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  • 【あなたにとって最上の暮らしとは?】創業155年の銃砲火薬店を継いだ小野護さんが語る地域に必要なモノとは。 山形仕事図鑑#131

こんにちは!最上のくらし舎です。
はじめに、このページをご覧いただきありがとうございます!

1人1人の最上(さいじょう)の暮らしを広げたく、山形県最上地域にある新庄市にて”一般社団法人 最上のくらし舎”を立ち上げ、古民家をリフォームし、喫茶と間貸「万場町 のくらし」を運営しています。

最上のくらし舎には、『モグラー』という山形県の新庄・最上地域を拠点に活動を行っているチームがあります。
一人一人の魅力を最大限引き出しながら地域の課題を解決することを目標としています。

『モグラー』は、”一般社団法人 最上のくらし舎”の賛助会員の呼称です。
「一人ひとりが欲しい未来を創る。それが最上のくらし方」だと考えています。

2018 年に設立して以来、空き家や空き店舗の再活用、飲食や観光など様々な事業、イベントやワークショップの企画などを展開し、地域の皆さんと協力しながら持続可能なまちづくりに取り組んできました。

モグラ(土竜)が自分のくらしを掘っていくように、「最上のくらし」を掘り進め、わくわくするイベントを企画したり、活動を応援したり、一緒に楽しい暮らしを生み出して、その結果、”最上(さいじょう)のくらし”を広げていこうと考えています。

 

あなたにとっての最上(さいじょう)の暮らしとは

さて、ここで1つ読者の方にお聞きしたいことがあります。

「あなたにとっての最上(さいじょう)の暮らしとは何でしょうか。」

いい車に乗って、豪邸に住んで、毎日美味しいものを食べる生活でしょうか。

または、自分のやりたいことに真っ直ぐ進める環境、日々の安定した何気ない日常こそが自分にとっての最上の暮らしだと考える方もいるかもしれません。

最上の暮らし舎では、自分なりの最上(さいじょう)の暮らしを模索する『モグラー』(賛助会員)をサポートしています。

多様な考え方がある中で、この新庄最上で自分なりの暮らし方を求めて、モグラのように掘っていき追究している方々にインタビューをしてみました。

この記事を通して、自分の日々の暮らしについて、新庄最上の暮らしについて考えるきっかけになっていただけると嬉しいです。

 

今回の山形で働く人(最上のくらし舎・モグラー)

小野護(おの まもる)さん

最上のくらし舎・モグラーインタビュー 小野護さん

新庄市万場町に拠点を構える小野銃砲火薬店を実店舗(家族4人で経営)とECの2つの販路でビジネスを展開している。舟形町で銃の射撃場で銃弾の販売、業務委託等で火薬の保管配達、火薬庫の運営なども行なっている。前職では新庄信用金庫に就職をしており、金融の知識も豊富。

銃や火薬に関してものすごい量の知識や経験をお持ちです。

 

話を聞いた人

阿部拳太(最上の暮らし舎インターン生)

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 3 年生。山形県新庄市を拠点とした起業を行う予定。新庄最上の活動家・実業家の方々のインタビュー記事を通して、魅力発信を行なっています。

この記事を通して、自分自身の学びになることや読者の方々が何か一緒にやってみたい!と感じていただけると嬉しいです!

私の SNS もフォローお願いいたします!!→@emc__1abekenta

 

小野さんが現在の職業に就いた理由とは?

小野さんは、高校卒業後に東京の専門学校に入学し、卒業後はキャノン系メーカー会社に就職しました。

その後、アマノ(株)に転職をしました。そこから新庄信用金庫に再度転職をしたことがきっかけで、新庄に戻り、家業である銃砲火薬店を継がれたそうです。

最上のくらし舎・モグラーインタビュー 小野護さん2

小野さんの銃砲火薬店は、創業155年の歴史があり、銃砲火薬店になるまでには写真屋を経由するなど、紆余曲折あったとお話をいただきました。

そこで、自分の代で長い歴史を終わらせるわけにはいかないと感じ、自身で率先して家の経営を行ったそうです。ですが、最初の頃は、ファイナンス面や販路などもっと拡大していかなければ店の存続は厳しかったようで、WEBサイトの制作や販路拡大のためにたくさんの銃砲県系のコミュニティに積極的に参加されたそうです。

 

銃火薬店を営むお仕事で大変だったこと、嬉しかったこと。

小野さんは現在の職業に就いてみて、最も大変だったことは1番大変だったことは家業を継いで知識がゼロから始めていったことだそす。

もともと銃や火薬に関して興味がなかったそうですが、生業にし、手にとって触れる時間が増えていくごとに趣味になっていったそうです。ですが、職業にしている以上、四六時中趣味と触れていることになるので、やめたくてもやめられないジレンマに陥ることがあるそうです。また、専門的に銃の知識を養うためにも強制的に銃に触れる機会を設けなければいけないのは本当に辛かったと語っていただきました。(笑)

新庄市・小野護 3

ですが、それ以上に今の職業をしていて楽しいこともあるそうです。

それは、たくさんの地域の方々が訪問してくれることです。銃を専門的かつ1本の柱でやっているお店は年々減少している中で、小野さんのお店は非常に珍しいそうです。

そのため、他の店舗では治せなかった箇所を直すことができた時に、お客さんから感謝されるととてもやりがいに感じると語りました。銃業界では、一つのものを長く大切に使用するため、その方にとっては唯一無二の存在なので、そのような大切にされているものを今後も長く使ってもらうためにも小野さんの修理の技術は欠かせない存在なのではないでしょうか。

 

小野さんが描きたい新庄市の未来

小野さんは、新庄は新庄なりの良さを前面にアピールし、その良さを今後も継続していきたいと語りました。

東京には東京の良さがありますが、ただ東京の後追いをするのではなく、地域には地域の良さと価値があるので、そこを市民が忘れないようにし、誇りを持っていく社会にしたいそうです。最近では、チェーン店やFC店が増えており、全国どこに行っても同じような店、同じモノを消費している傾向があります。そうではなく、地域の伝統的な料理や場所、雰囲気をもっと大切にし、それらを守っていく働きかけをすることで街の色を保持できるだと、小野さんの言葉を通じて感じました。

今回の小野さんのお話を通して、地域の色について考える大きなきっかけになりました。

小野銃砲火薬店ホームページリンクはこちらから↓↓

小野銃砲火薬店

 https://onogun.jp

 

ここまでお読みいただいた読者の方々へのメッセージ

「ここまでお読みいただき、ありがとうございます。私は過去に東京に住んでいたこともあり、当時は田舎に対する劣等感もありました。ですが、田舎の良さ、特色に気づくことができたおかげで、今の地域をもっと好きになれたと思います。今の若い人は、どんどん外の社会に出て、たくさん経験をし、地元に還元してほしい。そして、若い人中心で新しいこれからの新庄を作っていきましょう!」と語っていただきました。

 

この小野さんの言葉から、若い人も積極的に外の社会に進出し、自分の道をどんどん追求していってほしい。そして、将来的には、もう一度新庄に戻りたいと思ってもらえるような地域作りにしていきたいという気持ちを感じました。最上の暮らしはとても楽しいので、皆さんでもっと盛り上げていきましょう!!

★最上のくらしを掘り続ける仲間「モグラー」、随時募集しています。

https://community.camp-fire.jp/projects/view/340636

(最上の暮らし舎のこの他の活動)

【あなたにとって最上の暮らしとは?】東京からUターンし新庄もがみを福祉で支える鈴木直さん #山形仕事図鑑#130

【あったかい町】新庄市万場町にて開催されたよろず市の様子をお届け

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この記事を書いた人

最上の くらし舎

新庄市を拠点に「最上(さいじょう)の暮らし」をするきっかけを提供している一般社団法人。

新庄市万場町で「のくらし(喫茶・イベント・貸し...

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