『ばばちゃん、はるのずんぼん、やばちぐなたぁ~』
(おばぁちゃん、はるのズボンがぬれて気持ちがわるいよ)
遊んでやばちぐして帰ってきたはるちゃんに
『あら~やばちぐであんべわりろ~ほれあがて着替えれ』
『せがねで、ずんぼんとけちゃましてはぐなよ~』とおばぁちゃん。
(あらぬれて気持ち悪いでしょ? 家にはいって着替えましょう。急がないで、ずぼんひっくり返してはなかいでね)
会話を文字にするとまぁなんとまぁ訳のわからない文章でしょうか。
方言は文字ではなく、音で残すものなのかもしれません。県内でも庄内、最上、置賜、村山と違うように細かくいえば、庄内も2市3町違います。
鶴岡は城下町なのでわりとのんびり「〇〇ですの~」
酒田は港町「〇〇〇だながい」がいってつけるんですよ、酒田の女性は!
ちなみに私の住む庄内町(旧余目・立川)は語尾に「にゃー」がつくらしい。これ無意識で確認できませんが、社会人成りたてのころ『余目はにゃーにゃーうるせながい』と酒田の先輩に言われました。
“がい”ってなに? “がい”って・・・。
庄内に嫁に来た人がみんなそろっていいます。
『何言ってるかわかりません』 その通り!
話はちょっと変わって
庄内2市3町の子育て情報が一目でわかるサイトがあります。それがどうしてできたか、実は転居して庄内に来た人、嫁に来た人、そんなママたちが一目みて子育て情報がわかるようにと行政と民間(庄内地域子育て応援協議会)が立ち上げたサイトです。(ちなみに今のサイトの運営は庄内地域子育て応援協議会のOGであるNPO法人明日のたねがしています)
その名も庄内地域子育て応援サイト「TOMONI」っていうんですけどねぇ。
(かなりいい取り組みたっだらしく、庄内に続けと最上地域でも「モコネット」という子育て応援サイトがオープンしています。)
だからと言って方言が分かるかといえばムリですが、
オフでも、あかちゃんサロンや手仕事カフェなどにはじまり、ママたちの子育てで困ったこと、悩んでることを話せる環境づくりをしています。子育ては期間限定、これからの子育てはママだけじゃない、パパもジジもババもそして近所のおばちゃんも、子どもたちと一緒に楽しい子育てしましょう♪と動きはじめています。イクメン共和国のような積極的なパパも登場しています。
庄内地域は北に鳥海山、南東に月山、羽黒の山伏文化もあります。大山の上池・下池のラムサール条約に登録された自然もあります。金峰山は恐竜のいた時代からあった古い山ともいわれています。タキタロウがいる大鳥池もあったりと、ロマン感じますよね~。
この豊かな自然の中で子どもたちが体験することができる貴重なところです。こども山伏修行は道なき道を進み、川で禊をしたりと、かなり本格的。こんな体験ができるのは庄内だけです。
あ、方言ですが、酒田にも鶴岡にも方言かるたというものがあります。どちらも個性的な絵で方言を表現しているので面白いですよ。もちろんCD付きなので、耳で覚えることができます。
では、問題です。この言葉の意味はなんでしょう。
① 『やばち』
② 『あんべわりろ?』
③ 『とけちゃま』
ということで、山形(特に庄内地域)の子育て情報や自然環境の紹介(自然の楽しみ方)を紹介したいと思います。