自分のために、自分のやりたいことをやっていく。そして地域が変わっていく

7月6日（土）10:00から、かみのやま温泉駅２階アビヤント・Kで、スモールビジネスを通して地域を変えていく新しい働き方を実践している「わたしごとJAPAN」共同代表である矢口真紀さんと井東敬子の2人によるトークライブが開催されました。

仕事は、自分のために自分のやりたいこと

矢口真紀さんは、都内の広告代理店で勤務していたとき、「お客様は神様」、エンドユーザーの顔がわからないまま働いていた。仕事の疲れを癒すために稼いだお金を使って、休日はぐったりする生活が続き、自分なんのために働いているのだろうと疑問を持ったとのこと。

そんな時、お祭り大好きな矢口さんは、一緒に一度、自分が主人公になって、みんなに祝ってもらう祭りを企画します。その名は「矢口まつり！」

仕事で培った全ノウハウを投入し、本気で、イベントを実施したところ、ご両親、弟、友達がみんな喜んでくれて本当に楽しかったのだそうです。

これをきっかけに故郷、埼玉県杉戸町に戻り、そこから「わたしたちのつき3万円ビジネス講座」をスタート。
卒業生は、9年で370名ほどに。今では、卒業生が活動を始め、まちの景色を変えるまでに。

話を聞きながら、涙を流している方もちらほらいらしゃいました。
それはきっと一歩踏みだすことで見えてくる勇気と希望を感じたからだと思います。

仕事・働くことの定義を「自分のために」「やりたいことを仕事にする」と変えたら、自分自身、お金、地域、家族の見え方がどんどん変わっていったとのことでした。

矢口さんのお話から（抜粋）

・「自給力」「自活力」「仲間力」が身につけば、女性や若者であっても自立することができる。

・消費者から、作る人＝生産者に変わることによって、「お金」にまつわる自分の立ち位置が変わり、地域や働き方への見方が変わる。

・働けば働くほど給料が上がる時代は終わり、時代の変革期である今、働くことへの捉え方によって人生も変わっていく。

・行政や政府が動き出すのを待つのではなく、自分から仕事を作っていくことで地域が変わっていく。

上山市で9月からナリワイづくり講座がスタート