時間を有効に使えるようになりましたね。

 

編集部:生活の変化に伴って、仕事への姿勢は以前と変わられましたか?

原田さん:ライフプランナーの仕事は、生活設計を立ててお客様自身とそのご家族が将来どういうふうに歩んでいきたいかを明確にし、それと現状を照らしあわせてギャップがあるなら、どのように理想に近づけていくかという解決策をお伝えし、万一があった場合でも、その生活設計を守るための手段として保障を提案する仕事です。

以前の仕事では、お客様が求めているものよりも会社が推奨するものを売るという傾向がありましたので、気持ちが乗らないようなセールスをすることもありましたが、今は100パーセントお客様にフォーカスして、どうしたいのかを本気で考えるというスタンスで仕事ができるようになったので、とても満足しています。

 

地方は、ないものが多いからこそ、開拓する経験が出来る

編集部:Uターンするに当たってどうしても気になるのは、やはり仕事のことだと思うんです。仕事はおもしろいですか?

原田さん:地方だと、お客様の抱えている課題を解決するための情報がまだまだ少ないと思います。この仕事はお客様の問題を解決することですから、私たちが情報をお伝えするだけでお役に立てることも多いと感じています。山形でのソニー生命のシェアはまだ数パーセントなので、これからシェアを伸ばしていけるというやりがいはありますね。

編集部:なるほど、山形ではいろんなものが「ないない」と言われますが、ないからこそ、開拓していく・自らの手で伸ばしていく経験ができますよね。

 

現在は、山形でどんなスタイルで働いていますか?

原田さん:私たちの会社には地域ごとの壁がないので、お客様とのお付き合いが始まったら、基本的に担当者が変わることはありません。もしお客様が山形以外の場所に引っ越されても、山形にいながらにして遠方のお客様と関わることができるんです。その分仕事の内容もダイナミックになりますし、長い目で関わることができるので、お客様を一貫して永続的にフォローできるところが、これまでの仕事との大きな違いですね。今日もこれから仙台のお客様との商談が入っているんですよ。

自分が担当したお客様にお子さんが生まれて、そのお子さんが成人して結婚するくらいの長期に渡って、お客様と関わっている先輩もいます。お客様との関係を、点ではなく面で見ていくことで信頼関係を深めることができますし、そこからいろんなご縁が広がっていくと、面から立体になっていくというのも嬉しい点です。

 

他の場所でもできることは山形でもできるはず

編集部:長期でお客様の生活に関わることができるというのはとても素敵なお仕事ですね。今回Uターンを経験されて、何か感じたことはありましたか?

原田さん:周りのサポートや仲間のありがたみは、いちど山形を出たからこそ感じられるのかもしれません。安心感のある環境に身を置いて、今後も山形からパワーを発信していきたいですね。それと、「県外にいて、遠くから山形を見ている」のと、「実際に山形にいて、近くで話をする機会や接点がある」のは、受ける感覚や入ってくる情報が違うと思うんです。

山形という地元だからこそ、お客様と深く関われるのではないかと思っています。私自身、東京での広く浅い関係性から濃い関わり方に変化したと感じています。

都会にいれば、人と知り合う機会も多いし、そのジャンルも多岐に渡るかもしれませんが、弊社の営業成績の上位者は地方にもいるんです。ということは、地方だから成績を伸ばせないということはないですし、他の場所でもできることは山形でもできるはずだと思っています。

編集部:今後のご活躍を楽しみにしています。今日はありがとうございました!

Profile

原田大輔さん

ソニー生命保険株式会社山形支社 スペシャル ライフプランナー

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