喜び、やりがいを感じる日もあれば、無力感に襲われ、切なくなる日もあるけれど、毎日続いていく『働く日々』。

そんな、私たちの毎日の「働く」を応援する本を、山形在住ブックコーディネーターのえりさん(山形読書会主宰)がご紹介します。

 

今日の1冊『Googole流 疲れない働き方 ~元グーグル人事担当が教える最強のパフォーマンスが生まれる究極の「心と体」の整え方』

ピョートル・フェリークス・グジバチ著

出版:SBクリエイティブ

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「疲れない働き方」というタイトルに反応したあなた。

 

仕事で疲れているのではありませんか?

 

悲しいことに、日本の労働者は長時間働いているにも関わらず、時間当たりの労働生産性(時間当たりどれだけの付加価値を生み出せたかという値)が低いことで知られています。

そして、「疲れている」労働者がとても多いのです。

 

人生100年時代に突入しつつある今、長く働き続ける為には、健康であること、そして「疲れない働き方」をしていくことが重要になります。

 

それなのに「疲れる働き方」をさせがちな日本の組織…。

その中で疲れず成果を上げていくにはどうすればいいのか?というのがこの本のテーマ。元グーグル人事担当の著者が、グーグルでの実践や経験を元に、疲れず成果を出す方法や考え方を具体的に教えてくれます。

 

食事・睡眠・運動・環境整備などの生活習慣レベルから、マインドフルネス・集中力のマネジメントの仕方まで、疲労をためず高いアウトプットを出すアドバイスが多く掲載されているので、自分で取り入れられそうなものを試してみてはどうでしょうか。

 

さて、こうした本が売れる背景には、「労働者を疲れさせる組織の問題」があります。

そこに切り込んでいて面白いのが第4章「疲れる組織と疲れない組織」であり、この本のハイライト。

 

・組織の中で、何かあったら誰かのせいにしていませんか?

・忖度が多くありませんか?

・本音は言えますか?

・役割や目標は明確ですか?

・失敗を開示して組織として次につなげていけていますか?

 

 

「うちの組織ヤバイ」と思う人もいるかもしれません。

でも組織や上司を変えていく解決策も掲載されているので希望を捨てないでください。

 

組織を引っ張る立場の人も、自分の組織を客観的に見るきっかけになるはずです。

ぜひチェックしてみてください。

 

最終的に一番大事なのは、「自分のミッションや目標を明確に定め、情熱を持って仕事に取り組むこと」と著者は述べています。

この土台がまずは大切で、その土台があってこそ、成果を出すために、自分とその環境のマネジメントをする、という流れになるのでしょう。

 

仕事に情熱を持ち、「疲れる」ことを忘れるくらいの働き方をしていきたいものです。

 

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この記事を書いた人

エリ

山形市出身。大学進学を機に県外へ~2013年4月山形にUターン。「山形読書会」主宰。山形市の魅力ある場所を巡る読書会を開催しています。好きな作...

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