山形って何にもない?友達が遊びにきたらどこに行けばいい?
縁あって山形にきたからせっかくの山形LIFEを有意義にしたい!
そんな人のために、学生記者Narumiが山形県内のイケてるお店を紹介します。
第四弾のお店はこちら!
ワッフルのおいしい老舗喫茶店が七日町にあるらしい……。そう聞いて訪れたのが、開業35 年の「シャンソン物語」。大通りに面した入り口から地下へ行くと、歴史を感じるこのお店があります。
店内は高級感がありながらも堅苦しくない雰囲気。穏やかなBGMが流れ、お客さんは雑誌を読んだり、仕事をしたりと思い思いに過ごしています。
今回注文したのは「キャラメルバニラワッフル(¥1200、ドリンク付き)」。
定番のワッフルにアイスや果物、生クリーム、ジャムが乗っている豪華な一品です。
外はサクサク、中はフワフワな熱々ワッフルは、冷たいアイスとの相性抜群!
一杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒーと一緒に味わえば、幸せのひとときが過ごせます。
他にもたくさんの種類のワッフルがあるほか、ランチタイムにはトーストもお薦めです。
店主さんに Interview
店主の小池富子さんにお話を聞きました。
Q:お店をはじめたきっかけは何ですか?
A: 高校のときからずっと、喫茶店に憧れていたの。友達の実家が喫茶店で、そこで働くお兄さんを見ながら「楽しそうだな」って。34歳になったとき、今やるしかないと思って見切り発車でお店を開いてね。でも始めてみたら本当に大変で、ただただ必死だった。当時は七日町にいくつもデパートがあって、そこで働いているたくさんの人がランチに来たのよ。子どもの面倒もほとんど見られず、朝から晩まで年中無休で頑張っていたなあ。
Q:喫茶店を始める前は何をされていたんですか?
A: 学生のときは、デザインの勉強をしたいと思って東京の専門学校で勉強していたの。その専門学校で先生をしていたころもあったのだけれど、喫茶店をやりたいという気持ちはずっと持っていたねぇ…。
Q:お店のこだわりや、大切にしていることは何ですか?
A: 「古い店にならないように」ということかな。時代に合わせてお店を作っていきたいなと思っているので、料理も昔はピラフやパスタを出していたけれど、お客さんに合わせて少しずつ変えてきているのよ。
置いてある雑誌もこだわりだね。開店した頃は、「喫茶店に雑誌はご法度」という時代だった。でも私は喫茶店をやるならコーヒーを飲みながらゆっくり雑誌を読めるような店が作りたいと思って、好きな雑誌を集めて置いているの。
今は昔とは違って客足も落ち着いて、コーヒーをハンドドリップでゆっくり淹れる余裕もできて、理想の喫茶店になったなあと思うね。
Narumi’s Comment
店を支え続けてきたパワフルで明るい店主さんの話を聞きながら、35 年間、七日町を、山形を見守ってきた店なのだなと思いました。
置いてある雑誌を読みながら一人でのんびりするもよし、軽食を食べながら友達とおしゃべりするもよし。日々の勉強や仕事に疲れて少し休みたくなったら、ここの扉を開けてみてください。
◆Access 〒990-0047 山形市旅篭町2-2-25
◇Tel 023-641-6395
◆Open [月〜金]11:00-19:00 [土・祝]12:00-18:00
◇Closed 日曜日、不定休あり