こんにちは!マイプロ部in鶴岡 5期生の、ちゃんひぃです。

みなさんは、鶴岡市『大網(おおあみ)』という地区をご存じですか?

山形県鶴岡市の最南端(旧朝日村)にあり、地域の9割を山地が占め、鶴岡市出身のマイプロ部メンバーさえも、行ったことがないという秘境の地…。

そんな大網で、なにやら面白いことを始めようとしていると噂を聞いたマイプロ部が、潜入捜査をしてきました。いぇーい。

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心が浄化される、観光スポットを満喫してきた

私だけじゃないはず!地区の9割近くが自然に囲まれる場所に、観光する場所なんてないと思っていたのは。

それを今ここで訂正させて頂きます。ありました!ごめんなさ~い。

大網地区は、田麦俣、関谷、上村、中村、下村、七五三掛(しめかけ)からなる地区です。

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97世帯、350人が暮らし、鶴岡市内から車で約30分。冬には積雪が3mを超える超豪雪地帯(2階建てマンションの高さが約3mなので、えげつない量の雪が降ということが想像できるかと思います)。

 

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2016年に鶴岡市立大網小学校が閉校するまで、恒例行事としてグラウンドで「かまくら卒業式」をしていたとか。

最後の卒業式では、保護者、敬老会メンバーで、卒業生や先生、保護者の全員が入れる巨大かまくらで卒業式を行ったそうです。すげぇ。

地域全体で卒業生をお祝いする!という、優しさと熱いガッツがある地域なのです。

 

即身仏が祀られている2つのお寺

日本国内には、十数体の即身仏があると言われていますが、そのうちの6体が庄内の5つの寺院に安置されています。

大網地区には、そのうちの2つの寺院があります。

湯殿山 注連寺(ちゅうれんじ)

注連寺は、天長10年(833年)に弘法大師空海が湯殿山を開山した時に祈祷所として開創したと伝えられています。

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ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(フランスで発売さる訪れる価値のある自然、文化遺産を紹介しているガイドブック)では、総合評価で星2つに選定された場所です。

芥川賞を受賞した作家・森敦氏の小説「月山」の舞台でもあり「聞いた事ある!」という方も多いのではないでしょうか?

即身仏は、恵眼院 鉄門海上人(てつもんかいしょうにん)が安置されています。人々の幸福を願い、過酷な減量と長い修行の末に土中入定し「生きた仏」となった鉄門海上人の御姿は、本堂で拝観することができます。

歴史のある注連寺ですが、現代アートを楽しむこともできます。本堂の天井には、故村井石斎画伯の伝統絵画「天意の図」があり、他にも現代アート作家4名の作品も見ることもできます。寺院ではあまり見られないビビットな色使いや、トリックアートの様に見る角度で見え方や意味が違ってくるので、時間をかけてゆっくり観ることをオススメします。

 

湯殿山 注連寺

住所:〒997-0531 山形県鶴岡市大網字中台92-1
拝観時間:(5~10月)9:00~17:00(年中無休)、(11~4月)10:00~16:00
拝観料:500円
ホームページ:http://www2.plala.or.jp/sansuirijuku/churenji/information/index.html

湯殿山総本寺 瀧水寺大日坊

大日坊にも即身仏「真如海上人」がいらっしゃいます。

大日坊は、徳川家と深い所縁があり、後の春日局も訪れたことがあるのだとか。徳川将軍家全国七ケ寺の一別奉納祈願寺と定められています。

また、県指定天然記物樹齢1800年の老杉「皇壇の杉」を観ることができます。

湯殿山総本寺 瀧水寺大日坊 

住所:〒997-0531 山形県鶴岡市大網字入道11
拝観時間:8:00~17:00
拝観料:500円
ホームぺージ:http://www.dainichibou.or.jp/

 

 

絶景スポットを独り占め?!大自然にある七ツ滝

山形県は、全国にある滝の1割に近い230本がある滝の数日本一の県。(こちらで、やまがた滝めぐりガイドをダウンロード出来ますよ

大網でも「日本の滝百選」にも選定された七ツ滝を見ることができます。

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滝の高さは90m、滝中段で三筋に分かれること特徴の滝。七ツ滝公園からは、滝の全貌を見ることができます。公園にはベンチや、滝を撮影できるように撮影台に見立てた石もありました。

その、石の上が1番の撮影スポットなのだとか!

でも、石の前に柵がないので、上がる瞬間マジでちょっと怖かったです。

マイプロ部メンバーが訪れた10月上旬では紅葉は2割程度でしたが、本格的な紅葉の季節には、滝と紅葉を一緒に楽しむことができるそうです。

ほとんど人がいないので、絶景を独り占めしている気分になりました。

あと、「大自然とワタシ」みたいな構図で、インスタ映え間違いない写真が撮れます。

 

 

荒んだ心にはブナ林が特効薬だった

七ツ滝から旧国道を少し上った場所には、マイナスイオン大放出の癒しスポットのブナ林がありました。

観てください、この綺麗なブナ林を!

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マイプロ部メンバーも、この美しさにシャッターを切る音が止まりません。カシャカシャ

いや~マジ癒される。思わず何度も深呼吸しちゃうくらい。空気が美味しい!

こんなに真っすぐなブナの木も珍しのだとか。ブナの木の上の方には、冬の時期に彫られたメッセージが書いてあるものもあるそうです。傘の下に恋人同士が名前書くやつだったりして…くそ~羨まし過ぎる。

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私は、今までブナ林がこんなに綺麗な場所だなんて知らなかったので、かなり感動しました。おかげで、東京の生活で荒んだ心が浄化された気がしました(笑)

 

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今回は時間がなくて行くことができませんでしたが、ブナ林や千手ブナ・龍神ブナなどが有名で、庄内藩の参勤交代路になっていた「六十里街道」も是非行ってみたい。

六十里街道の情報をこちらをクリック!

ホームページ:http://www.asahi-kankou.jp/

 

 

日本昔話の世界にタイムスリップできる多層民家

次に、マイプロ部がお邪魔したのは田麦俣にある多層民家。

鶴岡市内にある致道博物館に移築された旧渋谷家住宅は国の重要文化財に指定されていますが、今回訪問した「旧遠藤家住宅」は山形県指定有形文化財になっています。武者の兜に似ていることから、「兜造り」と呼ばれるようになった屋根が特徴的な建物です。

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クレーン車などの重機がなかった時代に、これだけの大きさの住居を造っていたのだと考えると、驚きます。そして、かやぶき屋根ってかっけー!

さっそく入館料を支払って、多層民家を探検していきます!

中には、住んでいた当時に実際に使われていた食器などがそのまま置いてありました。

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囲炉裏って、かなり趣があるなぁ。ここに家族が集まって過ごしていたのかな。

日本昔話でしか見たことないひょうたんも発見!完全に日本昔話の世界過ぎ。

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多層民家は3階建になっていて、2・3階には養蚕で使われていた木製の機械が沢山置いてありました。

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現在、旧遠藤家住宅の隣にある「民宿 かやぶき屋」は、宿泊をお休み中とのことでしたが、また再開された折には泊まりに行ってみたいです!

 

多層民家(旧遠藤家住宅)

住所:山形県鶴岡市田麦俣字七ツ滝139
開館:9:00~17:00 ※月曜日、年末年始休館
入場料:高校生以上300円、中学生以下200円
受付:民宿 かやぶき屋

 

 

 

日常に価値がある!大網での稲狩り体験にも参加してきたよ

大網は「やまがたの棚田20選」に選ばれた、美しい棚田が広がる場所です。

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ちょうど、横浜から稲刈り体験にきている保育園児が作業中と聞きつけ、マイプロ部も参戦してきました!

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稲刈りが始まってから1時間は経っていると聞いたので「疲れているかな?」と思いましたが、参加している保育園児たちは元気いっぱい!熱中症予防の麦茶も、一気に飲み干して、走って稲刈りに戻る姿が印象的でした。

今回、稲刈り体験に来ていた保育園児たちは、田植えから参加しているのだとか。

横浜育ちの子供たちにとって、稲刈りは非日常的な楽しい経験だったのではないでしょうか。

平均年齢20歳オーバーのマイプロ部メンバーも稲刈りに夢中になり、呼びに行ってもなかなか戻ってこないし、革靴泥まみれのメンバーも。子供か!

「初めて、鎌を使っての稲刈りをしました!」「夢中で稲刈りしちゃいました!」と、興奮気味のマイプロ部メンバー。今まで気づかなかったけど、稲刈りって超おもしろいです。

 

幻の筍が取れる竹林のオーナーになれるかも!?

春から夏にかけて捕れる「月山筍(がっさんだけ)」をご存じでしょうか?

アクが少なく、味の良さに定評がある月山筍。焼いて塩を付けると余裕で100本は食べられるくらい美味しいのですが、その月山筍が捕れるのが、この竹林。

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そんな竹林で、昨年に、月山筍の収穫イベントを開催したのだとか。

今後は、継続的に竹林を管理してくれる「オーナー制度」を検討しているそうです!

 

 

美味しい郷土料理を作って食べて、おかわりしてきた!

昼食には、大網に昔から伝わる「白餅」の、作り方も教えていただきました。

とりあえず、私が想像していた正月に食べるお餅とは全くの別物でした(笑)

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水に浸した「うるち米」を木製のローラー式製粉機で粉砕します。この粉砕が、想像していたよりも簡単に粉砕できるので楽しい。

粉砕を3回程度繰り返すと粗目の片栗粉みたいになります。それをボールに移して、砂糖を入れて力いっぱい捏ねていきます。

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砂糖以外に水などの水分を入れないので「え、これで固まるの?」と思いましたが、根気強くこね続けていくと徐々に固まってきます。

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砂糖に少し水分があり、その水分で固まるのだとか。

こうみると普通に正月のお餅みたいじゃないですか?

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「白餅」は、丸めた状態で焼いて食べるか、水で伸ばしてからクレープ生地みたいに薄く伸ばして焼いて食べる食べ方があるのだそうです。

 

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昼食では、水で伸ばしてクレープ生地状にしていただきました。生地はモチモチしていて、とてもおいしかったです!同じ鶴岡出身でも、まだまだ知らない郷土料理が沢山あるな~と感じました。

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白餅の他にも、炊き込みご飯や芋煮など、沢山の料理をご馳走になりました。

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ボリュームいっぱいの昼食でしたが、マイブロ部のメンバーはペロリと完食!おかわりを頂くメンバーも。胃袋をガッツリ掴まれたマイプロ部でした。

 

 

大網で計画されている、おもしろそうなコトって?

多層民家や七ツ滝などの観光資源、高値で栽培される美味しい作物など、たくさんの魅力に溢れた大網地区。

しかし、他の多くの地方地区同様に、過疎化が進み保育園や小学校の統廃校、唯一の商店撤退、路線バスの縮減などで集落自体の存続が困難になりつつある限界地区でもあります。

そんな大網を守っていくために、「出逢い、祈り、そしてミチとの遭遇、来てみっちゃ!交流の里おおあみ」をスローガンに掲げた、住民が主体となっての活動する地域デザインとして、「大網インバウンド推進プロジェクト」の計画が進行中なのだとか!

 

そして、大網を1日中観光したマイプロ部も、外から目線としての意見を聞きたいとのことで作戦会議に参加してきました。

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(出たアイディアの一例)
・美味しい食のアピールとして、農業体験、郷土料理教室の開催
・大自然を活用したキャンプやロードバイク体験、ヨガ教室の開催
・季節の移り変わりを利用した季節体験
・ホームステイや民宿、オーナー制度の取り組み

など、たくさんの意見が出た会議になりました。

今回の話し合いで特に注目されたのは、大網で行われる「冬の運動会」に、海外の人も参加できるようにするという取り組みです。

冬に運動会をするというだけでも珍しいのに加えて、お酒を飲み干すリレーなど、一風変わった競技もあるのだとか。マイプロ部のメンバーも、参加してみたいと興味津々!

今年の冬にでも、「冬の運動会」のデモ体験が実行されそうな勢いです。

もしかしたら、この柔軟性の高さが大網地区の一番の強みなのかもしません。

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最後に

海外からのインバウンド観光客が年間3,000万人の大台に近づいていますが、観光客のほとんどが東京、京都、大阪、沖縄、富士山などのゴールデンルートを周遊するだけになっています。

しかし、一度ゴールデンルートを経験したリピート観光客が訪れるのは、古き良き日本の原風景が残る地方都市。その候補の一つとして、「OOAMI」の名前があがる日も近いのではないのでないでしょうか。

今後の大網から、目が離せません!!

大網地区の情報は、こちらのFacebookページをご覧ください。

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