東京・有楽町にある交通会館というビルをご存知ですか?有楽町の駅前にあり、多数のアンテナショップなどが入っているビルです。
そのビルの中に、「NPOふるさと回帰支援センター」があります。このセンターでは、田舎暮らしやIJUターン、田舎と交流をしたい方をサポートしています。このセンター内には、全国各地の都道府県や市町村がブースを構え、移住相談などにあたっています。
2015年度からは、新しく山形県も移住窓口を構えることになりました。その名も「やまがたハッピーライフ情報センター」。このセンターの開設を記念して、開所式とセミナーが行われました。
まずは開所記念セレモニーから。山形県東京事務所の佐藤所長がご挨拶されました。
次に、テープカット!右から2番目の菅野さんが被っているさくらんぼの被り物が、吉村知事が以前被って挨拶をして話題になったもの。今後、商品として販売されることになり、話題になりましたね。
そして、セレモニー後には、いよいよゲスト登場!で、「やまがたハッピーライフカフェ」がスタート。トークセッションでは、鶴岡市の加藤さんにお話し頂きました。
ゲストの加藤丈晴さんは、神奈川県のご出身で、2011年4月に家族で鶴岡市に移住しました。震災直後の時期でしたが、実は何年も地方移住は考えていたとか。
加藤さんは、それまでずっと大手広告代理店に勤めていたものの、社会を良くする実感を伴う働き方に興味があり、それを実現するための方法を、海外・国内地方いろんな場所に行き、いろんな人に会って模索していました。その期間は、実に12年間(!)にも及んでいたそうです。
ある時、旅行の企画の下調べで、出羽三山の山伏修行に参加し、山伏いいな!とピンと来た加藤さん。そして鶴岡在住中に、鶴岡・庄内で活躍するおもしろい人たちに会います。加藤さんが親しみを込めて「ボスキャラ級の人たち」と呼ぶおもしろい人たいと出会ったことで、「鶴岡すごい、おもしろいじゃん!!」と、鶴岡への移住をぐっと現実的に考えたそうです。
元々、お子さんの子育ては、田舎でしたいと思っていたというのもあり、鶴岡への移住を決断、行動に移しました。
やまががたハッピーライフカフェには、約20名の方が参加。皆さん真剣に話を聞いていました。トークセッションの後には、ワークショップと加藤さんへのぐっと踏み込んだ質疑応答の時間が設けられ「山の中に住みたいってだけでは、地元の人に変な風に思われない?」とか「仕事は見つかる?」といった質問が出ていました。
加藤さんは自らの体験を基に、「あんまり頭だけで理屈だけで考えていると前に進まない。自分もそれで移住実現に10年以上かかった。事前の下調べやお金の計画などはとても大事だけど、最後は理屈じゃない。「ここだ」とピンと来た場所に飛び込んでみるのが大事。地元の人は、ヨソモノを珍しく思うが、正直に”こうゆう想い・考えで移住してきたんだ。移住しようと思っているんだ”と、こちらから飛び込んでいくと、ちゃんと受け止めてくれる。だからまずは気になる場所に、足を運んでみるのが大事」と語りました。
参加した人からは「今度鶴岡に行って、人に会うなど、具体的に行動を起こそうと思います。」など、前向きな意見が多く見られました。
山形は、都会を比べれば仕事は少ないです。でも、全くないわけではありません。そして若い人を求めています。
「UIターン興味あるけど、なかなかきっかけがない」という人は、おもしろそうだな、と思う山形の人にまずは会いに行ってみましょう!
やまがたハッピーライフ情報センターでは、今後2~3ヶ月に一度のペースで移住セミナーを行っていきます。山形県の担当課の市町村課の皆さんも頑張っていますので、山形への移住に興味のある方は、こちらからお問い合わせください。