「月3万円ビジネス」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

好きなこと・得意なこと・役に立つことでプチ起業をして月に3万円稼げるナリワイを複数つくって暮らすこと。そんな取り組みが現在、鶴岡市で行われています。その名も、「ナリワリづくり工房@鶴岡」。

小さなビジネスモデルを作って、仕事をつくろうという人たちが集まり、部活というコンセプトで、気軽にはじめよう!と、楽しみながら、地方都市での新しい働き方・暮らし方を実践しています。

関連記事:鶴岡で広がる古くて新しい暮らし方「ナリワイ」好きなこと、得意なことを小さなビジネスに。

そんなナリワイづくり工房@鶴岡の部活の1つに、「ルナリズム部」があります。

 今回のやまがたで働く人

諏訪部夕子さん

リラクゼーションサロン「Coco you」を経営しながら、ナリワイ工房ルナ部で「布ナプキン」の開発や販売にチャレンジ中。

 


 

– 今日は、諏訪部さんのサロンでお話しを伺わせて頂いてますが、とても癒される空間ですね!

「ありがとうございます。Cocoyouは疲労などで自分のバランスを崩されてしまった方が、自然体で清々しい自分を取り戻すことを、お手伝いさせていただくことを心がけています。

もともと私は、婦人靴の販売の仕事をしていました。そのときに、疲労した足のまま新しい靴をフィッティングする前に、足のトリートメントが出来たらいいな・・、足のケアや疲労を取れるリラクゼーションに興味を持つようになったんです。

その後、介護の経験・福祉の仕事の経験で、足や身体、様々な感情に触れさせていただく経験が多くあり、その間感じた大切なことを、その後のリラクゼーションサロンでも活かしています。

サロンに訪れるお客様は女性が多いのですが、冷えや女性特有の悩みを抱えている方が多い。その根源はどこからなるものなのか・・・ そのようなことも踏まえ、冷えや、女性特有の悩みの緩和で注目されている 布ナプキンに興味がでてきたんです。」

 


– なるほど。それが「ルナリズム部」を立ち上げようと思ったきっかけなんですね。

「はじめは私自身も布ナプキンを使用するのって、面倒じゃないかと思ってたんですが、実際に使ったことのある方から「温かくて、いつもより辛くなかったよ」という話をいただきさらに興味がわきました。

ルナリズム部では、ネガティブに思いがちな月経を「布ナプキン」を通して楽に感じていただきたいことを目的に、「布ナプキン製作」のワークショップを通して、作り方を覚えたり、悩みを気楽に話せる場になればいいなぁと思っています。

月経にちなんで、女性の中に宿るバイオリズムと月の満ち欠けのリズムにも注目しています。月の満ち欠けを頼りに暮らしていた昔の人は、どんな月経を経験していたのだろう・・どんなふうに、月経を捉えていたんだろう・・紙ナプキンなど、いろいろと便利になって嬉しいこともたくさんあるけれど、そのかわり忘れかけたというか・・・女性がもっている本来の機能を思い出すことで、月経周期やバイオリズムが整い始め、生理痛が和らいだり、もっと楽な体調で過ごしていただけたらと願い活動をしています。」

– 男の自分には中々わからないのですがそうなんですねっ。より自然となる為に「布ナプキン」が良いんですね。どんなメンバーでやっているのですか?

「女性4人です。実は羽黒山で滝業したメンバーなんです。凄く頼もしくて、楽しいです。」

– 滝業ですか!しかも女性チームってなんだか盛り上がりそうですね!ところで「布ナプキン」ってどのように開発しているのですか?

「ナリワイ工房裁縫部の福井部長がデザインしてくれたり、指導してくれました。ナリワイ工房の部長さんに教えていただけるなんて、これもご縁ですね(笑)」

– ほぉ〜。そんなところで素敵な出会いがあったのですね。ルナ部の「布ナプキン」の拘りなどありますか?

「はい。女性なので見て、触ってウキウキするものを作りたいと思っています。見た目が可愛くて、手触りの良いオーガニック素材を使っています。」

– 確かに可愛い見た目ですね!ワークショップも開催されたんですよね?

「かわいい布地を見て、選ぶところからみなさん楽しまれていました。布ナプキンについて、関心を持っている方が多かったと感じました。小学生の娘さんを連て親子で参加してくれた方もいました。作ること自体は慣れないことだけど、お母さんと一緒に自分で作ったということで、使う日がくることが待ち遠しいみたいだ~と後からお便りをいただきました。自分で作った喜びの達成感を味わえるなどの楽しさを感じられたようでした。使ってみて辛い生理から布ナプで改善されて、生理がくるのが楽しみになってもらえたらといいなぁと思います。」

– うまくいっているようですね。ところで、ナリワイづくり工房に参加していての良いと思うところはどんなところですか?

なんといっても仲間がいるところ。部活というコンセプトも気軽で良いですし、1人で煮詰まっているときにもみんなで助け合いながら出来ます。私は人前に出て話すのが苦手だけど、ナリワイのスタッフの皆様が苦手分野をフォローしてくれるんです。先日のワークショップも初めてで思うようにいかなかったのですが、個別に指導頂いたり、研修をしてもらったりとフォローしてもらっています。」

– 仲間と支え合いながら、そして苦手分野のフォローしてもらるとは安心感がありますね!諏訪部さん、本日はインタビューありがとうございました。今後のご活躍を楽しみにしています!

関連サイト:鶴岡ナリワイプロジェクト

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