山形は急に冷え込み、冬の足音が聞こえてきました。
両手に抱えてハフハフ楽しむあの食べ物が恋しい季節ですね。
そう……
?ホカホカの焼き芋!?
山形では最近、焼き芋店が増えており、狭いエリアに専門店がひしめく焼き芋激戦区とも言われているんです。
ヤマガタ未来ラボ学生記者が総力をあげて、その実態を調査してきました!!
学生記者が行く!焼き芋専門店巡り
1.まる芋【山形市七日町】|イチオシは「白い大学芋」
2.石焼き芋専門店 まるわ商店【山形市本町】|15種類以上の芋揃え
3.やきいもや【山形市大手町】|研究に研究を重ねた焼き芋
4.熟成芋とスイーツの店 kokoimo【イオンモール天童】|オリジナル芋製品に注目
1.まる芋【山形市七日町】
山形市七日町の「まる芋」。
メイン品種は、スイーツのように甘い宮崎県都城市産の「紅はるか」と「シルクスイート」。収穫して40日寝かせてから出荷し、店舗で2時間かけて焼き上げているそうです。
Sサイズ(280円)は一人でペロッと食べられる大きさ。ねっとりしていて、まるで濃厚なクリームのようです。
もっと食べたい人にはMサイズ(380円)、Lサイズ(480円)もあります!
イチ推しは、店舗脇のキッチンカーで販売している「白い大学芋(500円)」。
蜜を絡める通常の大学芋と違い、粉糖をまぶすのが東北地方での昔ながらの作り方なんだとか。
できたてアツアツをほおばると、外はサクサク中はホクホクの楽しい食感! いくらでもいけちゃいそうです。
オーナーさんに聞いた!これだけは他の焼き芋に負けないポイント?
株式会社ひろあき代表取締役・齋野広昭さん
「姉妹店のフルーツプラザ(七日町、 ARC1階)で、焼き芋パフェやシェイクなどいろいろな焼き芋の食べ方を楽しめるところです!」
焼き芋が贅沢に使われたパフェ(¥550)は、ほくほくのお芋がアイスと交わることで、よりクリーミーで滑らかなのどごしに。お芋だけで食べるより食べやすい!
ちなみに、お店で働く学生アルバイトも絶賛募集中だそうですよ〜。
◆住所 〒990-0042 山形市七日町2-7-43 虹の街1F
◇電話 023-664-3815
◆営業時間 12:00〜18:30
◇定休日 虹の街に準じる
Facebook https://www.facebook.com/FruitsPlazaARC/ (フルーツプラザ/まる芋)
Twitter @maruimo_foodt
Instagram @maruimo_foodtruck
2.石焼き芋専門店 まるわ商店【山形市本町】
「焼き芋はスイーツだ!!」のキャッチフレーズを掲げる、山形市本町のまるわ商店。
店内にはさまざまな品種の焼き芋がずらり。どれにしようか迷いますね。
「3種食べ比べ(¥500)」という焼き芋初心者に嬉しいセットを発見しました!
中でも「紅天使」は蜜がたっぷりで、手に持ったら潰れてしまいそうな柔らかさ。とろける焼き芋です。
芋の甘さを存分に引き出した焼き芋、食べ比べてみてくださいね。
オーナーさんに聞いた!これだけは他店に負けないポイント?
まるわ商店代表・「芋ニスト」の髙桑優さん
「なんといっても、品種の多さ! 最大15種類の芋を揃えています」
自らを芋ニストと称して焼き芋のすばらしさを発信しているInstagramにも注目です!
◆住所 〒990-0043 山形県山形市本町2丁目3-18
◇電話 080-3321-8916
◆営業時間 10:00〜19:00(売り切れ次第終了)
◇定休日 月曜日(祝日の場合は翌日火曜日)
Instagram @maruwashouten
3.やきいもや【山形市大手町】
大手町に店を構える、その名も「やきいもや」。何とも伝わりやすい店名ですね。
店内にはテーブルがあり、自由にお茶を飲みながらおしゃべりできるスペースとなっています。
このお店のメインは「冷やし焼き芋」。冷やす間にじっくり熟成されるため、甘みがぎゅーっと詰まった焼き芋になるのだそう!
品種は茨城産の紅はるか。左が温かい焼き芋、右が冷やし焼き芋。
値段は、中¥250、大¥300、特大¥350(写真は中サイズ)
程よいねっとり感と甘みで、最後まで食べ飽きない焼き芋になっています。
お菓子ように濃厚な甘さの冷やし焼き芋は、アイスクリームやヨーグルトをかけていただくのもまた格別。ぜひお試しあれ。
オーナーさんに聞いた!これだけは他店に負けないポイント?
▲「やきいもや」オリジナルキャラクター/オーナー作(洋服も手作り!)
やきいもやオーナー 齋藤好子さんにお話を伺いました。
「2017年にお店を始める前に1年以上、芋の焼き方を研究したね。ただ焼くんじゃなくて、一つ一つ皮の状態をみながら焼き方を変えてるの。それがこだわり!」
“誰でもふらっと立ち寄れて、気軽におしゃべりできる場”をつくりたいという齋藤さん。店内でのオルゴール展や焼き芋ソングづくりなど、焼き芋店とは思えない新しいことにどんどんチャレンジするパワフルなオーナーです。
「焼き芋を買わなくてもいいからおしゃべりしに来てね!」とのこと。
◆住所 〒990-0046 山形県山形市大手町8−15 店舗裏に駐車場あり(1台)
◇電話 023-674-8586
◆営業時間 11:30 ~ 18:00 (売り切れ次第終了)
◇定休日 不定休
4.熟成芋とスイーツの店 kokoimo【天童市イオンモール天童内】※2019年12月で営業終了
南天童駅から徒歩3分、イオンモール天童グルメ棟にあるkokoimo。
実はココ、山形市七日町にあったかき氷屋「とみた商店」が移転し、焼き芋専門店として生まれ変わったお店なんです。
焼き芋のほか、スイートポテトやホットシェイク、焼き芋かき氷などスイーツメニューも豊富です。
購入した「紅はるか(¥176/100g)」はねっとりホクホク。1人で1本ぺろっと食べられます。
人気スイーツは「おいもプリン(¥302)」。しっとりとした食感で、さつまいも本来の甘みを存分に味わうことができます。
「ここいもチップ(¥410)」というオリジナル商品もありました!
パリパリのさつまいも×ピリッとしたゆず胡椒の珍しい組み合わせ、癖になります。焼き芋とともに、お土産にどうぞ。
オーナーさんに聞いた!これだけは他店に負けないポイント?
kokoimoオーナー 森谷あかねさん
「どの季節に来てもさつまいもを楽しめるところです。秋冬の焼き芋はもちろん、夏も、焼き芋かき氷が人気です!」
豊富なメニューから、あなたのお気に入り商品を見つけてください!
※2019年12月で営業を終了しました。
取材を終えて
ここ数年で急増した焼き芋店を回ってきました。どのお店の焼き芋も特色があり、さつまいもの多様なおいしさとスイーツとしての新たな可能性に気付きました。
一人で食べ歩きを楽しむのもいいし、友達同士で遊びに行って違う品種を味見し合うのも楽しいはず!各店舗を巡りながら、ぜひお気に入りの焼き芋を見つけて山形の短い秋を楽しみましょう。