こんな方、いらっしゃいませんか?

  • 山形で、自分の経験・スキルを活かした仕事がしたい・キャリアアップしたい
  • ただ、地方って家族経営が多いイメージ。意見通らなそう…
  • 求人票を見ても営業ばかり。私は企画をやりたいのに…

 

そんなあなた、諦めるのはまだ早い!

今回は営業職として転職後、約2年で新規事業の企画開発ポジションを掴み活躍する男性を紹介します。

 

今回のやまがたで働く人

半田 学さん
株式会社ナイガイ 営業グループ長(取材時。現・営業開発本部 本部長)

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半田さんは大手アミューズメント関連企業にて約20年間、北日本各地の店舗管理者や新店舗の立ち上げなどに携わってきた後、2015年に暮石や石材の販売・販売を手がける株式会社ナイガイに転職をしました。現在は営業のグループ長として組織マネジメントを行いながら新規事業の企画開発に携わっています。

 

今や、事業開発の責任者として会社の将来を担うポジションで活躍する半田さんですが、実は2015年の当初、キャリアクリエイトから紹介した求人は株式会社ナイガイの「営業職」でした。

山形県に限らず、地方企業の求人を見ていると営業職の割合が非常に高く、一方で経営や企画といった企業の中枢を担う職種の求人割合は低く、求人票としても表にあまり出てこない傾向にあります。

そこで今回は、営業職として転職した半田さんが入社2〜3年で、どのようにして今の立場を掴むことができたのか、その背景を、地方企業で変革を楽しむ半田さんの姿と共にインタビューしてきました。

 

 

ー転職を考えたきっかけを教えてください。

前職は、社員のモチベーションが全体的に高く、社長も現場主義だったので社員と一緒に営業戦略を考えるなど風通しも良く、結果を出せばどんどん評価してもらえる環境でした。しかしその分、転勤なども多くて大変でした。

ようやく地元山形に転勤になり夢のマイホームも手に入れたのですが、その矢先、めまいと頭痛などが多くなり仕事に集中出来ない日も出てきてしまって…。検査したところ「聴神経腫瘍」が見つかり、開頭しての大きな手術が必要と告げられました。

治療と、これからの事も考え、山形で働ける道を探すために転職を考えました。

 

ー転職ではどんなことを実現したかったのですか?

前職での経緯もあったので、まずは安心して生活を送れることを第一に考えてはいたものの、これまで店舗管理や新店舗の立ち上げに携わってきた経験があったので、新規事業や企画の開発、新しいものを考え出す仕事をしたいという気持ちがありました。

 

ーそんな中、キャリアクリエイトへ相談にいらっしゃいました。

最初は自分一人で転職活動を行なっていたのですが、限界を感じたため人材紹介会社への登録を考えました。しかし、登録者の人間性よりも資料ベースでの求人数を優先する他社を使うことに不安を感じ…。そんなとき、山形に特化し丁寧なカウンセリングのもとで仕事を紹介しているキャリアクリエイトを知り、お願いすることにしました。

 

一人で転職活動を行なっていたときは、企業に話を聞きに行ってもなかなか上手く自分をアピールできず不安を感じていたのですが、キャリアクリエイトさんのサポートがあると、かなり変わりました。後押しがあって話をするだけで、こんなに自信をもって話せるんだなと。全然違いましたね。二人三脚でやれたことが転職活動の不安解消に繋がりました。

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ー実際の転職活動はどうでしたか?

一般的な求人票を見ただけでは、どの会社がどんな背景で人材を求めているのかは分かりません。ですが、キャリアクリエイトさんに相談したら、今までの回り道が何だったのか!と思えるほど真っ直ぐに自分の求める会社をピックアップしてもらえました。

キャリアクリエイトさんという援軍を得てからの就職活動は、共に戦ってもらえることで心強くもあり、自分も自信を取り戻せたと感じています。

 

ー「どんな背景で人材を求めているのか」で言うと、確かに、当初キャリアクリエイトからナイガイ様を紹介したときは「営業職」での求人でした。事業企画とはまた別の職種でしたよね。

はい。ただ、ちょうど面接のタイミングが会社の代替わりの時期で、現在の社長(当時の専務)が、石材・墓石業界の未来に高い危機感を感じていました。

面接中に、専務自らの「このままではこの業界は衰退していく。だからこそ色々とチャレンジして変えていきたいんだ」という想いを聞いたとき、この業界が変革期であり、会社も変わろうとしているのが見え、自分のスキルを活かせるのではと感じたんですよね。

でもそれ以上に、この専務が動き出したら絶対楽しいだろうという気持ちになったんです。あのときはビビッときましたね(笑)

 

ー業界がガラッと変わり、不安はありませんでしたか?

もちろんありました。知らない業界へ飛び込むので、専門知識への対応や、金銭面、体調面など不安ばかりでした。今でも業界の専門知識や、対応力などまだまだな部分が多く、お客様に怒られてばかりです。先輩社員との力の差は歴然ですが、勉強を続けて追いつけるように努力していきたいと思います。

 

ー今はどんな仕事を?

当社は主に東北と東京を営業エリアに活動しているのですが、その営業グループを統括する立場として40〜50人のマネジメントを担いながら、新規事業の企画開発に携わっています。単なる「お墓屋さん」ではなく、「供養」という行為をより広く捉えた仕組みを作ったり、終活への敷居を下げたり、様々な供養の仕方を石材屋さんに提案したり、業界の新たな市場を開発すべく奮走しています。

 

ー新規事業の企画開発について、具体的に教えてください。

一般の方向けのサービスとしては、生前整理から就活のことを考えるポータルサイト「hakalife」の運用や、終活を切り口にライフデザインを気軽に相談できる終活カフェ 「Cafe’ SHI:KI」の立ち上げ・運営をしています。また、石材店さん向けには遺骨のジュエリー加工など、これまでにはなかった新たな商材の開発・提案を行なっています。

 

今まではお墓や葬儀の相談となると、どうしてもそういった状況に直面しないと真剣に考える機会がなかったり、実際のお店も敷居が高くて入りにくい雰囲気があったと思うんです。そんな状況を脱却し、ポータルサイトや終活カフェで一般のお客さん向けの敷居を低くし、人生設計の1つとしてもっと身近に考えてもらえるようなビジネスモデルを作りたいと考えています。保険の窓口の終活バージョンといったところですかね。

 

石材屋さんに関しても、これまでとは一変して、墓石があまり売れなくなってしまった現在、売り方に困っているお店がたくさんあります。お寺さんにどうやって営業をして、どういった契約を結んで、といったことからサポートしています。また、今までは墓石をメインに取り扱ってきたため、それ以外では儲からないと思っている石材屋さんが多いのですが、当社が先取りして販売実績を作ることで、より説得力のある提案を行っています。

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ー新規事業への想いには、どういった背景があるのでしょうか?

自身の強みは何かを考えたときに、自然とそこに行き着きました。特に私は年齢を重ねていることもあり、転職でやれることも限られてきます。業界の専門知識などのスキルに関しては、長年活躍している社員の皆に追いつくにはやはり相当な時間がかかってしまいます。

 

そこで周りとは異なる点で自身の価値をどう発揮していくかを考えたとき、私のようなタイプの人がこの会社には少ないなと思ったんです。企画畑の人間というか、いわゆる「思い切ってお金を使える人」。組織によっては新規事業に予算をつぎ込むか否かを考える際、どうしても言い訳から入る人が多くなりがちですが、そういった躊躇がないのが私の良いところだと思っています。

 

会社を成長させていくために必要な事業だと思ったら、その想いと予算額をハッキリと言い切る。前職でそういった動きを鍛えてきて自信があったので、その自信を踏まえ、社長に日々提案をしています。

 

最初は営業としての転職でしたが、このような姿勢で業務を続けてきたからこそ、今こうして新規事業の企画に携われているのだと思います。

 


ーその姿勢はどこから?

まずは入社前に会社での自分の居場所・役割をイメージできたことが大きいです。面接を通して、業界の将来と今の社長(当時の専務)の熱意を聞き、私のような人物を求めているんじゃないかと考えました。

 

入社後も、社長の想いをより深く知るため、社長の訪問先への同行をお願いしました。社長は足元ではなく、常に5年後10年後といった先を見て仕事をしています。同じものを見て、感じなければ、社長がどういった背景や想いで発言をしているのかも分からないと思ったので。

 

全ては社長がやりたいことを実現すること。それをどう実現するか、社長の夢に自分が乗っかれるか乗っかれないかに尽きると思います。同じ目標を目指せるのかどうか。その目標に到達するために今何が必要なのかを社長と同じ目線に立ち、一緒になって考えることを意識しています。

 

一方で、社員は足元を見ながら目の前の仕事を懸命に行なっています。入社当初はそのギャップゆえに社長の想いがどうしても社員に伝わりにくい状況にありました。そこで、私が間に入ることで社員の理解を得ると共に、社長が躊躇せず前に進んでいけるよう尽力しています。

 

ーまさに、右腕ですね。

まだまだ道半ばですが、右腕として「会社にとって必要な人材」になれるよう奮闘中です。

 

ー社員の方々との摩擦のようなものは感じませんでしたか?

正直、あったと思います。今までの石材業界は比較的安定していたこともあり、目の前のことに集中して仕事していれば良かったため、私が新しいことを提案すると「なんでこんなことやるの?仕事が増えるだけだよ」と反発されることもありました。

 

しかし、社長の想いのもと意見を繰り返していく中で徐々に共感してくれる人が増えてきているのは確かです。最初は約9割の人に反対されていましたが、2年ほど経ち、今は半分くらいの人は同じ方向を向いてくれている気がします。

 

私は落合博満さんの本が好きで、その本の中に「孤独とは才能であり、孤独にならないと実力は発揮できない」という内容があります。人の上に立つ人間は孤独でなければならないと、そんなことを意識しながら仕事をしています。

 

ただ、当然みんな一緒にやった方が組織として力を発揮できるので、時間をかけ、徐々に巻き込んでいきたいですね。また、会社の雰囲気としても、新しいことにチャレンジすることに対し、異物ではなく普通のことだと思える会社にしていきたいです。チャレンジしている企業で働いているという意識を生み出していきたいなと。

 

個人的には、どんな仕事をするにしても日本一の仕事をしたいと思っているので。

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ー今回、半田さんの仕事に対する熱い姿勢を伺うことができました。今の職場にて、頑張りたいけど中々上手くいかない人へメッセージをお願いします。

自分の上司を昇級させようという気持ちで仕事をすると変わるんじゃないかと思います。そうすることで自分の評価も変わってきますし、何より明確な目標ができることで仕事がクリアになります。その結果、色々な仕事を任せてもらえるようになり、仕事が面白くなるんじゃないかなと。

 

それでもどうにもならないときには、上司に直接申告するのもありだと思います。その際は決して消極的ではなく「こういった仕事をしたいんです」といった積極的な意思を伝えることが大切です。

 

私も前職にて、最初は営業配属だったのですが、企画の仕事をやりたかったので当時の上司に希望部署の企画書を何枚も出していました。最初の2週間くらいは相手にしてもらえながらも、1ヶ月くらいしたら受け流されてしまいましたが(笑) ただ、結果として希望の部署への異動が決まったので、当時の上司が掛け合ってくれたんだと思います。感謝ですね。

 

 

ー最後に、転職やUIターンで悩んでいる人へも一言お願いできますか?

転職は今までの自分のキャリアを捨て、新しい世界に飛び込むことだと思います。ですが、キャリアは捨ててもスキルはあなたに残っているはずです。そのスキルは、自分からしてみれば普通のことかもしれないですが、他人から見たらダイヤモンドに見えるかもしれません。その輝くスキルを活かすか殺すかでは転職後の仕事内容も全然変わってくるのではないでしょうか?


また、個人的にはキャリアクリエイトさんのような会社に手伝ってもらうのも有効な手段だと思います。

 

 

編集後記

「一般的な求人票を見ただけでは、どの会社がどんな背景で人材を求めているのかは分かりません」。

事業企画に対する想いがありつつも、個人での転職活動では回り道となってしまった半田さんの発言だからこそ、この言葉に強い印象を受けました。

 

冒頭でも述べましたが、地方ではどうしても経営や企画にまつわる求人の割合は少ないのが現状です。ただ、会社や経営者によっては潜在ニーズとして抱えていることもあります。半田さんも、家族経営が多い地方の中小企業だからこそ、先代やこれまでの勢いを絶やしてはならないということで、強い責任感をもった経営者が多い印象だとおっしゃっていました。

 

もちろん半田さんのような、やりたいことに対する積極性が大切にはなってきますが、転職やUターンを検討されている方で、もし希望の職種が求人として公開されていない場合でも、人材紹介会社に気軽に相談することで、その活路が開けるかもしれないなと思いました。

 

先頭に立って先を駆けるという意味と、最先端を追い求める姿勢という意味で、座右の銘を「先駆け」としている半田さん。そんな半田さんはもちろん、彼が責任者として事業企画を手がけるナイガイ様の「この先」からも目が離せません。

 

生前整理からお墓のことまで終活のポータルサイト hakalife

 

終活カフェ Cafe’ SHI:KI

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