こんにちは、鮭川村地域おこし協力隊の角田です。

今年の冬は強烈な雪ですね。

私としては冬にスキーができれば贅沢はいいませんが関東にいた時は、3時間もかけてスキー場に通っていたことを考えれば、多少(?)の雪かきは問題ないです。

さて、今回は地域おこし協力隊2年目を迎え今までの主な活動(大芦沢観光ワラビ園再生プロジェクト、羽根沢温泉夏祭り復活プロジェクト)の紹介と最終年度となる来年の活動内容(工房・七つの里再開プロジェクト)をご紹介したいと思います。

鮭川村の地域おこし協力隊ってどんなことをしているのか?

少し長くなりますが、ぜひご覧ください!

 

1 今年度の活動

 

今年度の活動1・★廃業した観光事業の再生

昨年度、地域の農家の交流の場、そして、県内でも粘り気や食感が優れたワラビを求めて、村外の人が「鮭川村」に来る理由の一つになっていた大芦沢観光ワラビ園が新型コロナウイルスと高齢化による担い手不足のため廃業しました。そこで、4月より「廃業した観光ワラビ園を地域の人達と復活させたいプロジェクト」と題してクラウドファンディングを実施。

そして、5月よりご賛同いただいた方々の支援と共に営業を再開させ、クラファンとメディアの効果もあり前年度の約2倍の来場者に来ていただき、想像以上に成果があったと感じました。

地域の資源は、高齢化や過疎化の影響を受けるとともに、閉鎖的な人間関係の中で発生する画一的な考えを保持したため、結果的に関わる人が少なくなり、現在も次々と消滅していると感じます。即効的な解決手段はないとは思いますが、関われる人の幅を広げ、新しい考え方や手法を取り入れ、持続できる可能性を高めていく工夫を凝らしていく必要があると思います。

次年度は、より持続的な事業化に向けてのシステム作りとともに、高齢世代が中心の関係者の中に若年層が関係していけるような取り組みを強化していきたいと考えています。

READYFOR「廃業した観光ワラビ園を地域の人達と復活させたいプロジェクト」

 

 

今年度の活動2★温泉地区イベントの復活

地区の多世代交流の機会、観光資源の村への感謝祭として昔から開催されてきた羽根沢温泉夏祭りが高齢化と担い手不足の為、十年前から自然消滅していました。そのため、今年度は羽根沢温泉開湯100周年という機会をとらえ、復活させるプロジェクト「HANEマルシェ」を地域の若者を中心に開催しました。

企画にあたり着意したのが、(1)高齢化や担い手不足の消滅原因を排除するために消防団等の若手グループが企画する伝統を作ること。(2)感謝祭機能失われ、地域住民の温泉に関わる機会が無くなったことによる地域資源としての認知や温泉との協調意識の低下傾向を改善すること。(3) 温泉客の高齢化による将来的な旅館の衰退を防止すること。

以上を検討し、催し物や露店を若年層(小中高生~子持ち世代)向けにする。村内の工芸品や飲食業といった事業者の出店を依頼する。等々の様々な案を実行しました(冬季は2月下旬予定)

今回の事象で感じたことは、地域の人達は元気であること。特に若手は地域への愛着が強く、地域に何かをしたいと思っている人が多く存在し、ただ、きっかけがない。

これが地域問題の根源であり、その地域に生活している実感や充実感が不足しているから愛着を持てずに帰ってこないのではと。まだまだ地方創生の主流ですが、都会の所得収入と比べたり、人気のある店舗やアミューズメントの誘致や利便性を追求したりと、ここには意味がないように感じました。

 

 

2 次年度の活動

 

次年度の活動1★営業を停止した加工施設を再開させる。

10月に高齢化及び新型コロナウイルスにより経営難に陥り、営業を停止した鮭川村唯一の特産品加工施設「工房・七つの里」の経営を補助する活動を行っていきます。

「工房・七つの里」は、鮭川村の特産品が生鮮食品ばかりで日持ちが悪く、現地に来ないと入手が困難なため、観光とは繋がりづらいという現状を有志の農家が立ち上がって、閉鎖した保育所を利活用して設立した工房です。

既に10年が経過し、キノコやイチゴなどをつかい、質の高い新鮮な農産物を家庭で調理するように無添加で製品化しているため、健康志向や安心安全な食ということもあり好評な特産品を販売してきました。

通常であれば地域の加工業者が協力したり、有名な地域であれば大企業がコラボしたりして行うものですが、鮭川村では知名度も加工業者もなく、生業の農業の傍らで行ってきましたが、近年の新型コロナウイルスによるイベント・観光の減少により赤字に転じ、閉鎖を決意していました。

地域活性化の議論の一つとして、1次産業の6次産業化や多角経営の重要性が謳われていますが、地域の知名度や規模によっては、農業という本業を抱えながら、不慣れな製造、管理、販売等を行わなければならず苦戦している地域が相当数存在していると思います。

そこで、七つの里の方々とお話をさせていただき、鮭川村を思う熱い気持ちや「交流の場」として機能してきた施設であったことから、地域おこし協力隊として新しい販路開拓、広報活動、担い手の開拓等の補助を行って事業の再生を行うことにしました。また、最上地域には庄内のクラッセのようなシェア加工室がなく村内外で加工品販売に挑戦してみたいけど機会や方法がない人たちにも利用できるような仕組みを作り、鮭川村と他地域とのつながり作りや最上地域の特産品開発の一助になればと思います。

2022年2月から「村の小さな加工場「七つの里」を世代を超えて復活させたいプロジェクト(仮称)」を行います(現在作成中)。現在、営業を再開して製品を出荷できるまでの維持費(家賃・光熱費等)の捻出が極めて困難であり、その間の支援をお願いすることになります。リターンには、今まで培われてきた無添加で高品質な特産品や大芦沢観光ワラビ園(私が園長)のワラビをすぐに調理に使えるように加工した商品を返礼品として考えています。

来年度は、事業継続に向けた基礎作り、観光ワラビ園などとの連携拡大、担い手づくりのための関係者の拡大などの活動を行っていきたいと思います。

併せてクラウドファンディングの支援もよろしくお願いいたします。開始の際は、またお知らせします!

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この記事を書いた人

鮭川村 地域おこし協力隊

北緯38° 鮭川村
山形県北部、最上地方に位置する、人口4,000人ほどの村。
ここにはコンビニも、スーパーも無いけれど、
サケも、クマもいる。...

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