先日、とても衝撃を受けた出来事がありました。

「うちの若手の女子社員たちは、『この仕事は、若いときしかできない仕事だから…。山形だし…』と思い込んでいて、なかなか定着しないんです。『そんなことないよ!元気出して、笑顔で頑張ろうよ!』って伝えたいんですけどね…」

というのは、ある経営者の男性との会話から。

 

上司からは、やりがいある仕事を任されていて、会社側も、結婚や出産をしても働き続けられる環境を整えようとしているのに、女性側がそれを受け取っていないことに、とても驚きました。

 

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でもそれは、もしかしたら、社会人数年目の女性たちが、理想とするような憧れのロールモデルに出逢えていないからなのかも。

 

では実際に、山形で結婚や出産をしても、家庭や育児と両立しながら、大好きな仕事を続け、さらにキャリアアップも叶えている女性を目の前にしてみたら?

 

もし、あなたが今、「山形で、自分のやりたい仕事はできないかも?」「ママになったら、やりがいある仕事は諦めなきゃいけないよね…」って不安になってるなら、ぜひ読んでみてほしいです。

 

 

今回のやまがたで働く人

 

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木村麻貴さん 『緑の迎賓館ANGELINA(以下、アンジェリーナ)』取締役支配人

1979年、寒河江市生まれ。大学進学を機に、上京。アルバイトを経て、東京の邸宅型結婚式場に就職。2002年にUターンし、山形初の邸宅型結婚式場となる『緑の迎賓館ANGELINA(以下アンジェリーナ)』に、ブライダルコーディネーターとして入社。2015年、アンジェリーナ初の女性取締役となる。2018年4月より、取締役支配人に就任。小学生女児のママ。

 

山形ではできない仕事だと思っていた

学生時代、東京表参道のゲストハウス結婚式場で配膳のアルバイトをしていた木村さん。

パーティーのあと、新郎新婦と抱き合いながら泣いている黒服の女性の存在に気づいた瞬間から、ブライダルコーディネーター(以下、BC)としての生き方がスタートします。

「会場のコーディネートや披露宴の進行を気にしながら、お料理を運ぶようになりました」

ひとつひとつの結婚式が、全く違うことに気づいてから、BCの仕事に興味を持ったのだそう。

 

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しかし、当時の山形にゲストハウスはなかったため、系列の会員制リゾートホテルに就職。Uターンの意思は、全くありませんでした。

その数ヶ月後、山形の両親から、一枚のチラシを渡されます。「山形にも、ゲストハウスができるみたいだよ」と。

そこで初めて、“山形に帰ってみてもいいかな…”という考えがよぎったのだとか。

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“自分らしく生きる”ビジョンを描いた20代、それを確立させた30代

木村さんが結婚、出産したのは、28歳のとき。

当時の同僚BCは、みんな結婚を機に退職していきました。それが、当たり前だった時代。

でも、担当するカップルには、出産後に挙式する人や、再婚カップルもいます。“家庭を持ち、仕事との両立を経験して初めて、本当のニーズに応えられる一人前のBCになれるのではないか?”と、木村さんは感じていました。

「結婚後も、仕事を続けたいんです!」という敢えての意思表示は、もはや不要なほどのオーラを醸しつつ、仕事に没頭したのだといいます。また、キャリアがリセットしていないことが感じられるように、旧姓のままで働くことにしました。

 

2008年7月の育休復帰後は、“自分だけ、家庭優先のために、早く帰っていいのかな…”と葛藤することもありました。そんなとき、木村さんを支えていたのは、“『ママは、ずっと夢見てた仕事に就いて、イキイキと働いてるんだ』という背中を娘に見せたい!”という信念でした。

業務は、生活スタイルに合わせて、営業がメインへと変化。

そして2015年、木村さんは女性初の取締役に就任します。“ライフステージが変わっても働き続けたい”という女性を会社が評価してくれたことが、素直に嬉しかったと話してくれました。

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「実家の両親に協力してもらいながら、私が母親としてできるところは手を抜かないで頑張っています」と木村さん。

 

アンジェリーナ初の女性取締役に就任して、工夫したこと

-女性が多い職場で、一番気をつけていることは?

「風通しをよくすること。うわさ話に対しては、必ず『本人から、そう聞いたの?』と尋ねるようにしています。

女性は、嫉妬などを抱きやすい。『負の感情を持った瞬間、自分の見た目が醜くなると思いなさいよ』って、いつも話しています。

私自身も、入社当時、唯一のBC経験者だったことや、社内初の産休育休を取得したことで、つらい経験もしました。ですので、そういったことのない職場づくりを心掛けています」

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-若手を育てるうえで、最も大事にしていることは?

「人と人とのつながり、人間力を磨くことを重視しています。

仕事というよりも、恋愛観も含めて女性としての生き方について、話すんです。施設見学などのロールプレイは、もちろん大事ですが、“場所”以上に大切なのは、誰と結婚式を作り上げるのか、その“人”だから」

 

-ライフステージの変化と働き方、どのように対応させていますか?

BCが、必ずしも土日に勤務する必要はありません。家庭のある人は、土日を休む分、平日に出勤して、業務をカバーできるようシフトを見直しました。みんなが休みやすいように、私が率先して、早く帰ったりするようにもしています。

同時に、家庭のある人だけを優遇するようにならない配慮も欠かしません。カバーしてくれる人が、つらくならないような気配りが重要です」

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“自分らしい仕事”に出逢いたいなら、アクションを起こそう

「どんな人にも、必ず、自分の居場所がある」

木村さんは、たまたま、初めての仕事でそれに出逢えたと。

 

「考え方を柔軟に変えてみることも大事。

仕事も結婚も、経験してみないと自分に合うかどうかわからないし、もし合わないなら、何度だってやり直しはできます。“自分らしく居られる場所”を探して、“自分らしい幸せ”を求めてみたらいいと思いますよ」と、力強く話してくれました。

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《自分らしい働き方・生き方》を研究する『キャリ女ラボ』が始まります

“山形ではきっと無理…”

そんな思い込みを捨てて、あなたの身近にいる同僚や先輩たちを、もう一度、よ~く見回してみてください。

キャリアアップを果たしたり結婚出産後の不安を乗り越えてきた先輩女性や、応援しようとしている男性が、山形にも、実はたくさんいるはずです。

 

それでもやっぱり、モヤモヤするなら、わたしたちと一緒に、探してみましょう。

働く女性のためのコミュニティ『キャリ女ラボ』では、メンバーを募集しています。

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