自然との関わり方、人と地球の健康、そして地域に根ざした食文化、未来に向けた仕組みづくり

山形県天童市を拠点に、『人と地球の健康を。プラネタリーヘルスな食と農の仕組みをつくる。』(※)をミッションに掲げる株式会社いにしえで活動するインターン(学生・社会人)を募集します。

※プラネタリーヘルスとは、地球環境に多大な影響を及ぼしている人間の政治経済、社会システムに向き合い、人と地球環境の密接な関係に注目することで、人間と地球の健康のバランスが取れた公平な社会を目指すこと。

まずは有償インターンシップで、株式会社いにしえの日常業務を体験しながら、理念や働く人を感じてみませんか?

 

「自然環境」と「人間社会」をより近づけて、社会の仕組みにしたい

株式会社いにしえは、2021年設立のベンチャー企業。

パンや味噌などの食品、お酒等をつくり、通販サイトや実店舗で販売することで、資本主義の中で人や自然・生物が犠牲になるのではなく、「環境」と「人間」、両方に良い選択をしていける「仕組み」を作ることを目指しています。

現在は、通販サイトや実店舗で販売する準備中の段階です。

 

あらゆる生き物と共生する農業の仕組みを実現したい。

株式会社いにしえ 代表取締役 伊藤誠

2003年頃、私は仙台で会社勤めをしており、野生動物保護のボランティア活動にも積極的に参加していました。その中で、野性の傷病動物の治療と自然への帰還を支援する取り組みに関わっていました。

当時のNPO代表の武田修氏が、農家から「そんな動物を殺してしまえ」と言われたという話を聞き、その考え方に憤りを感じ、農業の在り方に疑問を抱くようになりました。
農作物を荒らしてしまう動物を「害獣」、鳥を「害鳥」、虫を「害虫」と呼び、あらゆる生き物を敵視している、私にはそう思えました。

農家の気持ちを考えると、農作物の被害は生活に直結する問題ですので、排除すると言う考え方は致し方ないと思うのですが、「他の生きものたちを排除して自分たちの糧を得る」というやり方に違和感を覚え、「命を大切にすることが美味しい作物を育てることにつながる」そんな農業にかえられないだろうかという思いが生まれました。
そこから、『あらゆる生き物と共存する農業の仕組みを創る』という明確な理念が確立し、私の農業への道が始まりました。

これまで、一般的な栽培の大規模果樹園で研修と従事、その後青森県弘前市で自然栽培の野菜と果樹の研修を受け、自身の圃場で自然栽培のぶどう・りんご・ももを生産してきました。

自然栽培、有機栽培、自然農法、炭素循環農法など、栽培方法や呼び方は様々ですが、これらに取り組む人々の多くは、人と地球の健康、環境改善などの共通した目的を持っているように思います。そして、現代の農業を憂い、次世代のために行動し、自ら進んでリスクを背負って取り組むという覚悟が感じられます。

農法の違いを超えた目的の一致による連携は、地球環境、食文化、健康社会に前向きなインパクトを与えるものと考え、株式会社いにしえはそれに取り組みます。

 

 

協働する仲間の農家を増やす取り組み

この大きな仕組みを作り上げていくため、全国の自然栽培などの生産者とつながり協働していくために、勉強会を開催しています(こちらのFacebookページで、イベント情報が見れます)。

自然栽培などは、収穫量が一般栽培より3〜4割減ると言われています。

成果をあげるために何年もかかる部分もありますが、ビジョンを実現するために一緒に取り組んでいく仲間を増やしていきたいと思っています。

 

 

受け入れ企業からのメッセージ

株式会社いにしえ 久保田 美理

私は幼い頃の自然体験、また家族で囲んで食べるご飯が大好きで、いつか星の綺麗な田舎で美味しいご飯が食べたいと思い、それが実現できるかなという安易な気持ちで農学部に進学しました。

大学進学後、自然栽培に取り組む農家さんと出会い、援農やマーケットのボランティアなどを経験させていただく中で、農業という生業と農家さんの姿勢に魅了され、いつかこの産業とそこに関わる人の役に立つ仕事がしたいと考えるようになりました。

しかしながら、就職活動をする時期に差し掛かり、自然栽培に関わる仕事を調べてみても、自分がやりたいこととは少し違う業態が多いという壁にぶつかりました。そのため、新卒では自然栽培に関する仕事を探すことを諦め、別の業界の会社に入社しました。

その後、いにしえが運営していたイベントを通じて代表の伊藤に出会い、自然栽培という市場を盛り上げること、それと同時に農家さんの栽培技術向上に取り組むという考えに共感し、2023年1月より入社しました。

現在は農学部で学んだ知識や、農家さんとの関わり、自然や食への想いを活かし、「理念推進室」と「いにしえLabo」という部門を担当させていただいております。ベンチャー企業だからこそ、大学で得た知識や農家さんへの想いをダイレクトに業務に活かせることがやりがいしかなく、楽しくてしょうがないです(笑)。代表はじめ、諸先輩方の仕事への姿勢や考えなど、有料級の情報を間近で学べる、充実した毎日を過ごすことができています。

また、私は関東地方の出身で、山形県にはこれまで縁がなく、いにしえへの就職を期に初めて訪れました。始めは馴染みのない土地での生活に不安がありましたが、今は一緒に働く地元の方の優しさや、山形県ならではの文化に日々驚きつつ非常に楽しく勤務しています。

 

募集要項

募集対象 大学3年生以上(院生含む)、社会人
活動期間 5日〜3ヶ月以上の長期も可能(連続する日程ではなく、週1程度の活動でも可・応相談)

※具体的な活動頻度は、都合も加味し調整します

活動時間 1日あたり6時間程度を想定(応相談)
職種 いにしえLABO(商品ブランディング・生産技術)
活動場所 山形県天童市(場合によってはオンライン)

株式会社いにしえ 〒994-0014 山形県天童市糠塚2丁目3-11 TEL 023-616-7555

活動支援金 あり
活動内容 株式会社いにしえLABOメンバーとして、理念を日々の業務に落とし込んでいくための動きに取り組んで頂きます。

◎いにしえLABOでは、例えばこんな動きをしています。

(商品ブランディング系の場合)

    • どんな材料を使って商品を作るか
    • その商品を食べることでどんな影響があるかを調べる
    • 商品にどんなメッセージ性があると良いか、どう伝えていくかを考える

 

(生産技術の場合)

  • 土壌分析(研究機関になどを依頼)をして、どんな微生物がいるか調べる
  • 調査結果を、農家さんの技術の向上に活かしてもらうために情報提供を行う
  • 取引先となる農家さんと出会うための視察、自然栽培などに関する勉強会

 

◎あなたの興味・関心と、私たちの業務内容をすり合わせて、具体的な活動内容を決めていきます。インターン活動のアウトプットとして、下記の内容を行って頂く可能性もあります。

  • 弊社のWebサイトにて事業に関わること、かつ自分の強みや興味があることを記事にし、「インターン生コラム」として発信。
  • いにしえLABOの業務を体験しつつ、最終的には「こんな知識面白いかも?」といったテーマを設定し、社員に向けて勉強会を開催。
  • イベントの企画・進行管理やそれらに付随する業務
  • 提案資料やマニュアル等の各種資料作成業務

 

◎「課題を見つけ、仮説を立て、実行する」ということを繰り返して、一緒に考えて一緒に行動していきましょう!

本業(仕事や勉強)などがある方は、両立できるよう活動時間などを調整します。

期待する成果
  • 「地球に負荷にかけない暮らし」を実現できることを社会に広める
得られる経験
  • 食、健康、環境、自然、文化など、自分の「好き」「ワクワク」を仕事として取り組む
  • 都会とは異なる山形(地方)の仕事の規模感・進め方・醍醐味などを体感できる。
対象となる人
  • 自然栽培、有機農業、自然農などに関心がある方
  • 地球に負荷にかけない暮らしに関心がある方

 

※県外在住で山形に全くゆかりのない方、歓迎します。

活動条件 ・天童市の事務所に来れる方
活動までの流れ (STEP1)下記のフォームからご入力ください。

(STEP2)インターンの時間をお互いに有意義なものにするため、応募後ZOOMにて会社説明会・面談を行いたいます。(その後メールにて合否をお送りし、合格された場合、インターンへご参加いただく流れとなります。)

(STEP3)いにしえLABOアシスタントとして日々の業務に伴走します。

 

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